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エッセイアラカルト

サカサマカラス

作者: 降井田むさし

コウモリか?


そう思ったのに、違ったのは、初めてかもしれない。


コウモリじゃない?


そう思ったのは、大きすぎたから。


あんな大きなコウモリ、街中にいない。


それに、午前中の電線に、ぶら下がっている訳ない。


黒っぽい、ぶら下がる生き物。


それだけで、コウモリと決めつけてしまった。


決めつけはよくない。


先入観はよくない。



おとなしそうな人が、パリピの毒舌さんだったことがある。


だから、先入観はよくない。


先入観はよくない。





そのコウモリみたいなやつ。


電線に、ぶら下がっていた生き物。


それがなんなのか、気になるだろう。


声をからすくらい、『なんなのーっ?』って、みんな叫んでいたことだろう。


これからすぐに、発表する。


だから、待ってほしい。









それは。


カラスだ。


タイトルに書いちゃってる。


だから、ご存知だっただろう。



誰かに呼ばれてると思ったら、カラスの鳴き声だった。


人の声だと思ったら、カラスだったことはある。


ただ、コウモリだと思ったら、カラスだったのは、初めてだ。





自転車で、野菜直売所に行く途中のことだ。


隣町的なところでの、出来事だ。


電線にぶら下がるカラス。


休んでいるのか。


遊んでいるのか。


分からない。


まあ、どちらでもいいが。



横にならず、正座うずくまりで寝る人。


そんな人を、知ってるから。


ぶら下がりカラスも、その部類だろう。





特に、面白いことは書けなかった。


エッセイの題材は、十分だったのに。


あまり、活かしきれなかった。


次はもっと、活かしたいものだ。



今回は、目の前にぶら下がっていた手応えを、掴めなかった。


次回は、掴むぞ。


次回は、話の芽を枯らすことのないようにするぞ。



あのカラスみたいに、自由に書くぞ。


カラスみたいにするぞ。


エイエイオー!


カーカーカー!

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