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魔術師、異世界をソロで往く 帝国編  作者: 迷子のハッチ
第4章 セルボネ市で暗躍
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第33話・3 暗躍ー1

暗躍その1です。

 東の頭候補への暗躍 媚薬の作成と家庭円満


 ナミの潜入調査で東の頭候補の一人歓楽街を纏める頭のカルマネスが悩みを抱えているのが分かった。

 その悩みとは、妓楼の美奴アルテミナに入れ込んで身請けしてしまい、一緒に住むことになった妻が自分をほったらかしにしていると彼を責める。

 と言うか妻も元は妓楼の美奴ヴェルニカとして持て囃されたこともある人でカルマネスがぞっこん惚れ込んで大金を積んで身請けした経緯がある。


 早い話、アルテミナも引き取り美人妻二人とイチャイチャして過ごしたいと思っているが体力も気力も無くなったのでどうにかしたいと悩んでいると言うバカバカしいお話。


 レタの指示でカルマネスに接触したナミはある媚薬を怪しい商人として提供しましょうと申し出ているところ。


 夜、カルマネスが塒にしている妓楼パピヨンの一室で、ナミ扮する闇の商人ノーフェスが歓楽街の頭カルマネスに1ビンの媚薬の入った薬瓶を渡していた。

 「おい、ノーフェスこれが効かないなら、お前にはこの場所に居場所は無いものと思っとけよ。」

 カルマネスが信じられないが、信じたいと言った様子で薬瓶をねめつける。


 「良く効きますよ、当代随一の薬師が作った物ですからね」

 「効果は折り紙付きですよ。ご納得いただけたら、例の話よろしくお願いしますね」

 ニタニタと怪しい笑顔で効き目を保証する。


 薬瓶を掴み上げながら商人に聞く。

 「これを酒に1滴入れて飲ませればいいんだな、後は効いてきたら体に塗ってやれば効果が倍増するのだな。」


 「ハイ、その通りで御在いますよ」とノーフェス。


 ソワソワしながらカルマネスは薬瓶を掴んで中の液体を揺らす。

 「分かった、今日試してみる、明日又この時間に来な。話はその時にな。」


 その次の日。


 「如何でしたか、お気に召したでしょう」

 と夜にカルマネスの塒に再度尋ねた商人のノーフェスが、カルマネスの顔を見ると言った。


 「ああ、気に入ったぞ、美女二人の痴態、たっぷり楽しませて貰った。」

 「俺も久しぶりにたっぷり楽しんだぜ。」

 いかにも充実したと見える様子で、カルマネスが言う。


 それを受けて、ノーフェスは薬の効能を説明する。

 「奥様二人共、朝までぐっすり眠れて、ムフフな夢で大満足、朝の目覚めもバッチリ」

 「貴方もご満足の様子、さらにぐっすり寝れて、大満足ですね」

 「この媚薬はぐっすり寝れてしかも不満を解消する夢を見させる魔法薬ですから」


 「おう、ありがとな、今後もたのむぜ。」


 「はい、ご使用は計画的にお願いします」


 と言う事で、カルマネスの全面的な後援を得る事が出来た、商人ノーフェスでした。


 この後は、カルマネスの東の頭就任へ向けて、ライバルを蹴落とす暗躍をするのでした。


暗躍はレタの指示でナミが動いています。

媚薬と出てますが、ただの睡眠薬です。

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