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東方生司妖  作者: みたか
原始
1/17

1.妖精が生まれた

はじめに

この小説は、東方Projectの二次創作作品です。

作者の処女作でもあります。

駄文になるでしょうが、見ていただけると幸いです。

「彼」はどこにでもいる、普通の会社員だった。

変わらない毎日の中、突然「彼」に転機が訪れる。






--目が覚める。意識がはっきりしない中、ゆっくりと目を開ける。

 いつもなら木目の天井が見えたのだが、今日は違った。そこにあったのは、木目ではなく、どこまでも続く「黒」だった。


「なんだこれは!?」


思わずあげてしまった声は、いつもの声よりかなり高く、幼い声だった。


「ん?声が違う?」


何度聞いても、やはり幼い声は自分から発せられていた。

理解できない。昨日まではそこそこ渋い男声だったはずだ。なのに何故?

なぜこうなったか手がかりを探すため、あたりを見回す。



---上下、左右、前後。ほぼ黒だけだ。小さい光がところどころに点在している。

動かした首と腰は、かなり動かし辛い。


-少し考えてみよう。まず、高い声と動かしにくい体。これは、信じたくないが1つしか考えられない。


「…自分が幼女になった?」


相変わらず高い声で、そう呟く。

証拠に、手足は小さく、しわ一つない、白く、きれいな肌。


他に何かないか調べると、自分が身に着けているのはなぜか、スーツではなく、草の模様が書かれた白いワンピースを着ていた。靴は履いていなく、裸足だった。

背中から生えていた羽と薄い青緑色の髪を見ると、自分が人間ですらないことが分かった。


「俺は何なんだ…」


ふと、違和感を感じた。それもそのはず、自分には少しだが胸があった。Aカップくらい。


「やはり幼女なのは間違いない、か。俺は妖精にでもなったのか?」

昔見た絵本に、羽があり、髪の色が様々な妖精があった。

もしそれならば、この容姿にも納得がいく。というか、それ以外思いつかなかった。


「妖精、か…これが楽しい夢なら十分妖精ライフを満喫しようじゃないか。」

「いや、夢ではない。」


いきなり、背後から男の声がした。

振り向くとそこには、神々しい男性が立っていた。(立つ床はないのだが。)


「貴方は誰?何の用ですか?」

「儂か?儂はゼウス。又の名を全知全能神。」

「か、神様?しかも最高神、神って本当にいたのか…」

「何を言っておる?この世界(宇宙)には神しかおらんじゃろうに」

「俺は神じゃないですよ」

「分かっておる。おぬしは妖精という種族じゃ。最も、おぬしがこの世界(宇宙)の最初の妖精じゃがな。そして、これは夢ではなく、紛れもない現実じゃ。」


…俺は本当に妖精だったのか。そして、夢でもないらしい。 本当なのだろうか。


「おぬし、儂を疑ったな?」

「な、なぜ考えていることが分かったんですか?」

「言ったじゃろう?儂は全知全能。全知なら、おぬしの考えていることも、おぬしが次にすることも、すべて分かる。」


これはすごい。全知全能は嘘ではないらしい。と、いうことは俺は世界で最初の妖精か…訳が分からないことばかりだ。


「いいや、最初の妖精ではない。最初の生物じゃ。他の皆は儂が創ったのじゃが、おぬしだけは勝手に生まれた。まぁ、こうなることは最初から知っておったがな。」


ホホホ、とゼウスは笑う。考えていることが常時読まれているとは、恐るべし全知全能。

しかし、最初の生物とは俺も大物になったものだ。

最初の生物、ということはこの真っ暗な空間は宇宙なのか。ゼウスがこの世界のことを宇宙と呼んでいたが、やはりここは宇宙らしい。


「それはそうと、おぬし、儂の部下にならんか?儂は人手不足、おぬしも一人では何もできまい。」


なるべく自由に妖精ライフを楽しみたかったのだが、最高神の部下というのも悪くなさそうだ。

俺は迷うことなく了承した。


「話が早い、では早速、おぬしに任せる星を伝えよう。アテナ。」

「お呼びでしょうか」


ゼウスがアテナ、と呼ぶと、ゼウスの横に女性が現れる。


「この者に例の星を任せたい。案内してきてくれ。」

「かしこまりました。」


アテナがそう言い終えると、ゼウスはいきなり消えた。


「さぁ、行きましょうか。」



俺の新しい人生(妖生?)が始まる。



いかがでしたか?

1話あたりの文字数を少なくして/多くして

など、要望感想批判、お待ちしております。

誤字脱字などがありましたら教えていただけると幸いです。(読んでくれる人いるのかなぁ)


尚、神様転生のタグは後々関係してきますので、外しません。


それでは。

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