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異世界から来た奴がモテモテチート過ぎてウザい  作者: 痛瀬河 病
最終章 誰もが欲しいものへ手を伸ばし、勝者は只一人
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これが本来の

「ラシェリ! 歌の効果範囲を拡げろ‼」

「範囲を広げれば当然一人一人に対する効果は薄まりますけど、よろしいんですのね?」

「構わん‼」


 ルークが真っ先にラシェリの歌を使い召喚された鬼族を弱らせにかかる。目の前の鬼族の数はざっと数えて二十体。一体でも厄介な敵がこれだけいると絶望しかない。しかし、ルークにとって絶望は慣れっこだ。


「ルルル! モップの毛で全身拘束しろ‼」

「一体、一体の拘束する力弱くなるけ―」「構わん‼」


 ルークが食い気味に言葉を被せルルルに指示を出す。ルルルが身体中のモップを伸ばして召喚された鬼族を捉えにかかる。数体を取り伸ばすが、それでも寝起きのお陰か、ラシェリの歌のお陰か、大半の拘束に成功する。


「緩くなったね」


 しかし、ルルルの危惧した通り鬼々の拘束が弱まり鬼々がモップを引き千切り拘束を解除する。ルークは時間がないと焦りルルルのモップに触れる。


時間外(オーバー)労働(タイム)


 拘束された鬼族たちが疲労で膝を崩す。ルパッドがそれを狙いすましたかのように大鎌で首を切り落としていく。

 その姿を一瞬睨みつけた鬼々だが、彼女は目的に真っ直ぐ向かう。


「頭が落ちれば何も出来ない」


 拘束は解け、歌の威力も弱った。

 鬼々はルークとその場に一緒にいたルルルごと吹き飛ばす回し蹴りをお見舞する。足かせが無くなり、本来の実力差に近付く。それは回避すら間に合わない一撃。


 ルークとルルルが壁に叩きつけられる。


 ルルルのモップが緩衝材となりやや威力を殺したが、それでもたったの一撃で身体中のあちこちがボロボロになる。

 初見殺しのハメ技を積み重ねてようやく対等に近く戦闘を行っていたのに一瞬で盤上をひっくり返された。


「……これが鬼、魔王か」


 ルークがしみじみと目の前の敵を再認識する。


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