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魔術師、異世界をソロで往く 帝国編  作者: 迷子のハッチ
第4章 セルボネ市で暗躍
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第26話 僕(しもべ)作成

今回は3話投稿です。

次からも2話投稿はこの章が終わるまでします。

見直しなどをします。

 人型には出来ましたが、最終的に一般の大人程の大きさにする必要があります。

 私は女性なので、人形も女性の形にしか作ることが出来ないため。

 これから作る人型の人形、しもべは全て女性になります。


 最終的に私を入れて6人のクランを形成する予定ですが。

 先ず一人作って、明日ダンジョンで色々試してみましょう。


 二人のカスミ達の様な無意識に作った仮想人格は別格なので。


 私の並列思考内に統制を行う仮想人格を作る。

 これを中継指令官役(オペレータ機能)とし、その下に複数のしもべの人格になる仮想人格を設置。


 中継指令官役の名をレタと命名。

 「貴女に名を授けます。 レシータ・オーナ 愛称はレタと呼びます」


 レタの管理する記憶域に、全員が共有する記憶エリアを設け円滑なしもべの運用ができるようにする。


 次に実体型の最初のしもべを作成します。


 最初に外見を決めます。


 髪は肩の上で切りそろえた黒。

 目は切れ長で瞳は茶。

 耳はやや上に尖った型。

 鼻は高く少し鷲鼻。

 口は両端がやや下がり気味。


 身長は1m60cm、体重は50キロ前後。

 手足は筋肉のしっかり付いたバランスの取れた型。

 胸は大き目で胸から腰にかけて綺麗なラインをしている。


 上記を目標に神域の壁から材料を取り立て。

 錬金空間に最初の土人形と一緒にグニグニと練りこんで行く。

 目標の重さまで材料を取ると、形を整えていく。


 しもべの最も基礎的な部分である人体の様々な部位からくる感覚を統合し、独立した人格になる様にしもべの脳内に仮想人格を作る。


 仮想人格と私の並列思考内の仮想人格の両方を空間的に重ねる。

 すると双方に頑固な空間を超えた相関関係が出来る。

 こうすることで、両方の仮想人格が空間を超えて全き一人となる。


 仮想人格を通して出来上がりのイメージを人形と共有し、最終形を作り上げていく。


 一番最後に名づけを行う。

 人形を跪かせ、手を頭に載せて命名の祝詞を宣言します。


 「貴女に名を授けます。 アイリーン・オーナ 愛称はアイと呼びます」


 跪いていたアイがゆっくり立ち上がります。

 身長は予定より少し高い165cm程。

 顔は小づくりで黒い髪に切れ上がった目鼻立ちのキリっとした印象です。


 まだ何も身に着けていませんが、着飾らなくても分かるぐらいに、その身は力を感じさせつつ女性らしさに溢れた、美女と形容するしかない姿です。

 (初めましてアイちゃん by妹&by小姉&by大姉)


 「初めまして、ご主人様」アイが声を出して挨拶をしました。


 初めて聞いた声は女性らしい温かみのある声です。


 「私の事はカスミと呼ぶようになさい」


 「はい、カスミ様」ある程度の常識的な礼儀作法は設定通りのようです。


 『レタ、詳細なアイのチェックを行いなさい』初期不良個所を洗い出しておかないと思わない事態が起こりかねません。


 『はい、カスミ様』


 『返事だけで良い』頭の中だけでの会話ですので名前まで付ける必要はないでしょう。


 『はい』レタも順調に成長しています。


 レタの初期チェックがしばらくかかるので、先にアイの下着や服の作成を済ませてしまいましょう。


 錬金空間でコートを自作した時に作った魔鉱綿糸を再度大量に作っていきます。


 大量の糸から布を織っていきます。

 織ながら出来た布の部分に聖域を付与していきます。


 次に作る下着は基本白色に統一します。

 服は色々染める予定ですが、今日は作りません。

 今後作る予定のしもべ達だけでなく私の下着も作るからです。


 下着が結構な枚数出来たころ、レタのチェックが終わったようです。


 『チェックが終わりました』レタが脳内の画面にチェック表を表示してます。


 大量の修正と再チェックに再度の修正と果てしなく不具合の洗い出しをすることになりました。


 私が満足できるアイの最終形は人と同じ骨格や筋肉、内臓を模した物を作りその機能をエミュレートさせることで完成しました。


 物を見たり聞いたり、嗅いだりして喋ることは初めから出来ましたが、今は三半規管のバランス感覚や音、湿気、刺激などの皮膚感覚に痛覚まで人と同等以上に感じることが出来る様になりました。


 それに、食事をして、食べた物を味わい、消化吸収することや、毒や細菌などへの免疫機能まで実現できています。


 吸収する物は小腸や大腸に模した無数のマイクロ錬金炉で体に同化させますが血管やリンパ管様の管で体内の各部に分配され、不要となった物は腎臓に模した器官から膀胱を経て体外へ排出するように作っています。


 吸収しなかった物は大便として出します。


 消化吸収は悩みましたがエネルギーの取り込みでどうしても必要なので、排泄機能とセットで作りました。


 排泄の機能を作る時、夜の営みが出来る機能も具えました。

 夜の営みがが出来ても子供までは作れません、DNAを持つ人間では無いので。

 女性用の内臓で作っているので、将来卵子の提供で子供も作れる様に変更するかもしれません。


 気が付くと夜の9時(午前2時)眠くてたまらなくなって、アイに下着を着せると。


 ベッドを広く拡張して予備のシーツや毛布を出して、アイと一緒に寝ます。


 お休みなさい。


修正箇所を再度修正しています。

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