第31話・1 ダンジョン攻略を延期した理由(1)ー1
ダンジョンから引き揚げて、清算します。
今回はどのくらい儲かったのかな?
2日間作業に没頭した後、朝食後のお茶の時間に。
レタから食料が1日分(主に小麦、野菜は既に尽き現在乾燥野菜を使用中)しか残っていない事が報告されて慌てることに。
現在16階層の岩場、急げば今日中に出口にたどり着く計算よ。
(うまく行けば良いけど by大姉)
3人を急がせ帰還の準備をする。
帰りは最短距離を途中の障害物を排除しながら急ぐ事に。
今の時間は昼3時(午前8時)昼食用に蜂蜜を入れて焼いたパンケーキ3枚を各自が持って出発。
トイレに行くのは忘れていません。
装備の点検もダブルチェック(レタの発案 by妹)で。
外を確認して扉からいつもの順番で出ていく。
一番最初に出たナミが上への階段がある方向へ飛び出して行く。
2番手のアイが私とレタを待った後、ナミの行った方向へ長時間走る事を前提に意識して移動する。
途中レタがチョロチョロと周りを動き、ナミが倒したと思われる魔石を回収してる。
上りの階段までに、魔石5個、魔糸1束、狼の毛皮1枚。
ナミが階段前で待っていたので、「魔物の排除ご苦労でした」と労わる。
「ありがたき幸せ」と頭を下げて礼を取る。
ナミがそのまま階段へ向くと上がって行く。
(褒められて恥ずかしかったのかなぁ by妹)
置いて行かれては大変なので。
アイを先頭に私達も階段を上がる。
行き
魔石 10級 魔石46個
9級魔石33個
8級魔石86個
7級魔石9個
ドロップ品
魔糸10束10グラン(約7キロ)
蜂蜜8個8グラン(約5.6キロ)
キラーマンティスの鎌足3本
狼の毛皮(迷宮毛長灰色狼)1枚
帰り
魔石 10級 魔石17個
9級魔石24個
8級魔石47個
7級魔石5個
キラーマンティスの鎌足3本
魔糸4束
狼の毛皮(迷宮毛長灰色狼)1枚
途中何回か探索者とすれ違った。
声を掛け、迷宮の壁に右側通行の要領ですれ違えば問題無くすれ違えた。
(右側通行を思い出して良かったね by妹)
1階の人気の無い通路で神域の部屋への扉を出し、私以外は部屋で待機する。
私は換金物を袋に入れて(キラーマンティスの鎌足は束ねて担いだ)通路へ戻る。
ギルドのダンジョン出口の受付で入る時教えてもらった入ダンジョン帳に帰還予定日の後ろに帰還日と名前とギルド番号を書き込み受付にチェックしてもらう。
ダンジョンを出ると地面が濡れていた、雨でも降ったのだろう。
ダンジョン受付を出ると換金が待っている。
ドロップ品の受付は魔石が砦の3層の門の1つ出た場所に、その他が砦の真ん中の場所にある。
砦の門を1つ通り魔石の換金に行く。
受付は複数並んで有るので、比較的待たなくても良い。
今回も7級の魔石は神域の部屋で使うので換金しない。
10級の魔石63個、9級57個、8級133個。
10級が1個銅貨3枚、9級が1個銅貨12枚、8級が1個銅貨50枚。
10級で銅貨189枚、9級で銅貨684枚、8級で銅貨6650枚。
合計銅貨7523枚になり重すぎてギルドの受付に銀貨か金貨に両替(1割の両替税が掛かる)できると提案された。
私は8枚の袋を出して1袋1000枚に分けてもらい(1袋約8㎏)残り523枚を8枚目の袋に入れて、全てベルトポーチに入れると。
受付の女性が口をあんぐりと開けたまま固まってしまった。
固まった受付嬢をそのままにして、砦の中間の層へと門をくぐる。
ドロップ品の換金は銀貨なので早めに終わった。内容は。
狼の毛皮1枚銀貨3枚、キラーマンティスの鎌足1本が銀貨5枚、魔糸1束銀貨30枚。
狼の毛皮2枚で銀貨6枚、鎌足6本で銀貨30枚、魔糸14束で銀貨420枚。
合計銀貨456枚、1袋に入れて終了。
今回のダンジョン探索の収入銀貨456枚、銅貨7523枚以上。
最後の門を出る。
丁度門を出るタイミングで時を告げる鐘が鳴りだした。10回鳴ったので昼の10時(午後3時)。
(何だか時間が変じゃない?ダンジョン出るの夕方のつもりだったんだけど by妹)
(すっかり忘れてたよ、今春だからだんだん昼が長くなってるのさ by大姉)
(春って、まだ寒いよ by妹)
(4月、5月は春、6月から初夏で7,8は夏かな、で直ぐ秋9月,10月 でも10月の終わりぐらいはもう冬11,12,1,2,3月が冬 by小姉)
まだ暗くなるまでに時間が有るので、人気の無い場所を探す。
スリがすり寄ってくる。(駄洒落じゃ無いよ by妹)
聖域で撃退しつつ空間把握で探す。
近寄って来るスリ全てにガンを飛ばすと、人気の無い路地にゆっくり入っていく。
入り口の路地に水を凍らせた氷柱を出す、付けてくる者への警告だ。
結構な金額が手に入りました。
次はお買い物ですね。




