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【プロットタイプ】誰でも良い

作者: 秋暁秋季
掲載日:2026/10/27

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。


注意事項2

なんだかな。

プライドが高いんだよな。諭羅って。


鏡花が私に対して何やかんやでちょっかいを出してくる事は分かっている。

何でもない事で電話を入れたり、周りが許す範囲での行儀の悪いことをしたり。

――甘えてんだよ。

知っているよ。そんな事。でも甘えられれば誰でも良いんじゃない?


何時もの様に、三人で集まって話をしていた時のこと、鏡花が話題を振った。

「旅行行くって前に話したと思うけど、何か欲しい土産とかある?」

「要らないよ」

「またまた〜。そう言って。食べて消えれば、貰って嬉しいでしょ?」

何時もの様に何でもない顔で、何でもない口調で、グイグイと押しの強さを見せる。

買って来なくても何でも良かった。別に一人で旅行に行こうが、瑠衣と行こうが、他の友人と行こうが、何だって良い。そもそも土産を期待しては居ないのだから。

「まぁいいや。出歩いていたら何かしら浮かぶでしょ。うなぎパイとか」

ただ鏡花の方が気が変わったのか、すくりと席を立った。そうして何処かへと居なくなる。

「……鏡花ってさ、甘えられれば誰でも良いんだろうね」

ふと、こんな事をボヤいていた。近くには瑠衣しか居なかった。だから恐らく、気の緩みというか、無意識下で出た言葉なのだと思う。

振られと思ったのだろう。瑠衣はただ黙って目を見開いて、此方を凝視した。其から憂う様に、ボソッと呟いた。

「お前結構自己肯定感低いよな」


諭羅と別れた後、鏡花と俺は黙って電車に揺られていた。前に座るカップルが、互いに凭れ掛かって、スマホを弄っている。

「諭羅が」

「ゆらりぃが?」

「いや、自己肯定感低いよなって」

面と向かって『甘えられるなら、誰でも良い』なんて鏡花に言ったら、即刻諭羅に電話を掛けるだろう。そうして『うるさい。ばーか』と意味もない暴言を吐くだろう。

言葉になる前に、言いたいことを言う前に、衝動として出た言葉になるだろう。らしくもなく、子供じみた言葉で。

「何を今更。だから多少強引にでも『私と貴方は友達です』みたいな証を残すんじゃん」

なんだかなぁ。

諭羅に対しては本当に、思うことしかないんだよな。


瑠衣程こざっぱりしてないし。

※昔受けた傷を除く。

鏡花程振り切っていないし。

※予期不安でおかしくなって無い時除く。


その理由って、品行方正で『ルールやマナーを守りましょう』。守ることが正義です。

みたいなプライドの高さがあるというか。


正義のヒーローは誰かの為に戦って勝って、周りに賞賛されてなんぼ。

其れが一つでも崩れると、異様に病んじゃう。

固執しちゃう。

みたいなプライドの高さがあるってか。


自己肯定感が低いんだよ。

自分が『愛されている』『必要とされている』という自覚が薄いんだよ。

一瞬でも其れを自覚した後に、好きな人(友人、家族、何でも良い)が別の人と楽しそうにしてると、

『あ、自分いらないな』

『別に自分じゃなくても良いんだよな……』

みたいなモードに入るってか。


普段はそれで割り切ってるけど、ふとした時、疑った時に、『他の人でも良い癖に』って出る。

でも素直に言えないんだよな。

プライド高いから。

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