表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/12

06.アリスと研究。




こんちゃ!カミリアですよ♪



さて、まだまだ主人公がファンタジーらしく無いです!

ていうか回りがファンタジーなだけな、ファンタジーもどきです!

アリスがファンタジーになるのは、も少し後の話ですので少々おまちくださいませ。


と、いうわけでアリスはジャージに着替えた。


「まずしんちょ〜からね」

「あいっ!」





10分後。

「じゃあ次は能力検査をしまっす!!!」

「……疲れたよサキさん!」

そうアリスが言うと、チェシャが庇うように立ちはだかる。

「可愛いな可愛いな。チェシャちゃんもまぁアリスに懐いちゃって、まぁ変わったね、まぁまぁまぁ!」

サキはにこやかに言った。

「もしかして、え?G……」

バコッ!!

チェシャはチョップをした。

「にゃふっ!!」

「………」

目が怒っていた。

「あ、あははははは。じょーだんに決まってるデショ、チェシャちゃ〜ん……だからそんな怖い顔しないでぇえ!!!!」

「………………………」


「こらチェシャ!やめなよ。なんかよく分からないけれど。」

「アリスたん………」

「………(こくり)」

チェシャは頷くと、壁に寄り掛かった。

「ありがとうアリスたんっ!!そして可愛いっ!!!私の天使だよ!!!」

サキがアリスを、思い切り抱きしめようとすると、チェシャが睨みを聞かせた。

「おおう……じょーだんじょーだん……ね、チェシャちゃん……(汗)」

「………………(こく)」

何かを確かめるようにチェシャは頷いた。

「それで能力検査だっけ?」

アリスは聞いた。

「あっ、ああ、そうだよ。さああのカプセルに入れ、マイハニー!!!」

「マイハニー……。」

「…………………………(ギラッ)」

「……嘘です。すいませんでしたチェシャ様ぁあ!!!!!」




「…………(こく)」

「……何コレ?」



「じゃああのカプセルに入って、アリス」

サキが指を指したのは、人が一人入れるカプセルだった。カプセルから延びたパイプが、様々な機械に繋がれている。

「なんか……アヤシイんだけど……。」

「大丈夫、苦しくない。生きてる」

自分が証明だ、とばかりにアリスに自分を見せるチェシャ。

「うん……生ける証人がいるものね……。」

アリスはチェシャを見る。正直サキの機械の発明は壊滅的である。サキは《狂乱の機械女》との二つ名があるらしい。

皆必ず二つ名があるのか?アリスが悩んでいると、サキが笑った。

「大丈夫、コレは研究所内の人全力で取り組んだ。皆のさいこーけっさくさ!名は『能力発見君』だ!」

「ネーミングセンス無いね、サキさん」

「じゃあ『悩膂苦白険君』ならどぉ?」

「なんか物騒だ!!しかも漢字しか変わってない!!」

「まぁ名前はとにかく、性能は保障するよ」

「ホント?なんかあったらセツブンイレブソの『肉巻きキムチプリン』買ってね、サキさん」

「良いけどそれは美味しいのかい?そしてネーミングセンスも酷くないかい?」



「さ、入りな。」

「ううっ…」

アリスは躊躇いながら入った。

「…………」

チェシャがなにやら口をぱくぱく動かしている。

中からは何も聞こえない。

チェシャも悟ったのか、カプセルに自分の手を当てた。

「?」

「……………(こく)」

どうやら『安心しろ』の意味らしい。アリスは微笑んだ。

「…………!!……………!!!!!…………♪」

カプセルの中からは何やらサキさんが、顔を真っ赤にして何かを言って、チェシャがチョップをしていた。

アリスはにこりと笑った。






最後までお読み頂きありがとうございました。



ウサちゃんはしばらくお休みですね。チェシャからしたらありがたいんでしょうけど、ウサちゃんはただ一人のツッコミなので大変です…。

アリスはガンガンツッコミするタイプじゃないし、チェシャはツッコミどうこうの前に喋らないし、サキさんは完全なボケ………どうしたものでしょう?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ