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EX 鹿誠文空の休日。前編。

 意識の覚醒。目覚めと共に身体を起こす。枕元に置いたスマホを開く。

 10時55分。これが平日であったなら身体に嫌な電流が走り、夢を振り返る間も無く現実へ引き戻されていたろう。

 今日は土曜日。だからアラームをセットせず好きなだけ眠れる贅沢な日。休日。週に2度だけ与えられる甘味。みんな大好き。

 しかし、それはあくまで平日を犠牲にしなければ与えられず、学生であれば登校、社会人であれば出社、という毒物を食わされてるからこそ甘く感じるだけなのであって、それは最早、世の中が行うサクラ行為でしかない。

 そんな餌に喜んでしまうなんてただの思う壺。見前が良いだけで、それもまた毒物。だがそれを理解していても尚、大半の人間はそんな世の中が造り上げた不のサイクルに身を委ねなければ生きていけない。

 実に理不尽。かと言って抗う事もできないから人は次第に考えるのを止め身を投げる。そして、毒をも美味いと食らう様になる。実に悲惨な現実。

 いうて俺もその一環。だからこそ幸福感がふつふつと湧き出している。あぁ~土曜日サイコー! 俺が就寝したのは2時位だったろうから、9時間も寝る事ができたのか……。長時間睡眠すると沸くこの優越感は何にも代え難い幸福である。これが毒な訳なかろう。

 その影響か身体が軽い。いつもなら起床後最低でも15分位はダラダラしてないと身体を起こすエネルギーも湧かないのだが、今はもう立ち上がっている位には身体が軽い。

 軽やかな足取りで窓へ向かい、カーテンを開けると、目を差すかの様な日光に襲われる。うおっ眩しっ――。

 即座に腕で目を隠す。いつもならスマホを弄っている内に光に慣れるのだが、今回は遠目で時間を確認する程度だったので思わぬ奇襲を受ける羽目になった。

 視界を奪われたので手探りで窓を開けると、程よい涼しさのそよ風が顔を撫でた。ふぅ……なんて快適な風だろう。晴れやかな爽快感に思わず息が漏れる。部屋の空気が入れ替わってくと1日の始まりを実感する。この春特有の香りもいい。なんの匂いなんだろうなこれ。

 春がくれたギフトを堪能している内に光にも慣れていく……。目を開けば雲一つない青い空が広がっていた。

 快晴。青一色の壮大なキャンパスに心が奪われる。別に珍しい光景でもないのだろうが、不のサイクルに生きてく内に空を見る事をしなくなってたんだろうな……。

 腰に手を当て綺麗な空を眺めてる内に沸いてくる意欲に今日の方針を委ねる。


 ――よし、出掛けよう!!


 休日に出掛けるなんて大抵の人間からすれば当たり前で、わざわざ宣言する程の事でもないのだろう。だが俺は休日なんて基本的に家でダラダラ過ごし、飯の時に外に出るかくらいなので相対的に大きな決断となるのだ。

 さて、そうと決まればプランニング……と思ったが、いっそこの空の様に自由に出歩くのも悪くないな……。決めた。俺は筆を折り、運命に身を任せる事にした。


 

 身支度を済ませ玄関を開ける。ふむ、改めていい天気だ……。身体を伸ばし、空気を目一杯に吸う。あぁ空気が美味い。空気を味わうなんていつぶりだろうか。

 やはり陽の光は気分を前向きにさせてくれるな。何の予定もない旅なのに心が踊っている。今ならどんな遠場へも行けそうな気分だ。

 久々に自転車に乗るとするか。高校生になってから暫く乗ってなかったなぁ……。家の横に留めていた懐かしのマシンに再開する、が。

 うわぁ……なんだこれ。こびりついた汚れ、至る所に張られた蜘蛛の巣。そこには変わり果てた相棒の姿があった。まじか、数年乗らないだけでこうなるのか。しゃーない、綺麗にしたるか……と、ハンドルに触れようとすると、


「うぉっ!?」


 車体を駆ける子蜘蛛に思わず声が漏れる。

 ……やっぱ、家にいようかな。掃除するのも面倒だしなぁ……帰るか……。むっ、いや待て。それなら新しいの買っちゃえばよくね?

 もうこのチャリも買ってそこそこ経ってるしな。別に今日以降も使える物だし無駄になる事もなかろう。

 再浮上するテンション。大きな買い物というのは心が踊る物だ。

 近くにホームセンターがあったからそこで買うとしよう。



         ☆



 ホームセンターへ到着した俺は自転車コーナーへと向かった。

 思ってた以上に品揃え豊富で店の隅まで自転車が陳列されている。ここならベストな選択ができそうだ。

 よーし、片っ端から隅々まで見ていくとしよう。『くくく』なんて不敵な笑みが漏れる。今回は活力が漲っている事もあり変なテンションになっているのだろうか。

 さてと、まずはオードソックスなママチャリか。人目に付く場所には売れ行きの良い品を置くのが定石だ。片っ端から見ていくとかほざいていたが、俺が買おうとしているのは、こういったシンプルな物で値段も抑え目のやつだ。大した頻度で乗る訳でもないので特に凝った物を買うつもりもない。 

 さて、この自転車は黒い車体に籠付きで、タイヤサイズは26型。ふむ、悪くないな。で、値段は……19800円だとっ!? 想定していた値段より少し張るな……。これが今の一般的な値段なのだろうか。できればそうでないでほしいと願いながら隣の物を見ると、22800円!? まさかの値段が上がりやがった。さっきのとあまり差は感じないが、何が違うと言うんだ……。

 やはり他も見ていくとするか。どうも馬が合わん。んて、続いてはマウンテンバイクか。こういうのって最早趣味のラインだよな。アクティブに自転車を乗りこなす自分を想像する……。うむ、想像できん。

 くそっ。やはりそう簡単にいい出会いは訪れないものだな。シンプルな物でいいとは言ったが、決して安い買い物ではないし、長く使っていくのだからこれだって思う物を買いたい。別に欲しいと思えるのならば多少値は張ってもいい。が、果たしてそんな出会いは待っているのだろうか……。


 ――それから自転車を眺めていくも、子供向けでもない限り先程の2万を下回る自転車にも出会えず、中には10万などという次元が違う物もあり、もうどうせ安いのもないし最初のでいいか、と半場諦め気味になり、流し気味に眺めながらとうとう最奥部まで到達してしまい、これで最後か、と諦め振り返ろうとしたのだが、それを身体が阻止した。

 ここで運命の歯車が重なる。29800円の10000円引きだと!?

 なんと、この自転車に何があったんだ? 真相を確かめるべく車体を眺める。黄色い車体に黒いぶち模様が入ってて……ここで大半の人間は虎をイメージするだろうが、俺は違った。……ひょもやん。

 俺は黄谷のマネージャ―故、運命を感じざるを得なかった。

 ハンドルは真っ直ぐな棒状のもので籠も付いていてしかも26型。これといった欠点は見当たらない。なのに何故10000円も割引されているのだろうか。

 確認を取ってみるか。カウンターにいた店員を呼び寄せ問う。


「あの~この自転車って、なんで割引されているんでしょうか?」


「ああ、これはですねぇ、この色だけ中々売れなくて。在庫処分という形で割引させて貰っています」


「それじゃあ、この自転車に問題があるって訳じゃないんですね?」


「はい。この自転車自体には何の問題も御座いません」


「そうですか……。それじゃあこれ買います!」


 即決。この出会いは運命に違いない。この自転車は俺に買われる為に入荷され、待ち続けていたんだ。 


「えっ。あ、はい。ありがとうございます。それでは此方で整備させて頂くので少々お待ちください」


「はい」


 店員の『えっ』という反応が気になるところだが、買ってしまった。約20000円。こいつはその値段に見合った活躍をしてくれるに違いない。元値3万はどの程度の乗り心地なのだろうか。早く乗ってみたいとこだ。後それと腹減った。



 

 ――それから20分程で整備と軽い手続きが終わり、俺は新たな相棒を押しながら店を出る。

 そうだ。乗る前にこいつを黄谷に見せてやろう。

 スマホで撮影し、チャットアプリで黄谷に送信する。


『どうだこれ? 新しく買ったんだが』


 昼食時だからか、すぐに既読が付き返信が返ってきた。


『おー! ひょもみたいでイケてますね!』


『そうだろ』


『名前はひょんもり号で決まりですね!』



 えっ



          ☆



 俺はひょんもり号と駆ける。

 乗り心地はまぁ……ぶっちゃけ普通といったとこなのだが、新品の自転車というのは乗っているだけで気が高揚するものだ。

 旅のモチベーションが更に高まる。このひょんもり号とならば何処へでも行けそうな気がする……のだが、今はそれよりもまず腹減った。今日はまだ何も口にしていない為、まずは昼食を取らねば。腹が減っては旅を楽しむ事もできないからな。

 しかし、何を食べるかはまだ決まっていない。

 現在13時手前。今はあまり立ち寄らない実家の隣駅周辺を散策している。駅周辺であれば飲食店も豊富でありいい店にもすぐ出会えそうだからな。

 今の気分はとりあえず肉が食いたい気分だな。ガッツリとした肉丼なんていい。牛丼屋でもいいが、チェーン店で済ますのは面白味がない。

 今回の旅は運命に身を委ねたいと思っている。なので、とりあえず適当に街中を散策して食べたいと思ったものにしたいな。


 ――しかし、それから10分程街中を散策するも、食欲センサーに反応は無かった。実際に旨そうな店はあったんだがな。醤油の香ばしい匂いを放つ中華料理屋や、個人営業のスパイスへの拘りを全面に出したカレー屋などなど。あったのだが、どの店も後1歩決め手にかけ入店にまでは至らなかった。

 あぁ、もうなんか面倒臭くなってきたな……でもここまで粘ったのに適当なところで済ますのもなぁ……。やはり納得のいくゴールが欲しい。そうすれば今までの散策も無駄じゃなくなる。無駄は嫌いだ。無駄だから。

 かと言って、このままグダグダしていては旅のモチベーションも落ちかねない。早いとこ決断せねば。

 ――よし、もう次の角曲がった先にあった店でいいや。もう面倒くせえ。なんかいい店あるだろ。それもまた運命よ。……運命とは。

 このままグダって後々に影響を与える位なら昼飯なんて適当でいいわい。一応この旅目標がない訳ではないしな。

 んじゃ、さっさと曲がりますか。ペダルを踏み、いざ角を曲がった先には――うん、コンビニしかない。おい~どうするんだよ。流石に旅中でコンビニ飯は嫌だしな。仕方ない、また次の角で決めるか……と再びペダルを踏もうとすると、ふとすれ違った家族連れに視線を奪われる。正確にはその手に持っている物に。

 父親の手にはたこ焼き、その上にフランクフルトが乗せられてる。娘さんは綿菓子を手に持ち、母親は恐らく娘さんが取ったであろう水ヨーヨーを持っていた。そこから連想される物……これは間違いない。祭りがどこかで行われているんだ!

 僥倖――。偶然立ち寄った場所で突発的なイベントだなんて、運命を感じずにはいられない。これは行くしかない!

 しかし今はまだ5月。夏にはまだ早いというのに、どうしてこんな時期に祭りなんて開催しているのだろうか。しかもまっ昼間に。真相を確認すべく、調査員は祭りの会場へと向かう。

 祭りというのは、通行人を辿れば会場は簡単に特定できる。




 そして、到着。

 ――成程な。会場を見て直ぐに理解した。モデルハウスの見学会と同時に開かれてた催しだったんだ。

 祭り的な物を開催する事によって人を集め、そのついでにモデルハウスを見学して貰おうという魂胆だ。

 その目論見は成功と言えるのか、結構な人だかりができている。まぁ今日は休日でしかもお昼時。当然と言えよう。焼きそばやたこ焼きの屋台なんかは物凄い行列が出来ている。定番の焼きそばは食べたかったが、流石にここに並ぶ気にはならないな。下手したら1時間は待たされそうだ。

 あまり規模が大きな祭りではないが、まだまだ屋台はある。他に空いてそうな屋台を探す……な・ん・か、いいとこありますか~ってな。おっ、唐揚げ屋があるじゃん、旨そうだなぁ……唐揚げ特有の下味と衣が揚げられ混じり合った芳ばしい匂いが空腹を抉りにくる。が、当然ここも行列が。ちきしょうっ。顔を歪めながらも感情を殺し視線を逸らし、鼻の呼吸までも止めて通り過ぎる。なんという苦痛。

 はぁ……最近は何故か唐揚げ屋が増えてて、どこでも食えるというのに、何故屋台の物になると特段美味しそうに見えるのだろうか……。旅という名目がなければ一切の思考もせず並んでいただろうな。それ程までに唐揚げの誘惑は犯罪的だった。

 はぁ、気を取り直していい屋台を探しますか……。むっ、この屋台はあまり人が並んでないな。どれどれ……ドネルケバブだと!?

 あのナンみたいなパンに切り落とされた肉やキャベツが入ったやつか。屋台も特徴的で、カウンターの横には串に刺さった巨大な塊肉が立ててあって、それをその場でスライスして提供するってやつだな。存じてはいたが、食べた事はなかったな……。よし、丁度肉が食いたかったし、食べてみるか――って、もう既に身体は勝手に並んでいるではないか。

 現在俺の前には3人程並んでいる。メニューは複数あるみたいだから、何を注文するか決めておくか。


 ――数分で俺の番となり、


「ラッシャイマセー、ナニニナサイマスカ?」


 並んでる時に調べたが、ケバブ屋はトルコ人の人が経営してる事が殆どらしい。


「ケバブサンド、中辛で、あと肉増量でお願いします」


 これが俺のオーダー。ケバブサンドの他にも、ケバブラップやライスなんてのもあったが、最初はスタンダードなのでいくべきだろう。掛けるソースの辛さ選べるので無難に中辛、肉増量は100円で行えるとの事なのでしない理由はない。


「ハイ、600円ネー」


「はーい」


 トレーの上にお金を置く。


「アリガトウゴザイマース」


 お金を確認すると、それを取りもせず店員さんは作業に取り掛かる。

 立ててある肉塊を見てみると、横にオーブンがあり、あれで焼きと保温を両立している様だ。

 そんな肉塊を巨大なナイフでそぎ落とすと、肉汁がポタポタと流れ落ち、それがまた食欲を刺激する。うまそう~。これだけで食べたい。

 でもここから更に美味くなるであろう工程が施される。まずはパン。ドラ〇もんのポケットの様なパンの中を開き、線切りにされたキャベツを投入する。うわっ、そんな入れたら肉があまり入らないんじゃ? できれば肉9のキャベツ1程度の塩梅でいいんだが。まさかコストカットの為に原価の安いキャベツを大量に……。

 しかし、そんな不安はすぐに裏切られる事となる。先程切り落とした肉を投入する工程に入るのだが、おおっ!! 流石肉盛りにしただけあって結構な量を入れてくれている。これなら600円も納得だな。仕上げにソースをふんだん注入して終わり……ではなかった。なんだと!?

 あろうことか、そこに更にまたキャベツを投入し、トングで中身を押し込みだす。するとパンの中にまた少しのスペースが。……まさか、まさか……。

 そんな俺の期待に応える様に、更に山盛りの肉を敷き詰める横暴に出る。マジで!? いいんですか? こんなに沢山の夢を詰め込んで貰って……。これでは本当にドラ〇もんのポケットじゃないか。

 これで本当の仕上げに追いソースをかけ、店員さんの白熱のショータイムは終了する。思わず俺は心の中で拍手を送った。

 ケバブを梱包し、


「ハイ、ドウゾー」


「あ、ありがとうございます」


 出来上がったケバブサンドを手渡され……って、重っ、それだけ夢を沢山詰め込んでくれた証拠だろう。

 ……もう分かる。これは美味いやつだと。



          ☆



 会場を後にした俺は近くの公園へと来ていた。

 このケバブを味わう為だ。あの会場は人が多すぎて落ち着いて食べれないからな。この公園ならば木が生い茂っていて、空気も綺麗でゆったり食べるのに最適と言える。

 ベンチへ腰を掛けさっそくケバブを手に取る。

 紙で包まれた封を剥がし、改めて見るが物凄いボリュームだな。てか、これどう食えばいいんだ? 上からは無理だな。ソースが顔に付くのが目に見える。なら横から齧っていくしかなさそうだな。これはある程度物理法則を考慮しながら食べないと中身がこぼれてしまうやつだから気を付けて食べねば。

 では、待ちかねた実食……。横からガブりと齧る……おおっ、これは!? モチモチのパン、カリカリに焼かれた芳ばしい肉、シャキシャキとアクセントをくれるキャベツ、そして、それらを包み込むまろやかなソース。全てが強く主張し合う事で1つの音となり、口内でパレードが始まった。これがケバブ。うめぇ!!

 キャベツのお陰か、思っていたよりサッパリとしていてガツガツと食べれてしまう。

 3口。俺はここで一旦食べる手を止める。なんと、敵はこのケバブだけではないからだ。しかもこの強敵なケバブを更に強化してしまうかもしれないツワモノだ。

 その正体、屋台の一角で購入した瓶ラムネだ。日本にはしょっぱい物を食べたら炭酸飲料を飲まなければならないという法律がある。その為丁度いいと思い購入したが、今になってその判断には感謝しかない。ナイスだ俺。

 しょっぱいケバブを食べた事により、潤いを求めだした喉に炭酸なんて流し込もうものなら。想像しただけで――。

 早く飲みたいのだが、ラムネの飲み口にはビー玉が詰まっている為、これを付属の玉押しで押し出さなければならない。

 だが、このラムネには子供の頃に軽いトラウマがある。振ってもいないのに、ビー玉を押し出した瞬間、中身が吹き出し手がベタベタになったちょっと嫌な思い出が。

 今回はそうならないといいが……少し身体から離したとこでビー玉を押し出す。案の定、シュワ―っと音を立て、中のラムネに大量の気泡が立ち込め暴走を初め、みるみると嵩が増してく。……うん、やっぱりこうなるのな。

 しかしそうは甘くいかんぞ。あの頃の俺とは違う。対策は考えてある。すぐにラムネに顔を持って行き、噴出を塞き止めた。ふん、これでお前は何もできまい。

 そのまま顔を傾けグビグビとラムネを吸引する。炭酸の刺激で喉に限界が来るまで。


「ぷふぁ~~~」


 声が漏れてしまう。それ程までの美味さ体験。しょっぱさを蓄積し、炭酸で相殺する。最高だ。仕事終わりのサラリーマンが飲むビールもこんな感じなのだろうか。

 そして、炭酸で口内がスッキリした事により、再び身体はしょっぱさを欲っする様になる。とんでもなく贅沢なルーティン。まだ始まったばかり。


 よっしゃ、かかって来い! 俺が全て受け止めてやる!

 壮絶な戦いが今幕を開く。

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