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95好感度


オレは今みのりと大地と一緒に夜のドライブ中だ♪

夜のドライブって言ったら目的地はただひとつ!もう分かるよな♪



「それにしても昨日の雪は何やったんやって思うくらい積もってへんなぁ〜。」


「まあ、しゃあないやん。この辺積もったのあんまり見た事ないし。みのりは結局昨日歩いて帰ってきたんやった?」


「バス全然来うへんねんもん。頑張ったらいけるかなって思って、めっちゃ大変やったけど。でもちょっとくらい残ってもええと思わへん?」


「屋根の上に薄っすら残ってたやん。足止めくらうの嫌やから、積もらん方がええわ。」


みのりは昨日の雪が残ってなかったのが不満らしい。

この辺りは雪は降っても積もらない土地なんだな。


滑らかに走ってた車が、振動もなく止まった。


「大地くんありがとー♪」


「おう。」


みのりがオレを抱えて車を降りた。


「お姉ちゃんおかえり♪」


おぉ!ことりだーーーーーーー!!!

オレはジタバタ動いてしっぽを振りまくり、みのりの腕からジャンプしようともがいた!


「ちょッ!もぐ!危ないで!ことり、手ぇ、はよう消毒して!!」


大地に差し出されたボトルスプレーで急いで手を消毒したことりがオレを受け取る。


「よしよし、もぐえらかったなぁ〜♪」


何がえらかったのかはよく分からない。良く来たなぁとかと同じ意味なのかなぁ?


疑問に思うことはあるが、ことりにしばらく撫でられて落ち着いたオレは、大人しく抱っこされる事にした。



「・・・もぐってことちゃんに会った時と俺らが家に帰った時とテンション違うよなぁ?明らかにことちゃんと会った時の方が喜んでる気がする。」


「そうなん?」


「うん、大地くんの言う通りやわ。絶対テンション高いもん。」


3人の目がオレに集中する。


ソ、ソンナコトナイデスヨ。


犬がかかないはずの冷汗が流れた気がした。




「「ただいま〜♪」」


大地を見送った後、ことりん家にやって来た。

ことりが迎えに来たのは荷物持ちの為らしい。

たしかに何もないのにこの寒い中外で待つのは苦行でしかないよな。


「おかえりなさい。」


お母さんの声を聞いたことりが、そっとオレを下ろした。


オレは背後にいるみのりとことりをチラチラ振り返りながらお母さんに近づいていった。


しっぽはゆらりと揺れるくらいで、近寄るスピードはダッシュではなく歩く速さだ。


お母さんの足元に到着すると、お母さんが「もぐ、えらかったな。」と言ってオレをひと撫でして終わった。

やっぱり、良く来たなって意味のような気がする。


「あれ?なんか思ってたのと違う。」


と首をひねるみのり。


「お母さん相手やし、あんなもんちゃう?」


「そうなんかなぁ?」


みのりは毎日一緒にいる自分達よりも何故数回しか会ったことがない、ことりに会った時の方がオレが嬉しそうにするのか納得出来ないらしい。


その答えとしてことりが「久しぶり会ったからじゃない?」って言ったら、「じゃあ、もっと久しぶりなお母さんに会ったらどうなるの?」と言うみのりの疑問を解決するための実験だった。


でもこの実験、ことりとお母さんに対するオレの好感度が違う時点で成立しないってこと気づいてる?


お読み頂きありがとうございます♪

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