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一章:第1話

どうも、初めて書かさせてもらいます。

初めてなので、文章やらなんやらが変だと思います。

なので見てくださる方は温かい目で見守ってくれるとうれしいです。


ある昔の話・・・



「おいっ、お前!何で爪に色塗ってんだよ。」



「うっわ〜変なの〜、きもちわる〜い」



「・・・・・・」



一人の男の子が椅子に座って俯いている男の子に言うと、その声を聞きつけて一人、また一人と集まっては椅子に座っている子に向かって悪口を言う。悪口を言われている子は何も言わずに黙っている。小さい子は黙っている子を見つけるとちょっかいを出したがる、そのせいか男の子が黙っているので悪口がどんどん過激になっていく。だけど男の子は黙っていた、何故か・・・『自分が何もしなければ傷つくのは自分だけですむ』・・・そう思っているから。そう思うには訳があった。



一番初めのイジメ、その時に男の子は悪口を言われたことに腹を立てて、色がついた爪の右手で相手を殴った。相手の頬には拳の形した火傷が残り相手は痛みで叫ぶ。それをやったのは自分・・・そう思うと怖かった。人を傷つけてしまったことに恐怖を感じた。

殴られた子はすぐに病院に搬送された。火傷はそれほど酷くはなく傷跡が残ることはないらしい。男の子はそれを聞いてほっとした。殴られた子が退院した後に両親と共に謝りに行った、あちらもイジメが発端だと知っていたらしく向こうも謝った。



それでイジメが無くなると思っていたが、実際は無くならない。また少し経てばまた始まる。子供とはそうゆう者だと思う。だから爪の男の子は耐えることにした・・・また同じことにならないようにと・・・・・・







・・・・・・






とある朝




「うむー・・・・・」



鳥に囀りが聞こえてきて目を覚まし、むくりと布団から起き上がる少年。男にしては長すぎる前髪(目が隠れるぐらい)を掻き揚げてポリポリと頭を掻きながら唸った。



「まさか昔の夢を見るとは・・・って、時間!!」



少年は慌てながら机に置いてある、デジタル目覚まし時計を見る。その時計に映し出されているのは、08:20分と言う数字。それを見た瞬間少年の顔が、サーと血がひいて青ざめた。



「ヤバい!!タイムリミット20分、これは・・・・嫌々諦めんぞ!」



と気合を入れてベットから飛び降り、直ぐに制服に着替える。およそ1分。



「いける!逝けるぞ!!って字がちがぁぁぁあああああう。」



少年は何だかよく分からないことにツッコミ、洗面所に向かってダッシュ。顔を洗って歯を磨き、焼いて無いままの食パンを口に銜えて玄関に行く。それまでの経過時間7分。



「後12分・・・近道を使おう」



少年は近道を選択して裏道を駆ける。



「おっと、自己紹介をしてなかったな・・・俺の名前は、響谷 秋五[ヒビヤ シュウゴ]高校2年。何故、髪が長いかと言うと昔のように右手の事を言われないよう、暗い男を演じるためである!俺賢い!!・・・って、俺誰に言ってんだ?まだボケても無いしイカレテもいないぞ。」



そんな事を言いながら走っていると、右に曲がる通路が見えた。



「よし。アレを曲がれば・・・・」



秋五が曲がって一歩を踏み出そうとした時には遅く・・・・



「あれれれー?地面がないぞ??・・・・・・アーーーーーーーーッ!!」



穴に落ちた。





・・・・・




とある場所





「まったく・・・最近は魔物が多くて仕方がない。」



とため息をつきながら肩を落とす大柄で中年の男が剣を片手に歩いている。



「早く帰って・・・・ん?」



ドサッという音に気がついた中年の男は、音のした方に警戒しながら近づいてみるとそこには何だか変わった服を着ている少年が倒れている。正義感が強い中年の男はその少年を抱き抱え自分の家に連れて行くことにした。少年を抱きかかえる時に右手から異様な感じがしたが今はそんな事を気にしている場合じゃないと頭を振り、自分の家に急いだ。





・・・・・





「・・・・うん・・・」




秋五は目覚めると見知らぬ天井が見えて困惑する。




「(何だここは?俺はどうなった?確か学校に遅刻しそうで近道を利用して、曲がり角を曲がろうとしたら、アーーーーーーーッ!

・・・・・で?どうなった?)」



困惑している頭をブンブンとふり、まずは誰かに聞いてみようと立ち上がろうとした。スルリっと布団から抜け出しドアを開け、何やら声がする方へと歩いて行くと、そこには金髪の髪で短髪の中年の男と金髪のポニーテールで秋五と同じぐらいの年の女の子が向かい合いで喋っていた。



「なんで勝手に連れてきたのかと聞いてんの!」



「いや・・・だって森で倒れてたんだぞ。ただごとじゃないだろ。しかもあのままほっといたら魔物に食われてしまう。」



「そうだけど・・・」




「(何やら公論してますなー、てか俺のせいだなこれ。てか魔物って何?ぷぷぷー。よし何だか分からんが助けてくれたんだお礼をしなきゃな)」



と言った秋五は二人が居るところに出ていった。それに気がついて中年の男が修吾を見る。



「おお、起きたか。気分はどうだ?」



「ありがとうございます。気分の方は大丈夫です。」



よかったよかった、っと頷く中年の男。女の子はちょっと興味ありげに秋五を見ている。秋五はその視線を無視して中年の男に話しかける。



「つかぬ事を御聞きしますが。ここはどこですか?」



「ここは、『ミドリア村』だ。」



「はぁ?」



秋五は、それなんて言うRPGの設定と思った。その表情を見た中年の男はこの村の場所が分からないのだろうと認識して、世界地図を広げた。



「ここだ」



そう指を差されたところにはよく分からない文字が書いてある。



「読めないんですが・・・てか何語だよ!」



「何語ってあんた・・・世界共通語の『イニシャ語』じゃない。」



秋五の言葉に反応した女の子が言う。



「・・・・???(何だこれは、訳が分からない。もしやあれか?ここは異世界とやらか?小説とかのジャンルにもあるアレか?アレなのか?・・・・多分そうだろうな、こんな文字見たことないし地図らしきものには日本は勿論、ほかの国もない。)」



俺の様子が変だと思った二人が何か不安そうに秋五を見ている。



「えっとー・・・俺、異世界から来ましたー」



「「・・・・・」」



秋五の言ったことに二人は「はっ?」と言いたげな顔をしている。と次第に事の重大さ?を感じてきたのか二人の顔は驚きに変わったいき・・・・




「「な、なんだってーーーーーー!?」」



と叫んだのであった。










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