表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/61

ロリっ子魔女

俺は、どうしたらいいんだろうか。

アミから聞いた話だと、今は魔女は人間になにもしていないそうだ。でも人間は魔女に敵対視しているそうだ。・・・魔女も人間なのに。

いろいろ考えてたら、ギルドの前に来てしまっていた。

ギルドの前で俺はアミに教えてもらったスキルを発動させてみた。

スキルは魔術生成、効果は魔術をつくれる。魔術の効果を決め、名前を決めるだけ。俺はとりあえず非戦闘用の魔法を数個覚えた。

で、今使ったのは飲み水を出す魔法だ。ちなみに出した水は地面にこぼれた。


「あっ」


「ん?」


いきなり扉が開いたと思ったらアルゴと数人の冒険者が出てきた。


「よかった、ソラさん生きてましたよ」


「オー、よかったな」


「アルゴちゃん、彼氏死んでなくてよかったね」


「か、彼氏じゃありません!」


「またまたー」


彼氏じゃないのは本当なのだがそんな必死になって否定しなくてもいいじゃんか。


「お前らなにしてんの?」


「あ、ソラさんを探そうとしてたんですよ」


「アルゴが心配してたからな。後輩の頼みは断れねぇよ」


「そうそう、アルゴちゃんソラがいなかったら今頃生きてないとか、見た目と違って力があるとか・・・」


「やーめーてーくーだーさーいー」


なんか騒がしい。説明してくれたけど結局分かったのは俺を探そうとしてくれたことだけか。

騒いでるメンバーをみているとアルゴが耳元でしゃべってきた。くすぐったい。


「あ、そうだ。ソラさんは何か特殊な力が目覚めてませんか?」


「え?お前は目覚めてるの?」


「はい。引力を操ることができるみたいです」


またチートか。俺のよりチートなんじゃないか。だって、俺のはあくまで魔法だから魔力使うんだよ。でもさ、アルゴのは引力を操るんだよ。せこいじゃん。


「そうか、俺は魔法を作れる」


「え、ウソ。そんなの卑怯じゃないですか」


「お前のほうが卑怯だわ」


「あんたらなにをひそひそしてるの」


しまった。なんか怪しまれてしまったようだ。おい、なぜにやにやしてるんだ。

俺はなんとなく窓の外を見てみた。

そこには、緑のローブを着たちっちゃい女の子が中を見ていた・・・この格好どっかでみたことあるな。確か、最近知り合った人で赤いローブやら青いローブ、紫のローブを見たな。

外に出たら女の子の方に歩いて、声をかけた。


「君、入りたいんだったら入ればいいじゃんか。なんで、そんなところに立ってるの」


「え、あ、入っていいの?」


「ん?ああ、入っていいよ。客に指定があるわけじゃないからな」


「そっか」


それだけ言うと女の子はトコトコギルドに入っていった。

みんなの反応はすごかった。

主に女の子からかわいいと言われてた。男にもロリコンに目覚めそうとか言ってる危険な奴がいたな。


「おじさん、酒をくれ」


「え?お前酒飲めんの?」


つい反射的に聞いてしまった。


「貴様も私を子ども扱いする気だな、と言うか私を大人だと認めない気だな。ならば仕方がない。決着をつける必要がある。なんと、私は風を操る魔女ユウカ、私たちのリーダーに名付けてもらった」


ほら、面倒なのが来た。最近魔女との遭遇率高くね。だって、これで四人目だよ。と言うかよく人が多いこの場で言えたな。


「草原で実力を見せてやる。ついてこい」


そう言って歩き出した。・・・草原とは逆方向に。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ