フラワーガーデン(4)
「文科省の生徒性暴力初動対応マニュアルです」
数学科講師の田中は、50部以上もプリントした冊子を抱え、職員室をまわって配っていた。田中の唇が、弾む心をなぞるようにゆるんでいる。頬の筋肉が自然と持ちあがり、いまにも笑い声がこぼれそうだった。
「こら、この手の資料をそんな顔で配るもんじゃない」
生徒指導主事の三好の声が鋭く落ちた。それでも、田中の笑顔ははち切れそうだった。野咲はその冊子を貰うなり、プリントをめくって、マニュアルの冒頭の「はじめに」を目を通した。
児童・生徒から最初に相談を受けた際、一切の思い込みを排除し、速やかかつ丁寧に報告・連絡・相談を行い、学校全体として対応することが求められる。その際、「いつ」「どこで」「どのような様子で」「誰が」「誰に」「何をしたのか」といった情報を漏らさず記録する。記録は受け手の解釈を加えず、本人が口にした言葉を正確に書き留めること。また、事情聴取のように過度に質問を重ねる必要はない。ただし、相談を打ち明けた本人が「真剣に受け止めてもらえなかった」と感じないようにすること。真剣に耳を傾け、軽視したり、対応を怠ったりすることは避けなければならない。誤った対応をとってしまうと、相談した児童・生徒を無意識に傷つけ、心の二次被害を招く危険性がある。また、児童・生徒は大人の言葉や暗示に影響を受けやすいため、誤った質問や事実とは違った内容確認をくり返すと、記憶が歪んだり、本来の事実が正確に伝わらなくなるおそれがある。
例えば「下着の中に手を入れられ、割れ目を指でなぞるように触れた」と証言された場合、「下着に手を入れられ、性器を触られた」とまとめるべきではない。性的な表現は、ぼかした表現を用いてしまうことがあるが、事実が歪められてしまう可能性がある。児童・生徒の言葉をそのまま記録する姿勢が不可欠——————
数行目を走らせて、胸がざらついた。野咲はため息とともにプリントをデスクに置いた。
「いやね全く」
向かい側の机から溝江先生の声が聞こえた。気持ちは同じらしい。
「やな時代ですね」
溝江先生の言葉に、となりの年配数学教諭が口を挟む。
「いまの時代になって、表に出るようになっただけですよ。私が非常勤の駆け出しのとき、筑紫女子高で務めた時はそりゃあ酷かった。若い男の先生と女子生徒が保健室で——————」
「先生、それは当時であってもアウトです」さらに隣の公民教諭が笑った。
そんな談笑の最中、田中は明け透けな声を張った。
「野咲先生、表情が固いですね。どうしたんですか? なんか心当たりでもあるんですか?」彼の健気に浮き立った調子は隠せないらしい。
「田中先生、ちょっと軽口がすぎるよ」年配の数学教師が苦笑した。「そういえば、今日、公立校の合格発表でしたっけ?」
「はい」
その瞬間、田中の笑顔が弾けた。昨日、福岡県の教員採用二次試験の合格発表があり、県立高校で働くことが決まったばかり。彼はルンルン気分で野咲にタメ口で自慢していた。田中先生は、野咲とおなじ歳で、大学院を経て去年この学校にやってきた。自分は3年前から極東学院の講師を続けているのに、先を越されたような気がする。いや、正しくは——————彼は、極東学院の専任教諭になることを諦めた。その背中を見ながら、野咲は取り残された気がしてちょっと寂しく思った。
「じゃあ、来年でさよならなの?」溝江が言う。
「そうなりますね」
「寂しくなるな」年配の数学教師が感慨深そうに言った。田中はニンマリする。
「あざっす。最高の褒め言葉です」
そのとき、警備員が職員室に駆けこんできた。声は上ずっていた。
「すみません、家庭科室の警報が鳴ってしまって。様子を見に行ったら、ダンス部の生徒が着替えているようなんです。女性の先生方、どなたか対応お願いできますか?」
「私でよければ」
溝江先生が重い腰をあげる。田中がからかうように口を挟んだ。
「溝江センセイ! 野咲先生も『僕も一緒に行っていいですか?』って言ってます」
「おい」
野咲の声は険しかった。今度ばかりは笑えない。野咲先生はノートパソコンを立ち上げて、グーグルの白いホーム画面の光を受けた。検索窓を見ながら、キーボードに指先を置くと、少しためらうように強張った。
頚椎損傷 ラガーマン
ユーチューブからある頚椎損傷患者のチャンネルを開いた。高校1年のときラグビーの練習中に事故に遭い、医師から一生車いすという宣告を受けて絶望の淵に立たされた。一時期死にたいと考えた経緯。そこからパラリンピック競技の車いすラグビーと言われたウェルチェアラグビーに出会うまでの長い道のり。その人は、死にたい絶望の淵から光を見いだすまでの、当時の心境の変化を語っていた。そして、ウェルチェアラグビー日本代表になった。
けれど、これはあくまで脊髄の部位でいうC6を損傷したケースである。野咲はやりきれなかった。このユーチューブの患者は、脚は動かないものの、両腕を動かすことができる。しかし猛は、C 4というさらに脳中枢に近いところを損傷している。そこは、両手が動かないどころか、呼吸すら機械に頼ることがある。あの青年がウェルチェアラグビーに出会えたとしても、猛にはそれすら残されていない。その青年には出口があるかもしれない。だが猛は、もっと深い迷路に閉じ込められている。頚椎損傷にも障害の程度がある。軽いものと重いもの。比較的恵まれたものと、そうで無い者。残された機能によって受傷者の世界が違う。自分はそれを知らなかった。無知のまま、猛に車いすラグビーを薦めれば、猛の心の中に少しでも灯がともるとさえ思っていた。
「おっし、今夜飲み行くぞ。大名に若手で。もう一通り声かけた」
田中が笑顔で声をかけてきた。歓楽街のネオン。湿ったアスファルトに提灯の赤いネオンや白い蛍光の灯り映る。そして、喧騒。女性店員の元気ないらっしゃいの声が響く。冷えたビールを呼ぶように、塩っ辛い、叩ききゅうりや鶏わさびの前菜がテーブルに並ぶ。田中の屈託のない笑顔に、そんな情景がありありと思い起こされた。
「今日は断ります。キャプテンの見舞いがあるんで」
となりの椅子を引き寄せ、田中は座っていた。先ほど、職員室に配ってまわったマニュアルの残部をいくつか持って、紙束の角っこを、指先で他愛なく弄っている。
「じゃあ、見舞いが終わったら来い」
「マンション、西新だし」
「大名まで地下鉄で一本やろうが」
「明日も部活が」
「おいおい、めっちゃ冷たくなくない? 俺の公立教員合格祝いやぞ。とりあえず、若手は一通り声をかけた」
「だったら、ミドコロ先生も連れてけばいいじゃないですか?」
「お前、正気?」田中の笑顔が消えた。「わざとその名を出しただろ?」
田中は職員室をさっと見渡し、声を落とした。
「冗談でもその名を出すな。あの鼻にかけてる感じ、苦手なんよ」
「初耳です」
「知らんとや? あの人、数学科のあいだで評判悪いんだよ」
「そうなんですか?」
「音楽の先生やけど、数学できるっちゃん。で、授業担当をさしおいて、女の子だけ、個別でね、数学をつきっきりで教えて、男子からも評判わるい。しかも、俺とかほかの数学の先生の授業の愚痴を女の子から聞き出して、悦に入ってる。一度問題になったんよ。女の子とあまりに二人きりで音楽室に居すぎて、教頭に注意されると、今度は奥の音楽準備室に女の子を呼ぶようになって────それでそんで、何がやばいって」田中は一瞬言い淀み、声をさらに落とした。エアコンの吹き出す風音が職員室を満たした。
「ミドコロ先生、実は今年、婚約してたんですよ。挙式は来月らしい」
「?」野咲はおもわずパソコンを閉じた。自分の驚きの声が、自分でも大きいと思った。
「呼ばれてるんですか?」
「冗談じゃない。死んでも行くか。ご祝儀をドブに捨てるもん。とにかく、野咲先生はラグビーバカやけんさ、練習ばっかで職員室おらんけど、ミドコロは、野咲先生以上に準備室に籠りっぱなしやけん、ほかの先生と交わろうとせん。専任教諭のくせに女の子ばっかにかまって──────来年担任やるらしいけど、俺だったら、正直一緒に学年組みたくないな。飲んだところでせっかくの乾杯が不味くなる。俺ってけっこう直感とか、言い知れない違和感が当たってしまうタイプなんですよ。あの人はちょっと違和感がね。はじめて会ったときからあった」
「──────」
「おっと、ちょっと話が過ぎた」
軽妙な調子で言葉を重ねるうちに、いつの間に悪意の沼にはまっていた自分を悟ったのか田中は我に返ったしい。
「話は変わるけど、まだユーチューブ観てるの?」
「はい」田中は、再びパソコンを立ち上げた。
「で、今日もお見舞い?」
「まあ」
「行きすぎやろ。ちゃんと出張申請してんの?」
「出す日もあれば、そうでない日もある。ふと気が向いて、自前でリハビリセンター行くときも」
「もう──────」田中はため息をこぼした。
「あのとき、野咲先生は現場にいなかったやん。それに、副顧問でなにより講師です。キャプテンのことを自分の罪みたいに抱えるのは酷ですよ」
「罪の意識はない。けど、俺は猛のために何ができるかって思ってしまって。極東ラグビー部のOBとして。おなじラガーマンとして──────」
「教員になってばかりの新人が背負うには、重い十字架じゃないのか?」
「十字架じゃないです。生身の高校生がいまも、ベッドの上でリハビリに励んでいるんです。それを虎衛門先生一人に負わせるわけには行けない。虎衛門先生だって辛い。私も辛い。他のコーチもトレーナーも、チームメイトたちも胸を痛めている。けれど、一番辛いのは猛です。苦しんでいる仲間に手をさし伸べる────それが、同じラガーマンとしてあるべき姿です。そういう精神を生徒に教える。仕向ける。それが、教師としての務めだと思う」
田中は目を細くした。紙束の角をなぞりながら、静かに言った。
「教師の鑑やね」
からかいは微塵もなかった。彼は立ち上がり、手にしていたマニュアルの残部を一瞥した。職員室の隅にあるシュレッダーに歩み寄り、紙束を挿しこむと、機械音がうなった。紙束は無数の刃に飲み込まれ、白い紙屑となる。その音を見届けながら、田中は背筋をピンと伸ばして。年配の数学教諭が口を挟む。
「日本の未来は明るいようだ」
「それに祝して乾杯としますか」
からかいは微塵もなかった。むしろ、敬意があった。
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文化祭はどうでもよかった。アドバンス特進の3年10組は、3年連続ペーパークラフトをやることになっている。『総合的な学習の時間』での話し合いのすえの結論で、副会長が推した案でもあった。体力も新鮮な脳みそもあるはずの高校生が『折り鶴』、『紙風船』や『風車』の紙くずをつくる。園児のほうがいたいけも手心もある。異論はなかった。クラスメイトたちは勉強以外の何かを挑戦する気力もない。そのくせ、進学実績は毎年パッとしない。
副会長は、得意げだった。空爆に苦しむガザ住民のために千羽鶴を作ろうと言いだした。文化祭の出し物は最小限。それで、受験に集中できるとドヤ顔をする。まるで、文化祭やそのほか、学校行事を無益な労働だと思っている。だったら、なんのために学校に行くんだろう? 勉強だけなら高校なんて行かなくてもいい。予備校に通いつめて、高卒認定でもいいし、N高でもいい。アドバンス特進の半分が浪人。皮肉だ。俺はその集団の中で3年間をやり過ごす。それこそ、自分自身への特大ブーメランだ。
文化祭2日目、クラス企画をバックれ、にぎやかな校庭を徘徊することにした。発電機のうなりが聞こえる。ソースギトギトの焼きそばの甘ったるい焦げくささが鼻につく。なま焼けで粉の残った生地のクレープ店。原価50円の南米産鶏肉を200円でさばいて、暴利をはたらく焼鳥屋。子供連れが買いあげて、3歳児が手にしているのを見て、もどかしくなる。
校舎の廊下を徘徊してみたところで、胸を弾ませる出店はなかった。ペーパークラフトだのフォトスポットだの、やたら積み上げられた机と椅子をかき分けるだけの迷路————どれもあまりにも無味乾燥で、絵画のない額縁だけの展示会にまぎれ込んだようだ。
たどり着いたのは、いのっちのクラスだった。文化祭初日も僕は、彼のクラスのロミオとジュリエットを覗きこんでいた。だけど、舞台はヒロインもヒーローも不在だった。この夏、あまりのグタグタだったことに愛想を尽かして、蒸発したらしい。代わりに登場したのは、全身タイツのいのっちとタイツ仲間の3人。アイドルソングを爆音で流し、いまにも、極薄赤タイツがはじけそうな小太り男がネオンカラーの棒をめいいっぱい振りまわす。最初こそ、客から笑いをとった。けれど、3人の動きがバラバラで、振付は単調、たった30秒でマンネリ化した。観客の目線はどこか虚空をさまよい、笑い声はしぼんでいく。この調子で続くのかと分かった瞬間、笑いは苦笑に変わり、沈黙へながれ落ちる。「2曲目いきます」といのっちが叫ぶと、あちらこちらで席を立つ人が見えはじめる。公演後、『午後の部もあるから手伝って』と言いだした。彼はピンクのタイツ片手に追いかけてきた。俺は必死に逃げた。捕まったとき、僕は抵抗した。
「お前、部活で大変なことがあったのに、何しとうとうとや?」
「知っとう! はよ、これ来て、動画一緒に撮るぞ」
「なんで?」
「猛に送るっちゃん。お前もタイツ着ろ。ぜったい喜ぶけん」
もちろん、僕は固辞した。いのっちは、年がら年中、汗の匂いが皮膚から立ちのぼっているような男。つねに、額も背中も膝裏も、ありとあらゆる部位が湿り気を帯びている。
彼の実家は、吉塚の小さな酒屋の五人兄妹の長男。ある日、僕もふと立ち寄ったことがある。いのっちは末っ子の妹を背中におぶって、レジに立っていた。真顔で「へい、いらっしゃい」と叫んだ彼を見て、僕は笑った。その酒屋は角打ちで、買った酒をカウンターで立ち飲みできる。おつまみもスナック菓子もスルメも売っている。そして、駄菓子も手広くやって、近所の小学生も通いつめる賑やかなお酒屋さん。未成年なのに、酒屋の番台に立つ。そんなグレーゾンを悪びれることなくやってのける。毎朝、何食わぬ顔で、中古のチャイルドシート付きのママチャリを立ち漕ぎしながら、極東学院の正門をくぐる。それをダサいと思わない。彼はスタメンじゃない。だけど、部室内の着替えのときだけ、みんなの笑いをかっさらう。いのっちは、部室棟の永久欠番だ。
僕が、ラグビー部を辞めると決めたとき、最後まで、何かを言おうとしていた人たちがいた。口下手なくせに、僕を引き止めようとしていたのは、野咲先生といのっち。ただ、二人だけ。
森シンと野咲、いのっち
高校生活のすべては、3人でまわっている。文化祭2日目、いのっちのクラスにはダンボールでできた看板が掲げられていた。「ロミオとジュリエット」の看板に大きなバッテンに「お化け屋敷」とボールペンでかき殴られている。
懲りない連中の路線変更。突貫工事でありあわせの布と段ボールで遮光し、イスと机をつみあげ、迷路をつくった。いきなり、ドアが開いた。お化け屋敷の教室から、異装集団が飛び出して、俺を掴んで教室の中に拉致された。
天井に血まみれのリカちゃん人形が5、6体、逆さずりになっていた。就学前の妹から、リカちゃん人形を徴用し、小さな衣装を脱がせて裸にして、血のりを塗った。悪趣味すぎて、女子たちは全員ボイコットしたらしい。彼の衣装は使いまわしの赤タイツ。それ以外の男たちはドンキホーテで買いたしたハロウィングッズ。
「俺たち、最後の文化祭やぞ。それにこれを見ろ!」
彼は鼻息を荒くして、太い首もとのハートの折り紙をひけらかした。安っぽいリボンで結びつけられた首飾り。それを揺らして、俺にひけらかす。
「何これ?」
「恋みくじ。ひる1時、生徒ホールでみんなが集まって、折り紙をいっせいに開けるらしい。折り紙に1から300までの数字が、2枚ずつ書かれている。その番号と同じ人が結ばれるって噂」
「意味わからん」俺は冷たく一笑に付した。
「これに命かける」
いのっちは燃え上がった。いまにも猛は、リハビリに励んでいる。サイコパスかよと思った。
「おなじ番号だった子がかわいそう」
「るっせえ。とにかく、ゴンはきのう裏切ったけん。手伝え。お化け足りてないっちゃん」数人におさえつけられ、いのっちが馬乗りになって僕のメイクアップする。金の長髪のかつらを無理やり被らされた。
「ゴンの新境地」
ファンデーションを塗られ、目の乾く痛みを感じるつけまつげに、思いきった明るい色の口紅。ほっぺに赤いチーク。みるみる女になっていく僕に、いのっちは、だらしない内蔵脂肪をよじれせた。
「家庭科同好会が、女装コンテストしとったけど、バレて中止になった。やけん、ゆずってもらった」
安物だった。にぎれば毛は1本、2本抜けおちる。いのっちはスマホで撮った。「猛に送る」と真顔で言う。不謹慎だと思った。
「そんなはしゃいでいいん?」
いのっちは真顔になった。
「いいけん。猛から『権藤を連れて来い』って言われとう」
僕の女装なんてなんの慰めにも、足しにもならない。
「最近やっと、自発呼吸ができるようになった。それに言っとった。文化祭の動画送ってって」それでも僕は、乗る気はなかった。粘りに粘ってこんにゃくを釣りさげた竿を操る係になった。
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「怖くないやん」
開店そうそう中学生が聞こえよがしに叫んだ。いのっちは、科学部から拝借した手製スライムを投げつけた。中学生は悲鳴をあげだ。
「うをおおおおお」
それからというもの、いのっちは奇声をあげて、違法お化け屋敷を盛り立てた。やってきた女子校の4人組に、挨拶がわりのスライムを投げつけた。みんな悲鳴をあげた。それが火付になってさらに人を呼んだ。行列ができてくる。もともと企画書を出していた1年の合法お化け屋敷の倍以上の行列ができた。
「ゴン」
いのっちは、感涙した。
「俺、青春のただ中にいる」
生まれて初めての異性とのコミュニケーションらしい。お化け屋敷の順路のおわり、スライムやこんにゃくを投げつけながら、お化けたちが群がってくるサービスが受けたのか、40分待ちの行列ができた。お化けたちは、みんな色めき立った。




