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王家の谷に残る未発見王墓 ④

王家の谷にあるトトメス2世の王墓を見つける、というか、その位置を推測すると言っても、当然それにふさわしい根拠がなくてはならない。

ということで、まずはその位置がどのような場所であるべきかを考えてみよう。


第18王朝の王墓の特色。

簡単に言ってしまえば、ふたつ。


そのひとつは、王家の谷を囲む崖を穿ってつくられている。

この法則が守られていないのはツタンカーメン王墓とホルエムヘブ王墓。

正確にはアクエンアテンが埋葬された墓もあるので三基。


ふたつ目は、王家の谷は鉄砲水による浸食でできた多くの小さな谷で構成されているのだが、王墓がつくられたその小さな谷はその王の聖域とされ、他の王は王墓をつくらない。

例外になりそうな第20号墓はトトメス1世とハトシェプスト女王の共同墓。

その第20号墓に非常に近い位置にあるトトメス4世王墓である第43号墓も谷は別である。

ここでも例外となりそうなのが前述したツタンカーメン王墓などの三基。

まあ、ホルエムヘブ王墓はギリギリ合格といえるが。


それから、もうひとつ、第18王朝独特の法則がある。

方向の規則性。

トトメス1世王墓から時計周りに王墓はつくられている。

これは単なる偶然と言えなくもないし、トトメス4世でその法則は崩れ、アメンヘテプ3世で完全崩壊しているが、少なくてもアメンヘテプ2世まではそのように王墓はつくられているので、今回はこの基準を利用することにする。


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