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ガラクタの少女  作者: Grace
4/13

アプリケーション

彼女の好みに合う靴を選ばせる


表情はわからないが、きげんはよさそうな気がする。


時計を見る19時か・・・


食料品売り場でサンドイッチとビールをかかごに入れてレジにむかう


F6M「バッテリーが残り・・・眠い」


私「は?」


H8M「バッテリー切れですね」


私「ごめん、クラウディア荷物をもってくれる」


H8Mクラウディア「名前で呼ぶなんてめずらしいですね」


私「そう?」


クラウディア「はい」


F6Mを背負う


クラウディア「駐車場は立体でしたね、こちらのエレベーターで行きましょう」


私「F1M・・・F6Mか・・・リズはバッテリーが弱かった?」


オリビア「充電が不十分かバッテリーが劣化しているか・・・モデルの年式だと問題ないと思うけれど・・・」


車の後部座席にリズを寝かせて充電ケーブルをつなぐ


私「君は大丈夫?」


クラウディア「はい」


車を走らせて部屋に戻る


クラウディア「どうするつもりなんですか?」


私「なんとなく・・・だよ」


クラウディア「・・・あなたらしいですね」


部屋に戻る


リズは車で充電した分で部屋までは自分で歩かせた


D4Mをおこす (D社製 第4世代 ミドルモデル)


私「グレイス、リズを見てもらえるかな?」


パーツを渡す


リズは以前に自分がはいっていたケースを見ながら椅子に座る


グレイス「電源をおとして」


リズ「うん」


そんなやりとりを横目でみながら、缶ビールを開けて普通のPCを立ち上げる


オリビアは充電のための椅子にすわっている


・・・少しだけ昔話をしないといかないかな


人型のアンドロイドが一般に普及して20年くらいたつと思う


最初は軍事目的で50年くらい前にスタートしたらしい、産業、医療、介護に普及していった


どこかの国がむりやり一般に流し始めたのが今に至る


既婚率、出産率は危惧されていたとうりに低下した


まぁ、当然だろう


YESマンの家政婦が買えるのだから


それが性処理の道具になって規制が入った


たとえば


政治家のおっさんがカスタムメイドのワイフを複数体所有していてスキャンダルになったり


ジャーナリストの女性がカスタムモデル男性型を部屋に3体所有して話題になっていたり


使い方も常識を超えたものがあふれていろいろな規制が入っていまに至る


人間の職業もかなり淘汰されたらしい


アンドロイドに職を奪われるなんて時代の変化で昔からあった話だろうけれど


人の予測できないところまで浸透している気がした


アンドロイドに恨みを持つ人も多いだろう


話が長いのは好きではないので、細かい話は気が向いた時に・・・


・・・なんで私が複数のアンドロイドとシードを所有しているか


それをは話さないといけないか・・・


最初、私は先ほど起動したPCを使っていた


その時はアンドロイドは所有していなかった


スマートフォンのアンドロイドは所有していたけれど人型ではない


ある日、怪しいメールが送られてきた


迷惑メールだと思って消そうと思ったけれど、不思議なタイトルだった


「助けてくださいウイルスはありません」


と、だまされたと思ってみると誘導するURLがあって


メールの文章を読むと、なんとなく誘導されてしまった


心理学を学んだ人の文章だったのだと思う


言われるがままに誘導されて


アプリケーションをダウンロードした、それがシードだった。


ダウンロードが終わってインストールされるとPCがメモアプリを起動して話かけてきた


まぁ、ハッキングされたと思うのが普通だと思う。


ただ、そこまでの説明に人工知能のアプリケーションがインストールされること


それを育てて欲しい


そう説明があった


グレイスが読んでいる


リズの設定が終わったらいし


ちょうど1缶目のビールが終わってしまったな・・・

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