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第28章私。バイキングに誘われます。

いつもの休み時間、結衣と愛美は話をしていた。

「結衣。結衣は終盤のパワープレーについてどう思う?」

「嫌いかな。なんかプレーが雑になる気がする。」

すると玲が二人に近づいて来て言った。

「今から君達にはコロシアイをしてもらいます。」

玲の言葉に愛美は恐怖の表情を浮かべて言った。

「どうしたの深山さん? 私、何があっても絶対にそんな事しないよ。」

それに対して結衣が言った。

「愛美ちゃん主人公っぽい」

すると玲は得意げな表情でポケットからチケットを取り出した。

「ここにホテルバイキングのただ券があるわ。最近話題のバイキングよ。」

その言葉を聞いて愛美が目を輝かせた。

「えっ。凄い。この前先輩達が話してたやつだ。一度行って見たかったんだよね。」

結衣が言った。

「私達も連れてってくれるの? 玲も良い所あるじゃん」

すると玲は得意げな表情で言った。

「私もそうしてあげたいんだけどね。残念ながら券は2枚しかないわ。つまり行けるのはあなた達の内、1人だけというわけ。行きたいでしょ。さあ。私に媚びなさい。」

玲の言葉に結衣は呆れた様子で笑みを浮かべた。

それに対して愛美は少し考えてから言った。

「じゃあ。私は良いかな。」

愛美の言葉に結衣は驚いて言った。

「えっ。どうして? 愛美ちゃんはバイキングに興味有ったんじゃないの。」

愛美は言った。

「興味はあるよ。だけど結衣が行けなくなったら悪いから。それに私にホテルのバイキングは似合わないよ。きっと緊張し過ぎて味が分からないだろうし、河原でおにぎりを食べてる方が良いや」

愛美の言葉に結衣は深く感心した様子で頷いた。

「愛美ちゃん。私もだよ。愛美ちゃんを押し退けてまで行きたくない。私も愛美ちゃんと一緒に河原でおにぎり食べるよ。」

それを聞いて愛美は満面の笑顔を浮かべた。

「結衣。じゃあ今度二人で行こうね。私、頑張って作ってくるから」

結衣は言った。

「うん。楽しみだな」

二人の一連の会話を聞いた玲が言った。

「理解出来ないわ。どうしてホテルのバイキングに行く話が河原でおにぎり食べる話になるのよ。」

結衣は誇らしげに言った。

「お金より大切な物に気づいたからだよ」

玲はうつろな目で言った。

「二人のうち、どちらかに私の写真を撮らせてイン○タにデビューしようと思ったのに。」

結衣は玲が自撮りを知らずツイッ○ーに自分の映っていない風景や写真を載せ続けている事を思い出した。

そして玲のカメラマン役は絶対に嫌だと思った。

すると愛美が言った。

「深山さん。そのチケット見せて。」

玲は不思議そうな様子で愛美にチケットを渡した。

「何かあるの?」

愛美はチケットを取るとチケットを手で揉んだ。

すると、一枚だと思われたチケットは重なっており実は2枚だった事が判明した。

愛美は玲に言った。

「一枚重なってたから全部で三枚だね。」

結衣は言った。

「やった。3人で行けるじゃん。」

玲は叫んだ。

「これでついにイン○タにデビューできるわ。」

愛美は玲に優しい声で言った。

「良かったねー。」

こうして3人は今度の日曜日にホテルのバイキングに行く事になったのだった。

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