第2話
サブタイが思い浮かばないです。
なんだか味気ないですな。
さてさて本当にどうしたものか。
まずは、身の安全の確保とこの世界についての情報が、ほしいところなんだけれども。
身の安全についてなんだけど…
ドラゴンてなんか強そうなイメージなんだけど、いかんせん中ボスみたいな容姿なために
あんまり期待はできない気がするんだよね。
外に出て試してみようにも、この世界でのドラゴンの立ち位置がハッキリしないから
人に見つかって騒ぎになっても嫌なんだよね。
ドラゴン=凶暴な魔物
な場合、問答無用で殺されかねないし…
んー、でも何とかして人と接触して
人畜無害をアピールしないと、どこにいても殺される可能性は高いんだよな。
ただし言語も文字もわからない状態では
意思疎通は難しいんだろうな…
言語は発音できない可能性もあるから、筆談で意思疎通ができるようにしたいんだよね。
ペンは持てないだろうけど、最悪爪で地面にでもガリガリと書けば良いんだから。
ボディランゲージだと、ただただ暴れているだけにしか見えないだろうからね。
はぁ。
問題が山積みなんだけど、片づけていける気がしないよ。
食事にしても、そろそろ何かしら調達してこないと不味い気がしてきたし。
ドラゴンは霞を食って生きていくにあらずか。
やはり多少のリスクを冒してでも、外に出ないといけないということでしょうか?
人間のころに比べて、身体も大きくなってる気はするんだけど
もしかしたこっちの世界の人は、今の自分よりも大きいかもしれないから
可能性に欠ければ万が一にも、目立つことは無いのかもしれない。
うん、よし、なるべく隠密行動を心がけて
外に出かけることにしよう。
そう考えて、まずは洞窟の出口まで行きそっと辺りを見回す。
今考えると、初日に外に出た時点でバッサリと行かれた可能性が………
死亡フラグに気がついてからは
常に隣に死の恐怖が憑いてまわるんだよな。
どうやら辺りには何物の気配もないみたいだね。
そーっと歩きながら、すぐに近くの岩場に身を隠す。
そこで辺りを窺いながら、次の岩場へと移りながら
慎重に山を下りていく。
しばらくごつごつした岩ばかりの場所を歩いて行くと
やがて小さな草などが生えてくきて岩が少なくなっていく。
そのまま進んでいくと、そのうちに木がうっそうと生えてきて
森といえるような場所になっていく。
ここまで来るのに人はおろか、動物にも会わなかったけれど
それは岩ばかりの場所で、食べ物と呼べるものがないからだと思いたい。
そう、けして自分がドラゴンでそれを恐れて
何も近づいて来ないなどとは、けして思いたくはない(泣)
今回も一切会話文が出てこなかったです。
もう少しポップな感じで展開させたいです。