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魔術師、異世界をソロで往く 帝国編  作者: 迷子のハッチ
第4章 セルボネ市で暗躍
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第33話・6 暗躍ー4

暗躍その4です。

 北の頭への暗躍 肺病薬作成


 北の頭候補筆頭の副頭のギディーは娘が肺病に掛かって長患いしているそうだ。


 北の闇ギルドは海への港の権益を握っているセルボネ市の闇ギルドでも一つ抜きんでた存在だった。

 しかし、これまでセルボネ市の闇ギルドを牛耳って来た北の頭は死んだ。


 混乱の中で、西の沖仲仕の頭が北の港の沖仲仕を支配することに成り、北は密輸と船員の斡旋が主な稼ぎになっていた。


 セルボネ市の闇ギルド間の力を相対的に落とした北は次期頭を全市に組織を持つスリギルドか盗賊ギルドの頭に北の頭をしないか打診した。


 盗賊ギルドは頭が暗殺され継いだ頭はスリギルドの下に着いた。

 スリギルドは南の頭へ就任しようとしているため断られた。

 全市ではないがそれに次ぐ組織の西と北の沖仲仕の頭は西の頭になりそうだった。

 セルボネ市の評議会と昵懇の歓楽街の頭は東の頭になりそうだった。


 結局北のギルドを継ぐのは副頭だったギディーしかいなかった。


 だがギディーは北の頭になりたく無かった、ギディーは娘のマティアンが肺の病に罹り

1日中ベットの周りでしか暮らせない事に悩んでいたのだ。


 早く今の仕事を辞めて娘だけに係わるようになりたかった。

 しかし、闇ギルドに入ったからには抜ける事は死ぬことだった。


 娘とその母もギディーとは表向き関係の無い立場だった。

 生活費は娘の母に纏まった金額を渡してあり問題無く暮らしていける様にしてあった。


 ただただ娘の病をどうにかしたいだけだったのだ。

 そのためギディーはある怪しい商人と取引をした。


 商人ノーフェスの後ろ盾になるため北の頭を引き受ける、面倒もちゃんと見る。

 その代わり娘の病を完治させる。


 こんな取引を商人ノーフェスと取り交わし、商人ノーフェスの後ろ盾になる事になった。

 取引は無事終わり、ギディーは肺の病を完治させる魔法薬を手に入れた。


 魔法薬のお陰で娘は病から完治したが、何しろ長年の患いで体が弱っていてベッドから出れるのは僅かな時間だけだった。


 北の頭ギディーは又ノーフェスと取引した。

 前回は北の頭を引き受けるのが取引の条件だった。

 今度は、密輸などで得た情報を全てノーフェスに知らせると言うのが条件だった。

 今回も全て条件をのんだギディーだった。


 暗躍後の暗躍でノーフェス(ナミ)は回復ポーション(再生薬入り)をカスミに作って貰った。


暗躍のお話の中で一番好きですね。

会話が無いのはお話が終わり、その後のナレーション的な演出のための仕様です。

終わりよければ全て良し、でした。

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