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告白

目の前にユウカがただならぬ雰囲気で立っている。

その姿にいつもはふざけている連中も、口うるさいアミやおっちゃんもみんな黙っている。

いったい何が始まるのだろうか。

そんなことを考えているたら、ユウカがしゃべりだした。


「ソラ君、好きです」


「は?」


思わず間抜けな声を出してしまった。

えーっと、どうしてこうなったんだっけ?

確かユウカに喧嘩を売られて俺はそれを買ったんだよな。

で、草原についていろいろあって、ユウカを褒めてたらユウカはすごく機嫌がよくなった。

そのあとギルドで一緒に飲んで、愚痴こぼしあって、ちょっとアミをからかって、怒られて、ちょっと厨二になっちゃって、なんて言ったんだっけ?

確か・・・


「俺とお前は運命でつながってるだっけ、お前よくあんなこと言えたよな」


いきなり声をかけてきたのはたぶんアミ目当てで来てる最近では常連のロンだ。

俺、そんなこと言ったっけ?なにを告白しているんだろうか。で、たしかそのあとフッとか言いながら帰ったよな。

これはそういう話じゃなかったよな。これは冒険譚だったよな。なんで冒険せずに告白されてるの俺?

何気に告白されたのはこれが初めてだし・・・あ、そー言えばアミに一回言われてるな。幼稚園の時に。


「ユウカ、すまない。俺は子供のころアミと約束してしまったんだ。だから、君とは付き合えない」


「え?アミと?」


「それは幼稚園の時のことを言ってるんですか!あれは忘れてください!お願いします!」


「貴様ぁ絶対殺す」


「へ~、ふ~ん」


ユウカが敵意を出して、アミが半泣きしながら怒って、ロンが殺意を出して、アルゴがつまらなさそうにして、ギルドが大変なことになった。

ユウカがアミに喧嘩をフッかけてた。アルゴがジーっと俺を見てた。ロンがナイフを出して俺をみてた。

おっさんが笑ってた。常連のパーティーが俺を見ながらにやにやしている。あ、ロンがナイフを落として泣き始めた。

なんかやばそうなのでとりあえず謝ることにする。


「アミ・・・なんかいろいろごめん」


「・・・恨みますよ」


「お、おう」


「ソラ、話があるんだが」


「アミ、ちょっと話をしようじゃないか」


「「はい」」


俺とアミの息がぴったしだった。

またアルゴがちょっと俺をにらんできた。なにを怒ってんだよ。

そのあとはいろいろあった。ロンとユウカが息ぴったしで襲ってきたリ。おっさんがアルゴに話しかけたと思ったらアルゴは顔を真っ赤にしておっさんを殴るし、おっさんいたそうにしてたな。

まぁ、いろいろあったけど・・・これで大丈夫かな?

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