08.サキと破壊
ちわっす!カミリアです。
高校生です!
どーでもいいですね!
サキさん視点です!
サキはチェシャが去った後、アリスを見た。
「能力が暴走しているね、アリスたん。」
サキは呟いた。
「わるいこにはお仕置きだよっ!!!」
サキは走り出した。
サキは能力者ではなく、ただの研究者だ。
能力者でなおかつ暴走中のアリスを止められる訳が無い。
「ふふふ、なめんなよナレーター!!俺が造った能力者ロボ――その名も『0125−ディール』ちゃんだ!!」
0125−ディールはサキが造ったロボだ。
能力や家事などなんでも出来る万能ロボなのだ!!
ちなみにメイドの格好をしているのは、サキの趣味だ。
「さぁディール!アリスの足止めを頼むゾ!!」
『はい、マスター!』
「くーっ!可愛いな!!!たまらん!」
といい、パソコンをいじり始めた。
実はサキは、これでいて凄い研究者である。幼少期は『神童』と呼ばれていたが、言われた事をやるのが嫌になっていた時、アニメを見て『これだ』と思ったらしい。
腐っているがサキは天才。
そしてディールは――――。
『世界一高性能です!!!』
「ディールたん、やっちゃって!!それと可愛いよ!!」
『ま、マスター……嬉しいです♪ディールもマスター大好きです////』
サキは思わず可愛がりたくなった。そして自分がこの高性能ロボを造った、という嬉しさが込み上げた。ディールは性格、頭脳など、見た目、ほぼ人間と変わらない。
『『036−ヘルフィア』には負けません。』
ちなみに『036−ヘルフィア』とはディールと同じタイプのロボの――ツンデレタイプ―――である。
ディールは天然可愛いタイプだ。
ディールはアリスに向かって、モップを振りかざした。
「マスターの為には負けられませんっ!!」
「今の内にっ……と」
サキはパソコンを使い、アリスに起こった事を調べた。
「苦しそうになってから能力値が上昇、能力値が上がる場合は1.怒りや悲しみなどの負の感情2.最近開発したブースターにより3.…………」
「妖精に限る、能力の覚醒…?!」
3.に限り仮定、しかし97.859%の確率で起こると推定される、とパソコンに出ていた。
「抑える方法は!?」
カタカタと早打ちする。
「起こるのは能力を受け入れない、溢れた能力値の暴走…!?つまり能力値を下げる……」
『………ッあ!!!』
ディールのモノと思われる声が聞こえた。
サキが見るとディールは薙ぎ倒されている。
「ディール!!」
サキは叫ぶと左腰についている銃を抜いた。
「俺、射撃は得意なんだぜ♪」
ダンッ!
サキはアリスに向けて打つが、跳ね返される。
「ま、当たり前なんだけどネ。当たって死なれても怖いし♪」
サキは右腰のもう一つの銃を抜く。
「『対能力者銃』!!開発したてでまだ名前もついてないぜ♪」
サキは銃を構える。目指すは、アリスの脇腹。
「アリスたん……」
「君は可愛い。だけど」
「俺の最高傑作に手を出すんじゃねぇぞ!!!!」
バァンッ………。
アリスは能力で弾丸を弾けず、撃ち抜かれた。
…………はずだった。
「き、効いてない!?」
サキは唖然とした。
対能力者用の銃が彼女には効かない。
「くそっ!!なら俺の造った『拘束縄』をくらいなぁっ!!!」
ビュッ!!!
『拘束縄』がアリスに飛んでいく。
と、同時にディールが構えながら走った。
アリスが拘束されたら、ディールが殴る計画らしい。
《でも、これは……》
バキンッ!!
酷い音を起てて『拘束縄』を破壊するアリス。
自分の開発した物が壊されるのは、見ていて気分が悪い。
アリスが呟いた。
「全テヲ破壊セヨ」
音さえもしない破壊だった。
ということで(?)代理さんに頼んだ後書き。
アリス「今回もお読み頂きありがとうございます!暴走アリスです!めでたく徒立花詩人様からコメントを頂きました!」
ウサギ「おおーっしゃっ!」
チェシャ「……ありがとう……ございます……」
アリス「いろいろご指摘を頂きました〜」
ウサギ「つかさ、本編ツッコミ所ありすぎだろがっ!!!」
アリス「アタシもチェシャもサキさんもツッコめないもん」
ウサギ「本編出てぇ〜!!!」
チェシャ「…(ザマーミロ)」
ウサギ「なんかバカにされた気分だ」
アリス「ま、とにかく」
二人「「読んで下さった皆様、徒立花詩人様、ありがとうございました!!」」
チェシャ「………ありがとう」
ウサギ「…最終回みてーだな?」
アリス「ちなみに違いまーす!」