6.妖精神と封印
今回はいつもより短いです。
いつもの朝。今ではもう慣れてしまった、木に開いた穴の中で、今日も目覚める。
「主、そろそろ力を抑えてはどうだろうか。」
唐突に質問してきたのは、少し前に創った、部下の神。どうやら名前があったらしく、伊邪那岐大神というらしい。
「何故?」
「近頃、世界に妖気とやらが充満しているようで、妖が生まれている。」
「仕事してない間に大変なことになってるんだねぇ…」
平和ボケしていたのだろうか、知らない間に世界に異変が起こっていたらしい。
「でも、力を抑えるって、どうやって?」
「主の力で封印してみては?」
「封印か…生物にかけるのは初めてだなぁ…」
封印には、何か力を蓄えるものが必要なのだが、邪魔にならないように、髪留めにしてみる。
封印の印を神力で書き込んで、後ろで髪を結ぶ。
「おお、力が弱まった感じがする」
髪留めに力が蓄えられたせいか、結んだ髪が一気に伸びた。どういうことだろうか。
「あ…急に…眠気が…」
力が弱まったせいなのだろうか、一気に眠気が襲ってきた。
「先程起きたばかりにもかかわらずもう睡眠か」
「…zzz」
時代が進み、星に人間が生まれた頃。
とある木を中心に、羽があり人の形をした妖が大量に発生した。
そして、その妖たちは、一匹の妖を中心に、一柱の神を守り続けた。
~古代編へ続く~
少し無理矢理な感じがありますが、やっと原作キャラに会えそうです。
投稿ペースが不安定すぎる…
追記(2014.11.20):月人編へ続く を 古代編へ続く に変更しました。
追記2(14.12.1)月人編は古代編に吸収されました。めでた(ry