ギルドでご飯をたべました
朝ご飯に昨日の残りのスープと白パンを食べてから、買い物で結構な時間が経ってました。
うん、お腹空いた。
時計がないから分からないけど、お昼ご飯の時間は過ぎたんじゃないかなぁ。
眉を下げて、ちょっとグデッとしていたら、気付いてくれました。
『おおっと、腹減ったよな?
遅くなって悪い、飯食いに行くか。』
うん、やっぱり、気遣いの出来る優しい人なんですね。
抱っこでギルドの食堂まで連れてきてくれました。
お昼の時間が過ぎているからか、空いてますね。
『任せるから、色々持ってきてくれ。』
おお!太っ腹な注文の仕方ですね。
おじさんが色々な料理を持ってきてくれましたが、誘拐か?隠し子か?って呟いてましたけど、否定しなくて大丈夫なんでしょうかね?
ギルマスさんにも聞こえてたと思いますから、私が心配しなくても良いのかも知れませんが。
『ほれ、好きなだけ食え。』
はい!いただきま~す!!
どれがお好みなのか分からないので、片っ端から食べていきます。
うん、どれも美味しいですよ!
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うっかり、食事の時間も忘れて連れ回してしまった。
グッタリしているのを見た時は、胆が冷えた。
子供は見ている分には可愛いが、俺に面倒が見れるのだろうかと考えてしまった。
病気にかかったらどうしょうか、ケガを負わせたらどうしようか。
やっぱり、俺が預かるのは無理がある。
この足で、誰かしっかりした人に預けた方が良いのではないか?
そう悩んでいたら、
『ギルマスさん、どれも美味しいです。』
ニコニコしながらそう言った。
この笑顔、癒されるなと思う。
『ホレ、甘いものも食え。』
食後の甘味を勧めると、それはそれは幸せそうに食べた。
うん、うちの子が一番可愛い!!
(預かりっ子だが)