表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お前ちょっと魔王ぶっ倒してこい  作者: 猫面人
第一章 魔王オーディン編
7/30

四話 第七部隊

 マイケルの逞しい胸をソファから落とした。ゴトン!というすごい音がした。俺は気にしない。マイケルなら筋肉でどうにかなるだろうと思ってる。

 身体を起こすが、まだみんな眠っている。朝日が窓から入り込んできている。俺はなんとなく、刀の性能を試そうと思った。

 実験には壺を使った。インテリアとしてでかい壺が置いてあったのだ。俺は野太刀を抜いた。水平に持ち、壺に押し当てる。ゆっくり手に力を入れると、刀が何の抵抗もなく壺に浸透していった。ストン。斬れたはずのところは、言われてもそう見えないほど何も変わっていなかった。どこもかけてなどいなかった。切り口がピッタリとくっついている。すごい。

 さて、もう一方の太刀はどうだろうか。抜刀しても見た目は普通の刀だ。まあ、野太刀だって見た目は普通なんだ。でかいけど。また壺に太刀をつける。押す。さっき斬った切り口をズレる。あ、まずい。急いで戻す。この刀は野太刀みたいに斬れる訳じゃなさそうだ。でも魔法剣なんだよな。まあいいや。今は防御用にでも思っておこう。長刀は防御向きじゃない。完全に攻めの武器だ。どんな硬い物体だって抵抗無く切断できるのなら、間違いなく攻撃の面では最強な気がする。防御面は最悪だろう。うっかりガードでもしてしまうと相手の切れた剣が飛んでくる。

 野太刀の使いかたは攻めのみ。特に重装備の相手なんか良いんじゃ無かろうか。確実にガードする相手にはかなり強い。しかし避けられてしまうとこちらの不利だ。太刀の方は良く分からない。いたって普通の刀だ。とりあえず防御用。

 実験を終える頃には、もうみんな起きていた。

「おはよーう」

「おはようハル。良い朝だね」

「あーー」

「ロザリンド、おはよう。眠そうだね」

「いてて、なんか身体が痛いな」

「おうマイケル。床で寝ると痛いだろう?」


ガシャン!!


 突然窓が割れ、数人の男が侵入してきた。その中には昨日のナイフの男もいる。

「我が名はオルタス。王都防衛軍第七部隊隊長である。王都を守るため、貴様ら反逆者に鉄槌を下しにきた。覚悟せよ。反逆者に逃げ場など無い」

「なんだ?」

突然戦闘が始まった。

名前覚えられない辛い

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ