88ピンチはチャンス?
ワクチン接種をした後、みのりと大地はオレを絶対安静にした。
いや、別に全然体調悪くなってなんかないよ!?むしろ、めちゃくちゃ元気だよ!!
でも、2人は大丈夫かなぁ?大丈夫かなぁ?と心配して、朝の散歩にも連れて行ってくれなくなった。
まぁ、寒いから別にいいんだけど、なんだかなぁ〜。
気分転換できない事がこんなに辛いとは!はぁ、ため息も出ちゃうよね。
あれから数日、どうやって元気だよ♪とアピールしたら伝わるのやら・・・
皆さまアイデアの募集中!可哀想なオレのために慰めての一言も合わせてよろしくお願いしますッ!byもぐ
って何度現実逃避したことか!
だってな、遊べないって事はサークルから出してもらえないわけで、トイレとベッドで埋めつくされた部屋に軟禁だよ!軟禁!!
みのり〜。もういいでしょ!?いい加減出してくれよ!!
ピンポーン♪
えっ!誰?
みのりはいるし、大地はわざわざインターホン鳴らさないし!
「は〜い♪いらっしゃ〜い♪開いてるよ〜♪」
こんな昼間に誰だ!?
キャン、キャン!キャンキャンキャンキャンキャンキャンキャンキャンキャンキャンキャンキャンキャンキャンキャ
「もぐ、お前、誰に向かって吠えとんねんコラッ!!」
ことりでした(汗)なんで気づかなかったオレッ!!(泣)
怖すぎてしゅるんと隠れてしまったしっぽを気合いで持ち上げて、ビュンビュン振り、えっ!?吠えてませんけど!?ことりに会えて嬉しいよ♪アピールで誤魔化すッ!!
オレの生き残る道はこれしかない!!
まだジト目のことり・・・
なんとか誤魔化されてくれ!大人気ないぞことり!未成年だよ!
そうでしたね!!
しっぽを振りながら、わけわからん自問自答を繰り返していると、ジト目のままのことりが近づいてくる。
「もぐ、うちやってわからんかったから吠えたん?」
当たり前だッ!!!分かってたら吠えないよ!!なんで自ら怒られなきゃならないように仕向けるんだ!!
近づかれた事で再び隠れかかっていたしっぽを振る。悲しい事に怖すぎてさっきより高い位置には戻らなかったが、振らないよりはマシだろう!
サークルの前に膝をついて、ゆっくりことりが語りかける。
目をそらしちゃダメだ!絶対怒られる!
「それともチャイムで吠えたんか?」
口調は穏やかなのに、目が怖い!
どげんかせんといかん!!!
サークルのドアを右前足で押すようにして、早く出して!遊びたいよ!アピールをする!!
プラス!
ことりをノックアウトしたウルウル瞳の上目遣いで!
キュゥ〜ン!
「・・・しょうがないなぁ♪そんなにうちと遊びたいん?」
サークルのドアを開けて「おいで♪」と微笑むことりにダイブすると、ぎゅっと抱きしめられて「ホンマにもぐは可愛いなぁ〜♪」と甘やかしてくれた。
ふぅ、よ、よかったぁ。
あっ!サークルから出れた♪
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