3.妖精神の仕事
何話になったら原作キャラが出てくるのだろう…スタートする時代間違えたかな…
主人公は妖精の域を余裕で出ている気がするんだ。(確信)
SIDEゼウス
アテナがすぐ横に現れる。
「ゼウス様、只今戻りました。」
「神化は成功したようじゃな。」
「はい。能力も開花したようです。星を安定させながら修行するように、と言っておきました。」
「分かった。」
「では。」
そういい終えると同時に、アテナは自分の持ち場へと帰る。
「…しかし、あのような過去を持っていたとは…さすがの儂でも驚いた。」
あの妖精は、何かに守られていた。この「全知全能を司る程度の能力」をも跳ね返す、強大なもので。それのせいで、あの妖精の過去は一部しか覗けなかった。
それが何かを知る必要がある。能力を使っても知ることができないので、様子を見るしかない。
早めにあの星を成長させる必要がありそうだ。
まずはあの星の近くにあった恒星を成長させる。
「…これで大丈夫じゃろう。」
彼女が、あの星を成長させることを願おう。
SIDE OUT
そして、5000万年の月日が流れる。
SIDE宇巧
星が安定して、修行に明け暮れること早5000万年。
妖力はかなり増え、能力もかなり使えるようになってきた。(他の生命が無いので自分に対してだけだが。)
ある年、この星に異変が起こった。
星は、隕石が落ちて少しずつ巨大化していたのだが、星が直径約12万Kmになった時、近くの星があり得ない速度で成長し始めた。
「熱ッ!」
その星は恒星となり、光を発し始めた。
能力を使って自分を操り、自分を急な温度の変化に耐えられるようにした。
急な温度の変化に耐えられなくなったのか、星の中から溶岩が飛び出してきた。
「あーあ、せっかく安定してたのに。」
再び、昔の作業に戻ることにする。
7億年が経った。
時間が飛びすぎ、と思う人もいるだろう。
しかし、7億年も生きていると、時間の感覚が狂う。
「生命を司る能力」に関しては、7億年前よりもさらに色々なことができるようになった。
自分のことはほぼ全て分かる。
もちろん他人のこともわかるので、(プライバシーなんてあって無いようなもの)普段は使っていない。
そして1番変わったことというと、海ができた。すでに島も点在している。
溶岩を止めるときに大気中の水蒸気を使い、雨を降らせてみたら予想外の大雨が降り、溶岩が固まって地殻ができた。
大気にはまだ酸素がない。
酸素が無いことに気付いた時、妖精の体は呼吸が必要ないことが分かった。
体は何故か、全く成長しない。7億年経っても未だ体は幼女体型のままだ。
ゼウスやアテナも体型は変わらないようだ。
前のようにのんびりと過ごしていたら、海に何かが混じったような気がした。
近寄ってみても、全く見えない。能力で視力を上げて見てみると、そこにはすごく小さな丸が「居た」。
「丸」が「居た」のだ。毛が1本生えている。なんだこれは。
いや待てよ、心当たりがある。
「うおぉ微生物じゃねぇか!ついにこの星に微生物が!」
この星最初の、生物との遭遇である。
描写されていませんがアテナの能力は「知を司る能力」です。
後、前の話に主人公とアテナが飛んでいる場面がありましたね。
あれ、実は光速を超えて飛んでいます。(秒速1光年は超えています)
そうでもしないと星から星へなんて移動できませんよ。
地球に行ったら弱体化しますが。
主人公より強い敵はゼウスとアテナだけになるでしょう。
力の差は
綿月姉妹<<<天照<<<<宇巧<<<<<<<<アテナ<<<<<〈超えられない壁〉<<<ゼウス
といったところでしょうか。年を取るにつれて力は増していきます。
永琳が月へ行く頃には何億歳になっていることやら