98バカチンがッ!!!
冷たい目でことりがみのりを睨むことしばし、「はぁ。」とため息をついたと思ったらオレに笑顔を見せて、「ホンマ、困ったお姉ちゃんやね〜♪」と言っていた。
今の怒っている感じは演技で、本当は特に怒っているわけじゃなさそうだ。
その証拠にみのりも「流石ことり♪ありがと〜♪」と軽く流していた。
あざといのはやった方もやられた方もスルーするみたいだ。
突っ込まなくていいのか!?
「でもそれやったら、このまま日曜日まで預けたらええやん。行ったり来たりめんどくさい。」
「それは違うでことり!そんなことしたら金曜日と土曜日にわたしがもぐに癒されることが出来ひんやん!」
おい!
それにしてもみのりとことりで決めちゃってるけどいいのか?
普通、こういうのってお父さんとお母さんに一番最初に許可もらうんじゃ?
「それは分かるけど。」
分かるんだ!
「あっ、思い出したわ!お姉ちゃんさ、この前もぐのワクチン2回目打ちに行ったって言ってたやん?お散歩デビューっていつなん?今日は念のため抱っこで散歩連れて来たけど、もしかしてもう歩かせてもええの?」
ことり!覚えていてくれたのか!!
でも、まだ2回目なのにお散歩デビューなんて気が早いな♪それだけ楽しみだってことだよな♪ありがとーー♪
「何言うてんの?まだワクチン2回目やで?あと1回あるわ。」
「あっ3回の方なんや。じゃあまだ先やね〜。」
「どうゆうこと??」
「うちも詳しく知らんけど、先生や摂取するワクチン、多頭飼いか否かによって、2回でお散歩デビューさせる先生と、3回でお散歩デビューさせる先生がいるねんて、もぐは3回なんやね♪」
「へえ、そうなんや。」
なるほどなぁ〜。じゃなかった!
みのり!なんか忘れてない!?っていうか思い出してッ!!!
「それで?もぐはいつなん?」
「えっ?」
「だから3回目のワクチン。」
「えっとね〜。」
みのりが首を傾げて思い出そうとしてる。
「うん?」
「あ」
「どないしたん?」
「ちょっと待ってな!ちょっと待って!!!」
「う、うん。」
突然慌て出すみのりに訳が分からず、とりあえず頷くことり。
そして絞り出すように呟いた。
「にじゅういちにち。」
「は?」
「・・・だから21日」
「うっかり?故意?」
「うっかりデス。」
だんだんと低く冷たくなっていくことりの声に比例するように、みのりが片言になっていく。
「忘れてたん?」
「ワスレテマシタ。」
「そない大事なことどないしたら忘れられるねん!このバカチンがぁぁぁああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」
こうして、ことりのおかげで無事に(?)オレのワクチン接種&トリミングは思い出された。
ことり金◯先生好きなのかな?
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