第5話・3 (閑話)新世界にて
最初の閑話です。
カスミ達の知らない所での話になるので、迷いもありました。
でも、出した方が話の理解が深まると思って、設定の中の小話から閑話として出しました。
私は、今この瞬間に生まれた。
異界の神【・・・・・・・・・・・】によって。
彼のお方は世界樹様の頼みを共として引き受けてくださった。
感謝も恨みも全て過去の事、今この瞬間に生まれた私には未来しかない。
大神カスミよカスミ・ヴァン・シルフィードよ共に生きていこう。
世界樹の世界よりカスミ・ヴァン・シルフィード、彼のお方の世界より大神カスミ。
二人は今、私に成った。
世界樹の世界でも、彼のお方の世界でも無い、この名も無い世界で成った。
ここは彼のお方がこの名も無い世界に作られた神域。
6人の輪の中に私も立っている。
彼のお方が6人を覚醒させる。
大神カスミが起きたようだ、しかしカスミ・ヴァン・シルフィードの使命感が大神カスミを押しやって意識をカスミ・ヴァン・シルフィードにする。
私以外の5人は何処から来たのだろう、彼のお方の世界と似ている様で違う。
技能と知識を教える方法にこの様なやり方があるのか。
儀式よりも機械的だな、選択させるのか。
選択の範囲を限定し、彼ら自身に進む先の選択を選ばせる。
彼のお方がこの様な促成方法をするのには何かお考えがあるのだろう。
大神カスミがカスミ・ヴァン・シルフィードを押さえて5人組に何か言っている。
そうか、魅了を選択した者がいたのか、可能性は小さかったのにわざわざ選んだのか。
魅了は、魅了された者の心を壊す鬼畜のスキル、魅了する方まで心が歪むのに、哀れな人達だけど私には今は何も出来ない。
神格を持つ私に魅了は効かない。
しかし、大神カスミ幼くても毅然としたその姿、彼のお方が愛でるのはこの心の在り方なのか。
あはは、カスミ・ヴァン・シルフィードが大神カスミの心の隙をついて権能を行使したな。
そろそろ過去の記憶は忘却の彼方へ、今生まれた私だけに成ろう。
閑話は、お話のカスミが知らない、この世界で起こっている出来事を出していきます。
まだまだ続きます。




