表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【合計100万PV感謝!】現実は難しいので、VTuberはじめました! 〜陰キャから抜け出すために始めた配信活動だったけど、有名配信者たちからの人気がすごいです〜  作者: もかの
2章.5節:コラボ配信

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

79/90

第71話.コラボ配信 2

「おっ、やっときましたね! 本日はコラボ、よろしくお願いします!」

「──……ども、みずなの父です」




:は? 父親?

:なんでだよ

:みずなは?




「……みずなは今、家に帰ってきてません。帰ってきてから通話しようかと思ってたんですが、さっきの口ぶり……零さんがなにかしたんですか?」

「さぁ? どうでしょうね」

「……」




:罪を裁くってことは、零くんvsみずなの配信ってことか

:配信内でするとは悪質なw

:でも、なんでみずな本人がいないことと関係するんだ?




「それに零さん、わたしの罪を裁くとはどういうことですか? わたしは何もしていませんよ?」

「あはは。あんなに自分の娘を脅して配信させてたのに、どの口が言ってるんですか?」

「……ッ!」




:え、脅して?

:みずなは無理やりさせられてたってことか?

:新情報すぎるんだが……

:零くんはどうやって知ったんだよ

:証拠がないとさすがに信じられんな……




「そうですよ。どこにそんな証拠があって言ってるんですか?」

「うーん、証拠、ですか〜……」

「その反応、やっぱり証拠なんてないんですか。嘘で相手の印象を下げるのはよくないですね」

「いやいや、《《証拠しかなくて》》困ってるんですよ。どれから公開しますか?」

「……は……?」

「ま、とりあえずご主人様の疑問から答えていきましょうか。知った経緯、というか、これで知らせてくれたんですよね」


 そう言って、僕は例のDMのシーンを切り抜いたものを画面にだす。


「……あぁ、ありましたね。それで、これがどうかしたんですか?」

「やっぱり気づきませんか。お酒が大好きらしいので、今日ももう飲んだんでしょうね。ですが、飲み過ぎは注意ですよ。これみたいなことになりますからね? ほら、コメントも気づいてますよ」




:クッソ雑な縦読みじゃねえかwww

:これ気づかないのはさすがに馬鹿じゃね?www

:だけど、この雑さが逆に信憑性を増してるな




「縦読み……? ……ッ!」

「おっとわかりやすく動揺しましたね。みずなにもうこんな元気はないと思ってたんですか?」

「……子供は嘘をつくのが好きですからね。気の迷いですよ」

「まぁそう思いますよね。僕もそうでしたから。もし、みずなとこっちの世界で会えなければ、あなたの勝ちでしたしね」

「は……? 会ったのか……?」

「あれ、もう平常心を失ってきてますね。そうですよ。じゃないと、次の証拠は手に入れられませんでしたから」


 そう言って、僕は例の音声ファイルを準備する。












評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
▽▽▽カクヨムで大人気の現代ファンタジー! よければこちらも読んでみて下さい!▽▽▽
【「」80万PV】自宅が最難関ダンジョンの隠し部屋になった件〜隠し部屋で最低限学んだスキルは、どうやら地上では強すぎるらしい〜
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ