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第18章私。映画を見ます。

そして映画が始まった。

映画の内容は典型的な恋愛映画で、男女が恋に落ち、愛を深めるが実は女の子の方に病気が見つかるという内容だった。

(良く見る様な内容だけど、しっかり王道で面白いな。たまには映画も良いかも)

結衣はそう感じ、ふと斜め前を見た。

すると、委員長と隣のクラスの男子も映画を見ていた。

(意外と近いな。私達が居る事がばれないと良いけど)

結衣がそう考えていると、委員長と、男子はどちらもポップコーンを取ろうとして手が触れ合った。

男は照れくさそうに手をどかして言った。

「ごめん」

すると委員長も顔を赤らめて言った。

「気にしないで。」

その様子を見て結衣のテンションは大きく上がった。

(何あれ?典型的な付き合いたてのカップルの恋愛じゃん。最高だわ)

「初々しくて良いなー」

結衣は思わずその様につぶやいた。

するとその言葉を聞いて愛美が言った。

「初々しい?あれでもまだお互いに遠慮があるってこと?」

結衣は愛美の言葉を聞いて画面を見た。

すると男女が夜の街中で情熱的なキスをしていた。

それを確認し結衣は言った

「ごめん。間違えた。これは相当、進んでるわ」

愛美は照れたようで言った。

「そうだよね。外だし、唇を入れた凄いキスだもんね。良かった。付き合い始めていきなりああいう事するのは無理だからどうしようと思ったよ。」

それを聞いて結衣が言った。

「愛美ちゃん。そういうあてでもあるの?」

愛美は少し不機嫌そうに答えた

「別にないけど。一般論として言ったの。それより映画を見よ。集中しなきゃ。」

その後しばらくの時間が経った。

(この2人の恋愛って何か良いな。女の子が死にそうだけど、なんとか2人で幸せになってくれないかな)

結衣はそんな事を考えながらふと斜め前を見た。

すると委員長が男に対して言った。

「ちょっと良い?」

男は不思議そうに尋ねた。

「何かな?」

男が委員長の方を向くと、委員長はほっぺにキスをした。

男が驚いた顔を浮かべると、委員長が言った。

「口にポップコーンついてたよ」

男は照れた様子で答えた。

「ありがとう」

それを見た結衣は興奮した。

(委員長。やば。色気が凄い。というか、知り合いの恋愛は変な背徳感が有って良いな)

すると委員長が言った。

「私の口にも付いてない?確かめてくれる?」

その様子を見た結衣は我慢の限界に達した。

「愛美ちゃん。凄いよ。見てみてよ」

愛美は言った。

「大丈夫。見えてる。」

結衣は愛美を見た。

愛美は号泣していた。

その涙で画面が見えない程だった。

しかし、真面目な彼女は他の観客の邪魔にならない様に必死に声を堪えていた。

結衣はその様子を見て思った。

(愛美ちゃん。そうだよね。折角一緒に来たんだし集中しないともったいないよね)

そして結衣は映画に集中し、その内容に感動したのだった。


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