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新世界  作者: 三越寛仁
10/14

深緑の森

俺はくたくたに眠っていた。

目覚めると昨日の疲労が嘘のように回復していた。


自分の戦闘力を確認してみる。

名前:ライン

レベル:7

戦闘力:3,000

力:9

敏捷:9

体力:7

精神:2


装備

武器:速刀

賢者の石:火

アクセサリー:紅い指環


中々いい感じに戦闘力が上がっているな。

基本ステータス以外にも詳細なステータスを上げていく必要がある。

特に昨日のローイの跳躍力は異常だ。

俺も跳躍力を鍛えよう。ジャンプ1,000回だ。


俺は無心にその場でジャンプをした。

数百階を超えた頃、ふわーんと身体が宙に浮く感覚があった。俺の跳躍力が伸びている実感がある。

高く高く上へと飛ぶイメージをしながらジャンプを続けた。


およそ1,000回を超えた頃、俺はベッドに倒れ込んだ。

身体は大量の汗と息遣いが荒くなっている。

思っていたよりも遥かにジャンプ1,000回はきつい。

呼吸が整うまでベッドに横になった。


俺はもっと強くなりたい。

シャワーを浴びて、身支度を整えた。

今日ははじまりの草原よりもさらに奥へ行ってみようと思った。


はじまりの草原に着くと日差しは眩しく、ちらほらと冒険者たちがレベリングを行なっている。

俺は冒険者たちを横目にはじまりの草原を南へ南へと駆け抜けた。途中、突然襲ってくるモンスターに何度か遭遇したが、難なく倒すことが出来た。

その度に自分自身の成長を感じることが出来た。


草原を超えると、目の前には緑の木々が生い茂る森が広がった。現在地を確認すると深緑の森と表示されている。俺は深緑の森を進んだ。

森の中は、小鳥の囀りや虫の鳴き声など、自然の音が聞こえ、空気は綺麗でひんやりとしていて過ごしやすい。


ある程度、森を進んだところに巨大なカブトムシの生息地を発見した。

俺は巨大カブトムシと戦うことにした。


巨大カブトムシに向かって斬りかかった。

巨大カブトムシはツノで刀を受け止めた。

俺はツノを斬り落とそうにも、敵の力が強く斬り落とすことが出来ない。

そのまま鍔迫り合いをしていると、巨大カブトムシは低く重心を落とし、一気に俺に向かって体当たりをしてきた。俺の身体は勢いよく吹き飛び、木に叩きつけられそうだ。

吹き飛ばされる中、俺はなんとか空中でバランスを整え、木に両足を着地させた。

そのまま木を踏ん張り、バネのように伸びて、一気に巨大カブトムシに向かって飛んだ。

カブトムシのツノを避け、眉間に刀を突き刺さした。

巨大カブトムシは急所に当たり、消滅した。


はぁはぁ。息遣いが荒い。

今まで戦ってきたモンスターとはレベルが違う。


後ろから突然、タックルを受けた。

俺は地面に転がり込んだ。

振り返ると巨大カブトムシが俺に向かって、突っ込んでくる。俺は咄嗟に左手に炎を宿し、巨大カブトムシのツノを掴んだ。


その瞬間、俺の左手は弓矢で射抜かれた。

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