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8茶髪の男


ごはんを腹いっぱい食べた午後は眠くてたまらない

素敵なお姉さんに飼ってもらうためにも必死におすわりの姿勢をキープするが

チワワ特有のデカイ頭を支えきれずに何度も転んでしまう


再び眠気のピークに負けそうになった時

茶髪の男がオレの犬舎の前にしゃがみ込み

オレの事をジッと見つめてくる


タレ目でほどよく焼けた肌はスポーツ少年がそのまま大人になった感じの印象だ

思わず見つめ合っていたら、茶髪の男が車のキーを取り出して

犬舎の前で右から左、左から右へと動かしていく


いやいや遊びませんよ?

じゃれませんよ?



………ウズウズするのでそろそろ止めてもらえませんかね?



「そのコ、今日ちょうどお店にきたところなんですよ〜♪」


誘惑に負けて再びダイブをしかけた時に、広瀬さんが茶髪の男に話しかけた


「そうなんですね。小さくて可愛いですね。」

「そうなんですよ〜♪私、久々に本当に可愛いチワワちゃんに出逢いましたよ〜♪さっきもウサギのぬいぐるみ振り回して元気いっぱいなんです♪普通はお店に来たばかりだと、雰囲気に緊張してしまっておとなしくなったり、怖がったりしてしまうんですけど、このコは違うんですよ〜♪お兄さんのこともジッと見つめて、遊んで欲しそうですよね〜♪ベンチも空いてますので、そちらで遊んであげてもらえますか?エプロンと消毒液も使いますのでお洋服も汚れませんよ〜♪」


広瀬さんいつ息つぎしたんだろう?

茶髪の男に喋る隙を与えず、断りづらい言い回しだ

って固まってる場合じゃなかった


オレは可愛い癒し系のお姉さんが良いんだ!!

気にいられないようにしなければ!!


お読み頂きありがとうございます(≧∇≦)

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