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ギルドでお仕事終わるの待ってます

『悪い、仕事終わるまで待っててくれるか?』


そう言われて、ギルマスさんの机のある部屋まで付いてきました。

ドーンッと書類が乗ってましたよ。

ソファに座って大人しく待ってたんですが、食後は半端なく眠いっす!

目がシパシパしますね。


『ん?寝てていいぞ。』


そう言ってくれました。

では、お言葉に甘えて、、、、、。


う~ん、眠れません。

何か物足りないというか、、、。


『どうした?

オシッコか?』


むう〰️!デリカシーが無いのは相変わらずですね。

これはお仕置きですね。

抱っこの刑ですよ!!


側に行って、ギルマスさんの服の裾を引っ張った。


『うん?

何だ、淋しいのか。

ほら、抱っこしてやるから来い。』


優しい声でそう言われ、いそいそと抱き付いた。

頬を心臓の辺りにくっつけたら、温もりが伝わってきて、眠たくなってきました。


ああ、何か安心出来る温もりと匂いです。

はふ、、、。





※※※※※※※※※※※※※※※※※※※



こんな俺でも親替わりに思ってくれているのか、抱っこで眠った。

可愛いもんだな。

結婚してたら、この位の子供がいてもおかしくないんだろう。


そろそろ、ソファに寝せようかと移動したら、弛んでいた指にギュッと力が込められてしがみついてきた。

信頼され、頼られている感が増す。


もう、こいつの事を手離せなくなるんじゃないかと思ってしまう。

いっそ、うちの子にしてしまおうか。


拾ったのは昨日の事なのに、何でこんなにも惹かれるのだろうか。

無垢な幼児恐るべし、だな!


とりあえず抱っこしたまま書類仕事を進めるか。


ああ、その前に誰かを呼んで。


『お呼びですか、ギルマス。

ぎ、ギルマス、何をしてるんですか?!』


し〰️、と指を一本口にあてて静かにしてもらう。

せっかく寝たのが起きちゃうじゃないか。


『毛布を持ってきてくれ。』


小声で頼んだら、クルミン嬢の顔がひきつっていた。

俺だって似合わない事してるって分かっているんだよ!!




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