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《Over World》Online   作者: 川岸雑草
第二章 加速
9/17

抜刀

遅くなりました。

新キャラの性格等固まってきてると嬉しいなぁとおもう、今日この頃・・・


基本的に主人公は何も知りません。

鍛冶師のフーネ(フレンドリストで確認)と別れた後、街道を適当にブラついていた。

路上の適当なところに腰を下ろすと、


「なぁなぁ、なんでお前のステータスはそんなに高いんだ?」

「高い?何言ってんの、こんなの普通だよ。」

「そうなのか?うぅむ。」

「そういえば、アンタのステータスってLvにしては低いわよね、なんでだろ?SP振ってないなんてことは無いだろうし。」

「あ?SP?あったな~そんなの。」

「あったな~、ってまさか振ってないの!?振りによってシステム演算で育成方針が決まるって言うのに!」

「え?ああ、うん。忘れてたし、やり方知らないし。」

「チュートリアルくらい読みなさいっての、ったく。教えてあげるからよーく聞きなさい!」

「はいはい。・・・わかりました。」

ギロッ、という擬音が聞こえてきそうな勢いで睨まれた。


「じゃあまずはメニューウィンドウを開いたら、キャラクターを選択して。」

「はいはいっと。ステータスがでたぞ。」

「そう、次はその右上にある「divided(振り分け)」を選択して。ステータスの横にある+と-で振り分ければOKよ。」

「この50って数字がSPだな?」

「そうよ。好きに振りなさいよ。」

「じゃあHPに2、STRに3、LUCに2、DEFに1、SATに2と。」

「そんなちまちまやって、男らしくないやつね。」

「そして残りをAGIにドーン!」

「そうそうそれくらいが、ってえっ、はぁ!?バカじゃないの!?」

「な、なんでだよぅ?」

「AGIはゴミステって言われてるのよ。相手の懐に素早く潜り込んだとしても、乱戦になって結局物をいうのは戦闘技術なの。だからよっぽど反射神経が優れていないと意味が無いのよ!」

「反射神経には自信があるゼ☆」

「・・・もうアンタなら何でもありよ。」

「へへっ。」


「とりあえず・・・、次はAPを振って戦技スキルアーツを覚えなさいな。モーション発動ができるみたいだけど、どうせそっちもスラッシュしか覚えてないんでしょ。」

「その前に、モーション発動って何だ?」

「そこからぁ!?分かったわよ。

まず、戦技の発動方法は3つあるわ。1番簡単なのが語源発動、戦技名を叫ぶことで発動する。

2番目に簡単なのがモーション発動、戦技を完全に無駄の無い動きで再現することで発動する。

そして1番難しいのが思考発動、完全な(・・・)技のイメージを想像することで発動する。」

「なるほど。俺はそのうちのモーション発動を使ってるわけだ。」

「分かったらちゃちゃっとやっちゃいなさい。手順はキャラクター、次に戦技、それで「divided」だから。」

「はいはいっと、うわっ、どう振りゃいいんだ?」

「まず戦技の元となるのが、ウィンドウの1番最初に来るね。スラッシュ以外は「???」になってるでしょ。それに必要ポイントを満たせば使えるようになるよ、派生戦技はその元となる戦技をタッチすれば出るよ。分かった?」

「おう、分かった。」

ソウは基本戦技のPt(ポイント)を満たすと「スライス」が発現した。

次にスラッシュの派生戦技を選ぶと、3つの「???」が並んでおり、1番上のPtを満たすと「ツインスラッシュ」が発現した。


「こんなもんか。」

俺がそういうと、

「やっと?なんでこれだけのためにこんなに時間をかけないといけないのよ。」

リナの愚痴を聞き流していると、フーネから連絡があった。

「出来たから来て。」

一言そう伝えると、チャットを切ってしまった。


「ごちゃごちゃ言ってないで行くぞ、お呼び出しだ。」

「なによ、アンタのせいじゃない。」

またもリナの愚痴を聞き流すとフーネと会った場所へ向かった。



フーネはさっきとまったく同じ場所に同じように座っていた。

変わっているのは、フーネの前に置かれた一本の剣だけだ。

店の前まで行くと彼女も気づいたようで、

「いらっしゃい。出来てる。」

そういうと置かれていた剣を差し出してきた。


一言で言えば日本刀。鞘から抜き放つと、反り返った刀身、光を反射する刃、そして滲み出る存在感に圧倒される。

「すごい...。」

隣でリナがそう呟いた。

「銘は初太刀・小鬼頭、強度が特徴。」

フーネが説明を加えてくれる。

「あぁ、ありがとう。で、御代はどのくらい?」

「初客サービスで2500A(アーツ)。」

「サービスっていいのかそれで?」

「これからもご贔屓に。」

彼女が少しニヤッ、と笑ったような気がした。

「商売上手だな。」

「褒め言葉。」

「使えるか分からないがこれも置いてくよ。」

A(アーツ)と共にゴブリンから手に入れた武器も渡しておく。

「いいの?これなら売れるはずなのに。」

「別にいいよ、これからもよろしくな~。」

後ろ手に手を振りながら店を後にした。



【疾】《竜人》【闇】

Lv.10  戦士Lv8

HP 440/440 MP 110/110 ST

スタミナ

75/75

ATK(攻撃)41  STR(力)60    SAT(魔攻)30

DEF(防御)40  VIT(耐久度)51   SDF(魔防)

AGI(俊敏)87 DEX(器用)19

LUK(運)35   INT(知力)25

EXP(経験値)3844   

固有スキル:【創造クリエイト

スキル:【魔力貯蔵マナ・チャージング】【夜目】

称号:【破滅と創造主】



今日のうちに10話も上げられたらと思います。


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