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scene 15 分裂の記憶 act 4

「……またあの場所だ」


 周りに何も無い、ただ広い平原にセレーネと、目の前には大人の女性のシルエットがうつし出される。

 それは港で見た、不思議な夢と同じ情景だった。

 大人の女性が誰なのか?

 何の意味があってこの夢を見るのか、今のセレーネには解らない事だらけである。


「あなたはだぁれ?」

「泣かないで……」

 前回の夢を同じ様に女性に問いかけるが、同様に相手も同じ反応を返すだけである。ただ、その声のトーンや仕草からは悲しい雰囲気と表情をしているのが解った。


 悲しい雰囲気を纏っているであろう彼女はそっと、まるでセフィリアのように優しくセレーネに告げる。


「セラフィム様は……」

 女性が悲しそうに話すが、声が途中からうまく聞き取れず、ただ動くだけのくちびるが見えた。

 セレーネは彼女の声に耳を傾けようとするが、景色が遠く、白くなっていき夢から覚めていく。

 



「……ん?」

 セレーネはゆっくりと目をあける。

 その瞬間、心地良い風が窓から入り、涼しげに波の音が聞こえる。

 セレーネは起き上がり部屋を見回した、そこには本棚と自分が寝ていたベッド、……それ以外何も無く、殺風景で生活感がまるで無い。


「ここは? どこぉ?」

 一体ここはどこだろう?

 私はどうなっちゃったのかな?


 周りを見ながらセレーネは不安そうに言うと、そのか弱い声に反応し部屋の扉が音をたてながらゆっくりと開いて行く。


 扉からは 整った顔立ちと華奢な体の少女が無表情のまま現れる。セレーネはその少女の瞳の奥に宿した強い煌きを見た時、まるで強い日差しにいるような肌に何かが刺さる感じがした。


「大丈夫? セレーネ」

「あなたは……、だぁれ?」

 自分の服の裾を引っぱり、少し遠慮しがちに聞いてみた。するとその女性は無表情のまま、淡々とセレーネの質問に答える。

「私はミカエル。高位天使の一人よ」


 ミカエル様、聞いたことがある。

 すんごく強い力を持った天使ってセラフィム様がいってた。


 ……セラフィム様!

 そうだ、みんなはどこにいったの?


「みんなは! セラフィム様は? バーンやルミナお姉ちゃんや海賊の子は?」


 天使と言うキーワードで夢と現実の境界に居たセレーネは完全に目覚めて現状を把握する。

 そうだ、大悪魔と戦っていたんだ。そして力尽きてみんな海に落ちてしまってはぐれちゃったんだ。


「……セラフィム様はいなかったわ。セレーネ、あなた一人がここの島の海岸に倒れていたのよ」


 万が一、実は皆もミカエル様に助けられてて、また皆一緒に。そう淡い期待に身を寄せていたが、それすらも許されない。無情な現実をセレーネは一身に受け、残念そうにうつむく。

「セラフィム様ぁ、ひっく、ひっく……」

 皆と、そして大好きなセラフィムと離れたショックで、胸が一杯なり泣き出しそうになったが少女は泣く事をこらえた。


「泣かないもん……、ひっく、もう泣かないもん!」


 セレーネは泣き声をあげそうな口をへの字になるほど強く閉じ、涙が出そうな目を何度もこすって泣きそうな自分を誤魔化そうとする。


 いつも私が泣いた時は、そばいて優しくしてくれた。

 でもいつも側に居るとは限らないのだと言う事を、今この局面になり改めて確認した。だから泣かないようにしないと、もっとしっかりしないといけない。ないちゃ駄目なんだ、頑張って強く賢くなるんだ!


 そんな小さくも輝かしい決意を見たミカエルはセレーネの頭をそっとなでて、優しくなだめた。その時も表情は変えないままである。

「あなたがセラフィム様の事を大切だと思えばきっと会えるはずだから、私と一緒に探そう」

「うん」

 ミカエルの提案に軽くうなずいた。ミカエル様が一緒だったらきっと……。



 しかしセレーネはふと違和感を感じる。



 天界は私やセラフィム様を追っているのではないのだろうか?

 ミカエル様は知らないのかな?

 まさか見つかった所を捕まえようとする作戦なの?



「じゃあ、今日はゆっくり休んで明日出かけよう。そのためにもしっかりと休息はとっておいてね」

 優しい言葉とは裏腹に、ミカエルはそそくさと部屋を出てどこかへ行ってしまった。


 そんな何気ない冷たさがセレーネは引っかかるが、今は合流する事が先決と、問題解決を頭の片隅へと追いやる。


 再び何も無い部屋で一人ぼっちになったセレーネは目を強くこすると横になって再び眠りについた。




 次の日。


 十分な休息を得たセレーネと、旅の準備が整えたミカエルはこの孤島に滅多と来ない船に乗り込み、セラフィムの情報を得ようと別の大陸へ向かう。

 前に乗った客船ほど造りは豪華では無く、大きさも二回りほど小さく、乗っている人も少ない。


 船は波に揺られながらゆっくりと大海原を進む。二人は甲板に出て潮風を受けながら遠い景色を見ていた。

 ふと、セレーネはミカエルの方を向き、昨日自身が思っていた事を尋ねてみる。

「どうしてミカエル様は地上にいるのぉ?」


 しかしミカエルからは反応が返ってこない。遠い目をして、何か物思いに耽っているようだ。

「あ、セレーネ。ミカエルという名前は地上で活動するには不便なので、私の事はマリアと呼んでね」


 私の質問とは違う答えが返ってきたし。全然お話きいてくれていない。くすん……。


 セレーネは自分が思っていた答えとは違う対応に多少の悲しみと不満を露にするが、それすらもまるで取り合わない姿勢にやがて怒りを覚え、セレーネは頬を膨らませ反抗の意思を見せた。


「むう」

「セレーネ、あれを見て」

「うーーー!」


 なんで私の聞いた事に答えてくれないの?

 なんで私を無視するの?

 どうして自分の事ばっかり話すの?

 セラフィム様は、”人のお話はちゃんと聞きましょうね”って言ってたよ!

 ミカエル様は解らないの?

 なんで!

 どうして!

 ぶーぶー!


 自分の意思が全て無視されて、堪えきれずじたばたと地団駄を踏みながら苛立ちを表に出す。

「海龍リバイアサンの皮膚だわ。誰かが倒したかな」

 ミカエルの指す方向には蛇の皮のようなものが浮いていた。それは紛れも無く、セレーネがセラフィムや他の仲間と戦った大悪魔の成れの果てだった。


「でも人間ではあいつは絶対に倒せないし……」

 そう言い残した後、ミカエルは再び遠い景色を見て物思いにふけってしまう。

「じつはね」


 このまま自分から言っても答えてくれないだろう、残念。だからミカエル様の質問に答えていこう。


 ミカエルの様子を見てセレーネはセラフィムと旅をしたこと、リバイアサンと戦ったことを大まかに話した。



「……そう言うことなのぉ」

 セレーネは一通り話すと無意味に手をばたつかせる。


 我ながら上手く話せた、きっとミカエル様にも伝わっているだろう。満足満足、うんうん。


「そうだったの……」

 話を聞いたミカエルはセレーネの身長にあわせるようにしゃがみ少し考える。

「早くセラフィム様を見つけよう。私もセラフィム様に話したい事があるからね」

「うん!」

 少し考えた後、ミカエルはセレーネに笑顔を見せた。今まで無表情だったミカエルの良好的な笑顔に少しだけ警戒心を解き、親睦が僅かだけど深まった気がするセレーネは大きくうなずき、元気よく返事をした。



 船に乗って半日が過ぎると大きな街の港に着いた。ここもセレーネにとっては初めて来る場所だった。

港町全体が青色の建物で統一されているせいか、とても爽やかな感じがする。人も多く、賑やかだが何となく気品と落ちつきがあるような雰囲気を感じる。その様を表すかのように真っ白な石畳には塵一つ落ちていない。


「きれいー」

「ええ、地上の割には綺麗な場所だね」

 二人は町並みに関心しつつ船から下りると、蝶ネクタイにしわ一つ無いスーツの男が、笑顔で話しかけてきた。


「そこのかわいいお嬢さん達!」

「なにか用?」

「今日、王都広場前でこんなのが開催されるんだ! お嬢さん達ならいい線行くと思うよ!」

 スーツの男はチラシをミカエルとセレーネに半ば無理矢理渡して他の女性の所へ走っていった。

 ミカエルが押し付けられたチラシを見ると、'集え!美人!建国記念世界美女決定コンテスト!'の大きな文字が書かれている事に気づく。



 ミカエルはコンテストの詳細をすぐに読み終え、少し考えた後に遠くの景色をゆっくりと見た。

「……目立てばセラフィム様がいた時に気づくかも。ところで、セレーネ、地上でのセラフィム様はどんな感じだったの?」

「んっと、すっごく優しくて、温かくて、うーん~」


 唐突な質問にセレーネは少し戸惑いながらも答える。


 でも、なんでそんな事を聞くのかなあ?

 やっぱりセラフィム様の事が気になるのかな?


 よく解らないや、少しの間だけれども、私といるミカエル様は優しいんだけどもなんかふわふわしていると言うかなんと言うか……、うーん。


「なんでそんなこと聞くのー?」

「なんとなく、かな」

 少し表情を緩めながらセレーネに答えると、遠い景色を見て考え始めてしまった。曖昧な回答に多少の不満を感じるセレーネであった。


 セラフィム様は厳格な天使と聞いていたけれど、セレーネの話を聞いている感じそんな風には思えない。どちらかといえばラファエル様に似た考えを持っているとしか思えないけれど、どういう事なのだろう。

 コンテスト、これに参加して目立てばセラフィム様に出会えるかもしれない、さらに私が探しているアレも見つかるかもしれない。

 先ずは王都を目指そう、そしてコンテストに参加しよう。


「セレーネ、私はコンテストに参加するから、王都へ向かおう。目立てば、セラフィム様が気づいてくれるかもしれないからね」

「ほおほお……」

 ミカエルの提案で二人は王都を目指す事にした。



 王都に着いたときにはすっかり夜も更けていた。

 都の綺麗に舗装された道は、連なる商店の明かりが反射しまるで光の道の様だ。夜にも関わらず人々の往来が多いのは、周囲の警備が徹底され治安が良い証なのであろう。混沌とした地上ではとても珍しい光景であり、ミカエルは港町の時と同様に感心していた。


「セレーネ。宿をとろう」

 ミカエルとセレーネは、王都入り口の近くにある宿屋へ入った。そこそこ広くて綺麗なのは、やはり都の宿ならではなのだろう。他の人は寝ているのか、宿屋の中は暖炉の火が燃える音しかしない。


 ミカエルは受付で宿泊料金を支払うと、部屋の鍵を貰い宿屋の奥へ向かった。

「ここだね」

「つかれたぁ~」

 セレーネは部屋に入ると視界に入ったベッドに身を投げ、すぐに深い眠りへとついてしまう。


「……さてと」

 セレーネが眠りについたのを確認したミカエルは、コンテストの出場手続きをするため、そのまま休まず宿屋を出て城へ向かった。


「お願いします」

 城の一角にある受付の為に用意された場所で必要な書類を貰い、それに必要事項を書くと、今回のイベントの担当である兵士に提出した。もちろん、書かれた情報の全ては嘘であるが。

 担当の兵士から当日の日程を簡単に聞き、宿に戻る。


「すーすー」

 セレーネは完全に熟睡していた。ミカエルは寝ているセレーネを何気なく見る。


 セラフィム様は死んだと言う噂があったけれど生きている、けれど何かがおかしい。あのお方がおかしくなった秘密、もしかしたらセレーネにあるのかしら。


 セラフィムは神格と神性の高い天使であるとの認識を、改めなければならない。そして、何故そこまで変わってしまったのだろうか、疑問は尽きない。


 ミカエルは目線を窓から見える外の景色に移し、再び物思いに耽った。セレーネに一度笑顔をみせたきり、相変わらず無表情のままである。



 翌朝、ミカエルの出場するコンテストは明日な為、二人は王都に滞在する事とした。

 ミカエルは相変わらず物思いにふけったままであり、話しかけても空返事しか来ず、まともに構ってもらえないと解ったセレーネは、ベッドに座り床につかない足をばたばたしながら暇を持て余していた。


「ミカエル様。私、そとに行ってくるー」

 セレーネは退屈を紛らわすために王都探索へ出る。

 ミカエルはそんなセレーネをちらっと横目で確認すると再び考え事をし始めた。



「んん? なにかなぁ~」

 街はなにやら騒がしかった。

 多くの人々は城の隣に設置された円形状の巨大な建物へ向かって行く。セレーネも人の流れに任せそちらへ行ってみる事にした。


 建物の中へ入ると、そこには満員の観客が見ている中、各々の得物を振るう、強靭な肉体を露にした男が戦っていた。

 攻撃を繰り出し、当たる度に観客の声が会場内に響く。観客の興奮と熱気と声がセレーネの体を突き抜けていくようだ。セレーネは会場の盛り上がりと戦いの様に驚く。


「セレちゃんじゃないですか。無事だったのね、よかったです」


 歓声の最中、聞き覚えがある声の方へふと目を横に向けてみると、そこにはリバイアサンとの戦闘ではぐれてしまったルミナがいた。


「ルミナお姉ちゃん!」

 別れてしまった仲間ともう一度あえた。うれしー。ルミナお姉ちゃんが生きているなら、セラフィム様もきっと生きてて出会えずはずなんだ!


 仲間の再開と無事を喜び、セレーネはルミナに抱きつく。ルミナはセフィリアの様にセレーネの頭をそっと撫でて、優しく微笑んだ。


「あれぇ? バーンは? セフィリア様は?」

 「バーンは、見つかりません。もしかしたらこの大会に出ていると思い、ずっと見ていたのですが、セフィリア様も居なかったです……、ごめんなさい」

 ルミナは寂しそうな表情をして再びリングの方へ目を向けた。


 セレちゃんはセフィリア様との再開を切望している。私は気分が悪かったから客室で眠り、気がついたらここに着いてたけれども、セレちゃんやセフィリア様、バーンは海賊と戦ったのだろう。

 でも、海賊相手に天使様が行方不明になるのはどういう事なのだろう?バーンの行方も解らないし……。

 そういえば、船から降りた時、乗っていた他の人が言っていた、巨大な蛇が~ってパニックになってたけれども、何が起こったのだろう。

 へび……?

 ううーん、解らない。


「大丈夫だよぉ! きっとみつかるよ~」

「ありがとう。みんな見つかるよね」

 考え込むルミナを励まそうと、セレーネは満面の笑みを見せた。その愛らしい姿にルミナはセレーネの頭をもう一度なでて笑顔で返事をした。


 自分の年齢の半分もない少女が気丈に振舞っている以上、自分もあまり情けない姿は見せられない、何があったかは気になるけれども、今はセフィリア様とバーンを探さないと。

 そうルミナは心の中で戒め、決意した。


「ねえねえ~、私の泊まっている宿へいこうよぉ~、ミカエル様もいるんだよぉ!」

 セレーネはルミナの手を引き無理矢理ルミナを連れて行った。


 ミカエル様?

 もしかしてあの大天使ミカエルの事なのかな?

 じゃあ、セレちゃんは天界の追っ手に捕まってしまったと言う事なの?

 でも、こうやって自由に歩き回っているし、解らない事だらけだなあ……。

 

 ルミナは少し困惑しながらもセレーネに連れられて行く事になった。



「ミカエル様~、私の仲間つれてきたよ~」

 ミカエルに元気な声で自分が帰った事を報告する。しかしセレーネの反応には答えず、ミカエルは目を閉じ、円盤状の石版に両手をかざして強く念じていた。


 かつての戦いで活躍した大天使。その武勇は地上でも多くの人に知られている。人々の憧れの存在、天使教の人間だったら子供でも知っている、超有名な天使に会えるとは夢にも思っていなかったルミナは、ミカエルを前に、ただ呆然としたままだった。

 そんなルミナをミカエルは目を開け、強くにらみつける。セレーネも初めて見るミカエルの不快な表情に少しおどおどしだす。


「……随分感じの悪い人間ね」


 何この人間は?

 セレーネが連れて来たけれど、呆然と立ったままでこちらを見ているし、どういうつもりなの?

 しかもあの瞳は……。


 ミカエルの心中は穏やかでは無かった。

 本来なら天使が目の前にいると解れば人々はひざまずく。ましてや相手は大天使である、同じ目線で居るなんて言語道断、有り得ないのだ。

 だが長い間セフィリアの様な天使と共に行動して居た事と、本人の注意力の無さ、二つの理由故にルミナはすっかり忘れていた。


「あ……。す、すみません天使様」

 その事に気づいたルミナは慌ててひざまずく。

 ミカエルは黙ってルミナのいる方へゆっくりと近づいて行った。


 頭を下げ、ただ黙っている。ミカエルはひざまずくルミナを見下し、少し考えた後にまるで汚い何かを取り扱うかの様に振舞った。


「確認するけど、あなたは……ネフィリム?」

「はい」

「人間と交えて出来た罪深き子、汚らわしいわ」


 返事を聞いたミカエルは、渋い表情をしながら悪態をつく。それでもルミナはただ黙って伏せっていた。ミカエルはそんなルミナを放置し、再び石版に手をかざして強く念じ始める。


「ごめんね。ルミナお姉ちゃん……」

 ゆっくりうつむきながら頭を上げるルミナに、セレーネは申し訳なさそうにあやまる。幼いセレーネであっても、自分が誘ったせいでここまで酷い事を言われた事位は解っていた。



「ううんいいの。気にしないで」

 ゆっくり立ち、顔を上げるとセレーネの頭をなでて笑顔で答えた。



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