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魔術師、異世界をソロで往く 帝国編  作者: 迷子のハッチ
第3章 初心者ダンジョン
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第17話・2 ダンジョン(1)ー2

初心者用のダンジョンです。

 さて最初の階層に着きました。

 この1層は通路が3本に分かれていてそれぞれの通路の左右に5部屋の部屋への扉があります。

 合計30部屋なので前を行くグループは3方向に分かれる様です。


 私もここで腕試しをしたいと思っています。

 先行する彼らの邪魔をしないように、彼らの内真ん中の通路を選んだグループの後から同じ通路を通り、最初のドア前で突入の準備をする後ろを通り抜けます。


 引率者の一人が私が後ろを通り過ぎるのを観察していて。

 居心地の悪さを感じながら通路の奥へ移動します。


 一番奥の部屋は左右どちらも小鬼の仲間のゴブリンと呼ばれる魔物が1匹出ます。

 強さは10等級、その中で最も武器を持って戦うタイプです。

 この1階のゴブリンならこん棒が多いそうですが、私の槍とは相性が良いはずです。

 では、いざいかんです。


 ドアを開けると素早くもう一つ明りを出して部屋に入れます。

 部屋の真ん中に、ゴブリンがこん棒を持って立っています。

 資料で見た通りです。


 私は槍を構えるとすり足で近付き、ゴブリンがこん棒を持ち上げる後の先を取り、こん棒を持つ(ちなみに右手)反対側に回り込みゴブリンが反応する前に槍で左の胸を突きます。

 抜いて血を掃います。


 血を盛大にまき散らしてゴブリンが倒れ。

 10歳のカスミが初めての殺しにアワアワしていますが、251歳のカスミはなれたものです。

 (伊達に戦乙女はしていません、戦場に行くのが仕事ですから by大姉)

 この程度なら正面から突いても反応できないでしょうね。


 残心で見ている間に倒れたゴブリンがダンジョンに吸い込まれるように消えていきました。

 血もこん棒も残っていません。

 残ったのは、何か小豆程の大きさでしょうか? 小石が1つ残りました。

 これが魔石なのでしょう。


 魔石を小袋に入れてポーチへしまいます。

 この程度なら1階は終わりにしても良いでしょう。

 2階へ降りることにします。


 地図によると2階は階段を下りて5つに分岐していますが、右の2つは奥で繋がってますが行き止まりで、左の3つが合流して一つの大きな部屋の横を通って3階へ降りれる様になっているそうです。


 大きな部屋は、いわゆるボス部屋で10等級ゴブリン2匹と10等級スライムが1匹出ます。

 スライムは酸を持つタイプで下手に攻撃すると刃物がボロボロになります。酸の液体を飛ばしたりはしないので、私の魔術を試してみるのも良いかもしれません。


 2階に降りて左の通路を通りボス部屋までいきます。

 通路に魔物が出ないのは進みやすくて良いですね。


 2階のボス部屋では魔術を初めて使います。

 熱湯魔術を3つ出してゴブリンとスライムへ当てるだけで3匹とも倒せました。

 魔石を回収して、下の階へ移動することにします。

 この調子だと5階まで苦戦することなく行けるかもしれませんね。


 3階、4階、5階と魔物の数やボス部屋の魔物が強くなっても、熱湯魔術を敵の数だけ出して当てるだけで、死ななくても動けなくなってしまい。

 倒すのは槍で突くだけの簡単なお仕事でした。

 魔石19個で内訳は9級が1つ、10級が18個でした。

 ちなみに5階までボス部屋しか入っていません。


 ここらで一度ダンジョンを出る事にします。

 換金方法を確認しておきたいですから。


 ダンジョンから出るのはボス部屋に入るつもりが無いなら、通路を歩くだけですが、距離が結構あってダンジョンから出たのは昼5時(10時)ごろでした。


 ダンジョン門を出て右(南)に行くと、一番端っこに入会受付のある、長いカウンターに魔石買取と看板の出た所があって。

 魔石を売る人が列を作っているので、列の最後尾に並びます。


 何事もなく(これもお約束のトラブルなのに! by妹)受付で魔石を買い取ってもらいました。

 ちなみに9級が銅貨12枚、10級が3枚でした。

 合計銅貨66枚が昼までの私の稼ぎです。


 まだ早いけどお昼をどうしましょ。


どの位お金を稼げば、暮らしていけるのかな?

カスミの冒険は続きます。

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