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冒険者ギルドに行きました

着替えの服を沢山買ってくれました。

子供だから汚すと思っているのか、ずいぶんと多いですね。


持って帰るの大変そうだな、と思っていたら魔法の収納袋持ってましたよ。

さすがギルマスさんですね。

だから買い物帰りでも、ほぼ手ぶらみたいなものですね。


『お金、沢山使わせてしまって、ごめんなさい。』


『うん?

子供はそんな事気にするな。

ごめんなさいって言われるより、ありがとうって言われたいぞ。』


『ありがとう。

着替え助かります。

可愛いのもあって、嬉しい。』


ギルマスさんはちょっとデレた顔でウンウン頷いている。

強面ですけど、可愛いですよ。


『ちょっと冒険者ギルドに寄っても良いか?』


良いも悪いも、私の為にお仕事休ませてしまったんじゃないですかね。

抱っこの移動ですし、私は全然OKですよ!

それに、ギルマスさんの職場、興味ありますしね。

ど~んと連れて行って下さい!




『ギルマス!

良い所に来てくれました!!』


建物に入った瞬間、なんかトラブルの予感ですね。

今日は本当はお休みしている場合じゃ無いのかもですね。


『急ぎの決裁が沢山あるんですよ!

書類整理して行って下さいね!』


女性がそうまくし立てて、ふと、抱っこされている私と目が合った。

驚愕の表情を浮かべる。


『ギルマス!

どっから連れて来たんですか!!

誘拐は犯罪ですよ!!!』


あ~、やっぱり、こうきたか。

うん、なんか分かってましたよ。

面倒見の良い優しい人なのに、強面だから誤解されているんでしょうかね。


『おい、勘弁してくれ。

こいつは拾ったんだよ。』


『ヒロと言います。

ヨロシクお願いします。』


抱っこされたままだけど、一応挨拶しておいた。


『うわぁ、可愛い!

私はクルミンよ。

ヨロシクね。

てか、拾ったって、どういう事ですか?』





※※※※※※※※※※※※※※※※※※



冒険者ギルドに寄ったので、鑑定器を使用してみようと思った。

何か身元に関する事が分かるかも知れないからな。


ヒロの小さな手を器械に触れさせる。


ステータスが見れるはず、、、。


その筈だったんだが、何も写らない。

う~ん、駄目か。

記憶喪失が関係するのか?

考察の余地ありだな。


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