表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

生活モニュメント[4]

太陽

作者: 袋小路 めいろ

綺麗なまま

真っ白に燃えつきたら

素晴らしいのだろう

だけど

今の僕は

ボロボロの

真っ黒な

燃えカスにしかならない

近づいたのは

太陽だから

離れれば

凍える事は

わかっていたはずだった

わからないふりをして

何回やり過ごしたんだろう

もう限界だった




太陽が写していく

素晴らしい風景が

僕の固まった心を

抱いていて

その優しい色は

安らぎよりも

充実感をもたらした

生きてく意味があった




死に近づいてく僕等は

満たされなくては

生きていけない

無理矢理繋いだ

命の結果は

奇跡が無い限り

輝くことは無い

わかっていても

求めてしまうのは

僕がおかしいからですか




続く毎日に

明かりが無くなり

物理的光はあるけど

それは世界だけを照らしていて

いつしか

僕だけの太陽を探して

月ばかりを抱いて

クレーターだけが

増えてく月が

可哀想になった

それでも

太陽に敵うはずもなく

いつしか星を

抱きはじめて

虚しさだけが輝いて

僕も星になるんだと思った




月も星も

同等に輝いているのに

太陽の前では

ただの石ころで

それを大切にできる人は

そのうち幸せになれると思った

太陽に憧れた僕は

生と死の狭間の止まった人だ




死に近づいてく僕等は

満たされなくては

生きていけない

無理矢理繋いだ

命の結果は

奇跡が無い限り

輝くことは無い

わかっていても

求めてしまうのは

僕がおかしいからですか


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ