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第10話

一日あいてしまって大変申し訳ありません。


お楽しみいただければ幸いです。

多分、発音が微妙に違うから、うまく脳が認識しないらしい。

近い感じだとコンラッドだろうか?


うん、じゃあこの人はコンラッドさん(仮)としておこう。


自分の自己紹介もしたいんだが、文字も言葉も出来ないから

どうしようもなんだけど…


とりあえず知性があるのは、認めてもらったみたいだから

いきなり襲われたりは無くなったと考えてもいいかもしれない。


コンラッドさん(仮)は周りの人達に、今の状況を説明しているみたいだ。

その説明を聞いて人々も納得したみたいで、それぞれ帰っていくみたいだ。


ようやく痛い視線から解放される事に、安堵のため息をつきたくなってくる。


でも、これからコンラッドさん(仮)とあの少女と女の子はどうするんだろう?

そう考えていると、彼はこちらに向かって手招きしてきた。


何だろうと思って近づいていくと、彼の隣に一人の男性が立っていた。

よく顔を見てみると、昼間に森の中で見た男性だった。


思わずあの時の目力を思い出して、足がすくんでしまう。

それでも立ちすくむと怪しく思われると考えて、何とか勇気を出して男性の前まで行く。

昼間と違って、何だか騎士然とした恰好をしている。


やっぱりいるんだ騎士とか…(泣)


よいよもって今後の身の振り方を、真剣に考えないと不味いかもしれない。

多分今回の事で、ドラゴンがいるって話は広がっていくだろう。

しかも伝言ゲームみたく、変な風に改ざんされて人々に伝わっていく事だろうと、簡単に予想がついてしまう。


そうなった時の為にも、ここにいる人達と何としてでも仲良くなっておかないと。


決意も新たにしていると、不意に首のあたりを叩かれたので

何だろうと思って意識をそちらに向けると、コンラッドさん(仮)が男性に手を向けて

「すぉるてぃす」

とこちらに言ってきた。


『すぉるてぃす』だと『ソルティス』か『ソルテス』かな。

では男性の方は、ソルティスさん(仮)としておこう。


ソルティスさん(仮)は、礼儀正しくこちらに向かって一礼をしてきた。

思わずこちらも頭を下げると、ソルティスさん(仮)は軽く驚いたものの

すぐに冷静になって、何事かをコンラッドさん(仮)に話しかけていた。


言葉がわからないから、正直かなり不安なんだけど、コンラッドさん(仮)のほうが

にこやかに応じているところから、そんなに悪い事では無いだろうと判断しておく。


暫くして話が終わったのか、ソルティスさん(仮)は手を挙げて去って行った。

彼を見送った後、コンラッドさん(仮)はまたこちらに手招きして歩きだしていく。


どうやらついてこいってことかな?

ここまで読んでいただき有難うございます。


次はなるべく早く頑張りたいと思います。

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