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第35章私。告白します。

結衣は次の日、朝早くグラウンドへ向かった。

すると案の上、朝から練習する愛美の姿があった。

愛美は結衣を見ると驚き言った。

「結衣?なんで居るの?」

結衣は愛美を見ると感情が爆発し、涙を流しながら愛美の元へ走った。

愛美はその異様な様子に恐怖を感じ、逃げようとしたが、結衣の無尽蔵のスタミナとその俊足によりあっさりと捕まってしまった。

結衣は愛美を抱きしめると泣きながら言った。

「愛美ちゃああん。ごめんねええ。」

もの凄く大きい声であったため愛美は周囲を見た。

すると校舎の方から教師達や早く来た生徒達が様子を見ようとグラウンドを覗いていた。

「結衣。取り敢えず泣き止んでよ。」

しかし、結衣の興奮は収まらず、愛美が痛みを感じる程の力で愛美を抱きしめた。

「愛美ちゃああん。私ね。離れようと思ったの。でもサッカーやめれないし。愛美ちゃんとも仲良くしたい。だって私。愛美ちゃんのことが大好きだから。」

愛美は驚いた。

こんなグラウンドで大好きと叫んだところを皆に聞かれれば二人が変な関係であると誤解されかねない。

だから愛美は結衣を何とか落ち着かせようとした。

しかし、結衣は落ち着かなかった。

「愛美ちゃんは私の事大嫌いかもしれない。でも私は」

結衣がそこまで言った所で、ヤケクソになったのか、愛美は結衣を止め、結衣と同じ位の大きさで叫んだ。

「そんな訳無いでしょ。私だって。結衣のこと大好きだよ。」

気付くと愛美も涙を流していた。

「この馬鹿結衣。悪いのは私でしょ。私はあなたに八つ当たりしたの。あなたは怒っていいところなのよ。なのに、なんであなたが謝ってくるのよ。もうどうやって謝ったら良いか分からなくなっちゃったじゃない」

「無理だよー。だって、愛美ちゃんとこのまま話せなくなるなんて絶対嫌だもん。」

「そんなの私もだよ」

そして愛美と結衣は泣きながら二人で抱き合ったのだった。


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