寺門さんが言うお肉の食べ方
寺門ジモンさん。
若い方には、「聴いてないよぉ!」がお約束の、3人組のベテラン芸人さんの1人と言えば伝わるだろうか?
その中で、いちばん目立たない人だ。
この寺門ジモンさん、かなりのお肉好き、お肉の通らしい。
ご自分でもお店を経営されてたんじゃなかったかな?
ずいぶん前のバラエティー番組で、『寺門ジモンさんがオススメする美味しいお肉の食べ方』っていうのがやっていた。
ベスト3とか、なんとか。
焼いたお肉を何で味つけして食べる、何を添えて食べる、って話だ。
3位と2位は忘れてしまったんだけど、1位は覚えている。
甘酢ショウガ。
あの、薄いピンクのショウガである。
ジモンさん曰く、「新しい“味の地平線”が広がるから、やってみて」とか何とか言っていたように……思う。
で、やってみた。
感想は、“全然”(笑)
えー??
ボクが用意できるお肉やショウガが、お安いお値段のものだからかなぁー?
全然でしたよー?
お高いお値段の素材だったら、感想も感動もちがったのかなぁー?
正直に言って、焼いたお肉に合う味つけは“市販の、焼肉のたれ”で充分である。
どれもコレも、各会社の人たちが社運を賭けて開発、販売してるのだ。
それをあっさりと越えよーなんて、そもそもが思い上がりの発想なのだ。
前述の甘酢ショウガも、“焼肉のたれに浸したお肉に添える”という形なら、まあ、普通に美味かった。
それでも、「スゴく美味くなった」という感想からは、ほど遠いけれど。
では、ボクのオススメの食べ方は無いのか?というと……多少はある。
あるけれど、そんな大それた話ではない。
『焼肉のたれの小皿の端にちょっぴり乗せといて、焼き肉をタレに浸した時に、箸の先でちょっぴりお肉に付けて食べると美味い』かなぁーという程度の話だ。
1つはカラシ。
おでんやホットドッグに付けるカラシだ。
焼肉のタレに浸したお肉に、ほんのちょっぴり、箸の先で付けて食べる。
もう1つは、キウイフルーツ・ジャム。
同じく焼肉のタレに浸したお肉に、箸の先で、ほんのちょっぴり、“乗っけて”食べる。
“付けて”と“乗っけて”の差は、ほんのちょっぴり、ほんのちょっぴりだけ、“乗っけて”の方が多めってことだ(笑)
キウイフルーツ・ジャムが口に合う方は、ママレードもオススメする。
あくまでも、あくまでも、ボク個人の嗜好である。
もしかしたら「不味い」と感じる方だって、いらっしゃるかも知れない。
決して、決して、「新しい“味の地平線”が広がる」なんて期待はしないでほしい。