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第13話 ほんとだよ…??




今、俺の目の前には色とりどりの世界が広がっている……!!


ごめん。これだけじゃ何言ってるかわからないね。


あれから、10日ほどしてやっとの事で王都イースに到着した。


地図が簡易すぎてどっかで方角を間違えたみたいで、なんか思ったより時間がかかってしまった。


能力の確認ができたからいいけどさ!


さすが王都!というわけで人がうじゃうじゃいた。そして今、目の前はレインボーだ。


だからどういうことかって?


魔力だよ!魔力視の魔眼を使っていると、魔力が色付きで見える。これは人それぞれ違うらしくて、すんだ青色とか、薄い黄色とか。


それに、魔力の量も光の強さや大きさで分かる。


というわけで、もう色がうるさいよ!って感じで目に入ってくる。


慣れたけど。


ブラブラとあてもなく歩いていると、ちらほら魔力が強い人を見かける。あのローブの感じからして魔法使いなのかな?それに、多分だけど魔力の色が澄み切ってる人は強い人なんだろう。


鑑定は人によっては見られてるって分かる人もいるみたいだから、強さを測るとき魔力が見えるのは便利だなぁ。



しばらく歩いていると、やっと冒険者ギルドについた。プレハの街のより明らかにでかいなー


入り口から入っていくと、色々と視線を感じる。


あれ?目立たない格好してるつもりなんだけどな。防具は鬼シリーズだけど、コートは着てないし武器も腰には無害な剣をさしてるし。


どうしようもないので、そのまま掲示板を見にいく。


おっ採集依頼あるじゃん!王都に来るまでに結構集めたし、すぐに達成できるね!


あとはなんか目ぼしいのはないかな〜と高ランクの方も探していると、後ろからおっさんがやってきた。


こ、これは!ついにテンプレか!?なんだかんだいってまだこの世界でテンプレな出来事にあってない気がする!


「おい、あんたみたいな嬢ちゃんがそんな高ランクの依頼を受けられるわけないだろ。どうだ?うちのクランに来ないか?ランク上げ手伝ってやるぜ?もちろんタダとは言わねぇけどなぁ。」


違わないけど違ったぁぁああ!!嬢ちゃんじゃねぇよ。なんでだよ…。えっ本当に女に見えるの?ショックだわ…


「すみません。お断りします。」

「はぁ?俺らみたいなBランクのクランがわざわざ誘ってやってんだから、ごちゃごちゃ言わずに入れよ。なあ。」


「でたよ。」「またあいつらか〜」「揉め事か?」


ふむ。こいついつもこんなことやってんのか?それにクランとかあるんだ。さて、どうしようか…と思っていたら、、


「ちょっと!度を越した勧誘はやめてくださいってこの前も言いましたよね!?いくら実績があるといってもギルドを敵に回したらタダじゃすみませんよ!!」


なんか青い髪のスラっと背の高い女の人が割り込んできた。俺のテンプレが遠のいていく…


「ちっ。へいへい気をつけてますよー。じゃあな嬢ちゃん。俺たちはクラン[ブリュート]だぜ。」


「いやー、困りますよねほんと。間に合ってよかったです。最近あんな感じで強引にクランに加入させられちゃう女性が多いんですよ。あっ私、受付のエリーっていいます!」

「ありがとうございます。俺はハヤトです。ちなみに男です。」


いや、分かってるよね?


「え?」

「え?」


「またまた〜こんな綺麗な銀色の髪と顔で男なんてありえませんよ〜」


灰色です。男です。


「いや、ほんとですってば。」

「冗談も選んでいいましょうね?」


あれー。通じてないぞー。


それから、裸になるわけにもいかず、何度も口で説明することとなった。


「分かりました、分かりました。そんなに男だって言い張りたいなら、そういうことにしておいてあげます!」


これ、絶対信じてないよね。


それにしてもどういうことだ?体が変化してるのかな?調べる必要がありそうだ。


「まあそれは、置いといて依頼を受けたいんですがいいですか?」

「どの依頼ですか?」


「それはこの採集の「やっと会えた……私の王子様……」ってなに?」


入り口から1人の女性がやってきた。


この人だれ?


厄介ごとの匂いしかしないんですが…




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