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東方生司妖  作者: みたか
古代編
17/17

16.狐式神と見知らぬ兎

投稿にかなりの間が空きました。2ヶ月ちょっとかな?

時間ってのはね…いくらあっても足りないもんなんだよ…。

毎回言ってますね、コレ。

SIDE 白銀


 少し辺りを散歩していると、主を見失ってしまった。

妖術で探知もしてみたのだが、この辺りにはもういないようだ。

 …これからどうすれば良いのだろう。 主を探すにも、当てがない。

コキアという妖精によると、主は妖精を従えているようだが、俺が話しかけても応じてはくれないだろう。


 旅にでも出ようか。 主を探すなら、それしか方法はない。


~~~~~~



 森の中をひたすら進み続けて数時間。

主はおろか、妖怪1匹見当たらない。

前の戦いで全滅してしまったのだろうか。

 ふと、一匹の妖怪の気配を感じた。気配がする方へ行ってみると、小さな崖があった。

そこには人が入れる程度の洞窟が1つ、ぽっかりと空いている。

誰か住んでいるのか、洞窟には藁が敷き詰められていた。

ふと、中から声がする。


「だれかいるの?」


洞窟から現れたのは、兎妖怪の少女。ピンクの服を着ている。

此方を見て、何か考え事をしているようだ。


「…あんた、誰?」

「俺は白銀。主を探しているところだ。」


 少女は「へぇ…」と答えた後、此方を見て暫く考え込む。

主のことについて何か知っているか、聞こうとした時。


「あんたの主なら、暫く見つからないと思うよ。暇なら、東の方へでも行ってみたら?」


 そう言い残し、少女は去っていった。 何か知っていたようだが、知らない妖怪の住処だ。罠が仕掛けられているかもしれない。 俺は言われた通り、東へ進む。 洞窟の中から、また少女の声が聞こえた。


「あれ?追って来ないの?」


 聞こえていないふりをして、俺は東へ進み続けた。


~~~~~

SIDE コキア


 ずいぶん遠くまで来た。 今私の目の前には、大きな山がある。 森の中にある滝がとても綺麗。 でも、森の中は険しく、とても進めそうにない。

 山の頂上に向かって少し飛ぶと、狼の妖怪がたくさん出てきた。 全員剣と盾を持って、此方に近づいてきている。


「そこの侵入者!止まれ!」


 どうやら山を守っているようだ。 でも、山の頂上に何があるか見てみたいので、止まらずに進む。 私の飛ぶスピードが速いのか、狼妖怪達はどこかへ行ってしまった。


 山の頂上まで、あまり時間はかからなかった。 頂上には大きい屋敷があって、屋敷の前には沢山の妖怪達が集まっていた。 近づいてみると、額に角を生やした…鬼が1対1で戦っていた。 観客も鬼だ。

 近くに降り立って、鬼の一匹に何をしているのか聞いてみた。


「ねぇ、ここで何してるの?」

「あぁ、これは…って、妖精!?」


 鬼が大声を上げると、周りにいた鬼達も皆此方を見てきた。 汚いものを見るような目をしている。 屋敷の屋根の上にいた鬼が、急に大声を上げる。


「皆!こいつは不法侵入者だ!殺せ!」


 その声と同時に、周りにいた鬼達は一斉に、私に襲い掛かってきた。


白銀が主人公になると言ったな!あれは半分嘘だ。


この小説を書いている間にまさかの10000PV、2500ユニークを達成しました。

完結するころに10000PV行ったらいいな程度に書き始めたのですがね。

まぁ、投稿ペースは不定期のままですよ…頑張ります。

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