家までの坂道
初めての投稿です。
拙い作品になったかもしれないですがご容赦ください。
私はこの坂道を通るのが嫌いだ。
私の家はごく普通の家庭である。
家族との仲も悪くない、むしろ両親が私に甘い。
しかし、《何か》を一つあげるなら家の前にある木で囲まれ真昼でも薄暗い坂道だろう。
私の家はこの坂を下らないと近所の人と会うことはできない。
私は小さい頃、近所の子達と遊ぶのが大好きだった。無論たのしいことはなんでもやった。
なかでも人を驚かすのはだいのとくいだった。
ある夏の日の夜テレビで心霊現象の特番が流れた。それを見て私はこれで決まりだなと思った。
次の日、友達を集め
「夏の風物詩と言えば怪談だよ!!」
私がそう言うとみんながワッ!となった。
みんなが喜んでくれたことにその時は無邪気に嬉しかった。
「どこでするの?」
誰かが聞いてきた
「ん~、やっぱり雰囲気がいるよね」
また誰かが言った
「あっ、あそこならいんじゃない!」
その頃の私は自分が中心じゃないと嫌で、慌てて意見を言う
私が指を指したのは少しこの町から離れているが、誰も近寄らない山のほうだった。
◆◆◆◆◆◆◆◆
あと2日で私の最後の大会も終わる
私は去年の夏の中体連のあと、テニスのキャプテンを先輩からたくされた。今まで大会でろくな記録を出してなかった私には冗談としか思えなかった。
「春奈なら大丈夫だって、この間だって遅くまでひとりで練習してたじゃん。」
先輩の言葉に私はそんなことないと首を振って否定する。
先輩はそう言っているが、私にそんなつもりはない。ただみんなが上手くなっているのを必死で追いかけでるだけだ。
「後輩に教えるのだって上手じゃないか、それでこのまえ一年の新人戦で決勝まで行けたこだっているし、みんなも納得してまかせようとしているんだよ?」
そんなのもともと才能があったからでしょ!とは言えない。
「そんなに気負わなくて良いんだよ。春奈は今までどうりでいいから。だって今までの春奈のことをみんな認めてるんだから」
そこまで言われたらしかたないと、渋々キャプテンの座を譲り受けた。
「本当にできるわかりませんが先輩の期待に応えて見せます」
とかっこよくは言ってみたが――
「あぁ、もう無理だー」
窶れた顔で周りの空気が重くなるくらい悲壮感漂わせながら私は嘆く。
春奈は今登下校の道のと中にある公園のブランコに座っていた。
この一年間先輩の期待に応えるべく毎日部活のあとも残って練習していた。
だが結局同級生の子との差は縮んではくれない。最近は後輩からも
『さすが先輩です!』
『先輩みたいになりたいです!』
『すごいです先輩!』
『いつか先輩のように!』
先輩先輩!と後輩たちが人のことを気にもしないで言ってくる。
正直なところ期待されるとお腹がキリキリしてしまう。今でもしてる。考えるだけキリキリしてしまう。
「ハァァ、もうダメだ帰ろう。」
勢いよくブランコから飛び降り、気合いをいれ帰路につく。
そしてまたいつものように家の前のあの坂道を上って行く。
◆◆◆◆◆◆◆◆
子供時代、何の柵もなく自由で毎日が楽しい誰にでも一度は経験するそんな素敵な時間。
私はみんなと遊ぶことが大好きだ。
みんなの先頭に立って遊ぶことが大好きだ。
そんなは私が唯一キライなのが幽霊。無論私は子供である。その時は何の理由もなく怖がっていた。
「よし。ついた!」
私達の目の前には山の中にあるもう何年も人の手入れがしてないだろう古く汚い小屋
があった。
「早速だけど誰から語っていく?―――
―――やっと私の番ね!」
「待ってました!」
「…寒い。」
「いいぞいいぞ!ぶちかませ!」
「キャァァァァァァ!!」
それぞれ楽しんでいるようだ。若干もう私の知らない子になってしまってる子もいるが。
「もう夕方だしこれで最後にして帰ろうか」
「夏には怪談で決まりだね」
「そうだね、また暑い日にでもやろ」
「じゃあ、始めるよ?これはお母さんから聞いた話なんだけど―――
―――ふぅ、
私が語り終えるとみんな喜んだ顔をしていた。…たぶん。
「春奈恐いよ~」
すると、一番の親友である咲ちゃんが目に涙をためながら私にすり寄ってきた。
「なに泣いてんのよ?」
「だってだって~、春奈ちゃんが、いじめるんだもん」
「……」
今になって思い出したがこの子は昔から怖いものにめっぽう弱い。…人のことはあまり言えないが…。
「だ、だ、だ、大丈夫だって。」
「春奈ちゃん…声震えてるよ?」
「……」
痛いとこを突かれた。
「ねーそろそろ帰ろうよ」
「ヤバい!門限あるんだった!」
「…眠い」
「…zzz」
咲と話してると他の子達がかえりたそうにしていた。
辺りはあと10分しないで暗くなってしまうほど日が沈んでいた。
私たちは大人しく家にいる神の怒りが訪れることに諦め急いで帰った。帰りは行きの四分の一ほどで帰った。
この日私とその友達はもう絶対に夕方には帰ることを誓った。
◆◆◆◆◆◆◆◆
春奈は家の前にある坂を前にして体を震わせていた。
もう我が家が目の前だっていうのに…
春奈の目の前にはいつも通る家の前にある坂だった。
春奈が部活を遅くまでやる大きな理由でもある。ちちおやの仕事場が遠く終わるのが遅いのであの公園で待ち合わせをしているのだ。
あぁ、今日からお父さん出張なのよねー
なんでこんな時期に!
嘆いてても変わんないし走って帰れば大丈夫よね。それにスマホのライトもつけてと…。よしこれで完璧なはず!
そして春奈はクラウチングのポーズをとり全力で走り出す。
ハァ、ハァ、ハァ……
部活終わりの体に坂は酷で、家が見え始めるときには息も絶えて足が笑い始めた。
なんで…あと少しなのに…
そんな呟きとともに足を止め息を整える。
そんなときに限って嫌な音が後ろから聞こえるきがする。
これは幻聴と私たちはってはいるがどうしてもきになってしまう。
そして春奈が息を整える間にも音が近づいてくる。
その音は段々とはっきりとしたものになっていき―
――ガラガラガラ、ガラガラガラ
なにかが転がる音がした。
すると一瞬にして顔が真っ青になり、全身から汗が出た。
振り返って確認したい気持ちと今すぐ逃げ出したい気持ちがあるが体がびくともしない。
なんでなんでなんでなんでッッ?!?!
すでに春奈の思考は止めることのできないほど乱れていた。
すると刻一刻と染まる音が突然―
―ガチャンッ!!………ベチャッ!
その《何か》が止まる音が聞こえ、それからまたその《何か》から《それ》が落ちた音がした。
するとさっきまでの金縛りのようなものが解け思考も徐々にクリアになってきた。
しかしそのせいで恐怖で支配されていた心が興味という強い欲求に負けてしまった。
春奈動くようになった体を震わせながらもその後ろを振り返ってしまった。
!!!!!!!
《それ》を見ると息の苦しさも忘れ全速力で家までの道を駆けた。
翌日の朝、春奈はいつも学校に行く時間になっても部屋を出ることはなかった。
さらに翌日中学最後の大会当日、ようやく自分の部屋から出た春奈は目の下にくまを作り朝食を食べに来た。
「大丈夫?今日大会だけどほんとにでるの?」
そんな春奈の様子を見て母親が心配そうな顔で声をかける。
「…わかんない、でも、これは私が、やらないといけないことだから!」
何か覚悟のような使命のようなものを感じ母親は黙った。
すると母親は顔色の悪いと心配して車で大会会場まで送ることにした。
春奈は家の前の坂を通るとき顔を伏せ目を強くつぶった。
◆◆◆◆◆◆◆◆
ある坂の上で母親がベビーカーを押しながら降ろうとしていたんだ。
すると―――
―――キィーーーーーーー!!!!
すごい勢いで車が突進し母親だけが吹き飛ばされた。母親はとっさにベビーカーだけを押して車のコースからはずした。
しかしそこは坂のちょうど頂上、必然ベビーカーは押されたことにより勢いよく加速しながら下っていく。
そして十分なスピードか出たとき、突然何かの拍子で子供が宙に放り出され大な弧を描いて地に落ちた。
結局この親子は即死だったそうで、その車の持ち主はいまもまだ捕まっていないらしい。
そその後、そんな親子に周りの住民は悲しんで毎日そこを通るとき、お祈りするんだと。
そしたらある日犯人がその家族の父親が犯人だったと言うことがわかった。
しかしその頃にはもういなくなり行方も掴めなかったらしい。
翌日いつものように祈りに来てた人が坂からら―――
―――ガラガラガラ、ガラガラガラ…
坂の下のほうからひとりでにベビーカーが上ってきたのを見たんだと。
◆◆◆◆◆◆◆◆
試合は良い勝負になり延長戦まで言ったが3位になった。
でも、1,2は同学校の同学年の子だった。
結局あんなに頑張ってもこの様かぁ。
多少自暴自棄になりそうなのを堪えながら小さく愚痴る。
あんなこともあってか精神的に削られメンタルもやられている。
今日は父親もいないしたったこれだけの道のために母親を呼べるはずもなく、結果また1人でこの阪を上ることとなった。
今の時刻は7時45分だ
この間より遅くないよねと思いながら坂の一番下まで行く、見上げると足が竦んでしまうがここを通らないといけないで、
いくぞッ!!
気合いをいれてこの前のようにクラウチングをして走り出す。
半分…
2/3…
そのとき!!
またしても体が固まってしまった。
するとまたもや
ガラガラガラ、ガラガラガラ…
と聞こえて来た。どんどん近づいてくる音に怖がりながら待っていると、とうとう意識を手放してしまいそうになったとき、、、
ガタンッッ!
急に体が動くようになり態勢を崩しそうになった。
このままここにいたらダメだ!
そう思い急いで体を立て直し走ろうとすると、足の裾が突っ張ってしまい走ることはできなかった、石に挟まったのかと思い手だけ力任せに振り払おうとしたが―
―ベチョッ……
……え?……は?……
、、、一瞬なに!?と疑問に思ったがすぐに《それ》がなにかだと理解し春奈は絶叫した。
赤ちゃんが片手で私の裾を掴んでいた。
血まみれだ。
そう、血まみれの赤ちゃんだった。
そしてその子の頭の半分は軽くなっており右腕は申し訳程度の肉でかろうじて繋がっている。
春奈は恐怖と吐き気を催した。
全身の毛穴が開き冷や汗が出てくる。
恐慌状態になりかけたとき女性の声が聞こえた。
「こっちよー!」
春奈は助けだ!と喜びそちらを見ると白いワンピースを来た20代前半くらいの女性がいた。
しかし春奈はそれを見てもう思考を放棄した。
彼女もまた血まみれだったのだ。
頭と体が逆になっており首は何度捻ったのかわからない。全身から地が流れており腕や足は間接が増えていた。
女性は近づくと春奈の耳元で
「み~~つけた~」
ねっとりとした声で嬉しそうにそう言った。
春奈の意識はそれを聞き闇に落ちた。
◆◆◆◆◆◆◆◆
春奈はその日から帰って来ないと言う。
また春奈の父親も転勤ということを嘘だったらしく連絡が着かなくなったらしい。
まず、最後まで読んでくださり有難うございます。
思ったより長くなったのでかなり削りました。
少し内容が薄くなったかもしれません。
思い付くままに書いてしまったのでよくわからないと思います。
これからも勉強していきたいと思います。
今度はファンタジー書きたいと思います。(嘘)
まだ投稿日は未定です。




