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SAN値直葬2

アイスクリームを食べつつ書いてます!!

チョコミント美味しい!!

でも、ストロベリーの方がもっと美味しい!!


チェリオ味のアイスとかないのかな?




 人が誰一人として寄り付かぬ場所。深い、深い森の中。霊峰富士に下に広がるその樹海は、富士の樹海と呼ばれ、人々に恐れられていた。

 入れば最後、決して出ては来れれぬ。化物が住んでいる。その昔、多くの人が死に、その悪霊が蠢いているなどなど、様々な不吉な噂が耐えぬ場所です。


 ですがまあ、実際は少しだけ違います。

 いえ、人間から見れば上記の通りの恐ろしい場所なのですが……。


「はい。旦那様、あーん」


「……。さすがに恥かしいんだが?」


「あーん」


「むぅ……。あーん」


 とまあ、なんとも形容しがたい異形な愛で満ち溢れているワケです。

 まさに化物と呼ぶに相応しい存在の横には、不釣合いなほど美人な女性が一人。

 もしも、化物の方が人間の男性の姿をしていれば、バカップルというに相応しく、全世界の男性たちからフルボッコにされたり、少し遠い目で見れたり、明らかに避けられたりしている事でしょう。


 灰色の長髪、紅い瞳、異常なまでに白い肌。これらの特徴を満ち合わせる美女は、いわゆるアルビノというヤツなのでしょうが、そういった雰囲気は一切ありません。

 そして、化物の口に持っていったのは……。なんと人間の頭部。美女は、人間の頭部を持ち、化物の口へと運んでいたのです。

 おそらく、人間から剥ぎ取ってであろう豪華な着物は血で汚れ、かなり不気味な風貌となっていました。


「美味しいですか? 旦那様が私の中で寝ている間、この樹海に迷い込んだ人間の子供なんですよ。もしかしたら、捜索する為に何人か大人の人間が入ってくるかも知れませんし、皮を剥いで、日干しにして乾燥させれば、保存食を作れるかもしれません」


「そうか…。俺はそういった器用な事は出来ないからな。お前には迷惑を掛ける」


 化物は、人間の上半身と思われる部分の胴体と腕を引き千切りながら、本当に申し訳なさそうに美女に言います。

 美女はそんな化物の胸板にすがり、呟きました。


「迷惑だなんて。私は旦那様とこうして一緒に居られれば良いのです。ただ、そうですね。我侭を言っても良いのであれば、旦那様の子が欲しいです」


「ふむ。異種交配となる故、今考えれば何が生まれてくるかも分からない」


「旦那様と私の子ですもの、何が生まれてきても可愛らしいに決まっています。それに、私たちは一種類にして一つの種。旦那様と一緒なので寂しくはありませんが、それでも人間の心を多く残す私には、少し……。人間の親子を見かけると少し羨ましく思ってしまいます」


 そんな親子すらも喰らう口からは、とても化物に寄り添う美女という感じの言葉とは思えない内容の台詞が出る。

 この美女…。しちにとっては、人間は餌でしかないが、元々自分も人間であった為、親子というのは羨ましく映るのだろう。


「旦那様は、私と一緒に居る事は望んでくれても。私との間に子を生す事は望んではくれないのですか?」


 しちは、化物を少し湿った瞳で見つめる。

 その表情に、化物…。セプテムは怯み。表情こそ分からないが、なんとも情けない声を漏らす。


「いや、お前が望むならば構わない。ただな、俺はお前と違って人間の感情を多く有しているワケではない。俺の中には子すらも喰らう獣の因子すら混ざっている。しち、俺はな…。お前との子を喰らってしまう可能性を恐れ――」


「恐れる必要はありません。私は旦那様を…。セプテム様を信じておりますもの。ね。ほら…。抱いてください」


 美女、しちは纏っていた血塗られた着物をユックリと脱ぎ捨て、生まれた時の姿となり化物に向かって両手を広げました。

 化物、セプテムはそんなしちの姿を見て、少しだか固まったようでしたが、その長い両腕でしちを包み込むように覆い隠すと、下半身と形容するには歪な、沼の様なモノで自身としちを包み込んでしまいます。


 ここは樹海で最も深い場所。

 ソコには、7の名を持つ2匹にして1匹の化物しか住んでいません。

 他の生き物はなく、ただただ植物が生い茂り、木々が化物たちを見守るだけ……。


-数時間後-


 なにやらスッキリしたような表情をしたしちと少し疲れた様な雰囲気を漂わせているセプテムが樹海でノンビリとしている。


「ねえ、旦那様。この樹海の近くに村が出来たみたいなんです。どうですか? 少しその村を周りの村や脅威から守ってみては」


「人間の村を守る? なぜだ?」


「餌を増やすためですよ。妖怪の数は多いですが、旦那様の御口には合いませんでしたしね。妖怪も人間を食べてしまいますし、このままでは餌は減る一方です。ならば、私と旦那様で人間を守り、生贄として捧げてもらえば良いのではないかと考えたのです。そうすれば、最低限の食料は確保できますし、旦那様の守る村に他の人間が侵略行為を行えば、守るという大義名分を得る事が出来ますしね。うまく行けば村人から神として崇めてもらう事で、神性を得られる可能性もあります」


 こうしてしちセプテムは、樹海近くに村を作る事にしました。

 最初はしちが樹海に迷った人々を救い村に住まわせ、セプテムが村の周囲を影で固め守り、妖怪の脅威から村を守る事で村を発展させて行きます。


 すべては自らの餌を確保する為に…。

 人間が牧場を作るように…。

 人間が豚や牛を育て喰らうように……。





次回は、化物による化物のための人間牧場です。

牧場物語シリーズみたいに化物が人間牧場を作ってゆきます。


あと、敵対人間を捕食したり、敵対する妖怪を乗っ取ったり、下僕にしたりします。

うーん。

あと、18禁みたいなのって書いても良いのかな?

七と七の触手プレイみたいなのを書いてみたいと思ってしまう今日この頃!!


という事で、今回はおしまーい。



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