76トライやるウィーク・・・初めてのドライヤー
超吸水と名のつくごわごわした物で(断じてタオルと認めたくない)身体に付いた水分を粗方取り終わった後、オレは恐怖のトリミング台に乗せられて、首を吊られている!(あっ足はちゃんと台についてるよ!)
動きを固定されて、周囲の台に様々な機械が設置されていく。なんだコレは!?
ドライヤーといえば普通に家庭用か美容室でみるような、少しモーターの部分(?)が長めのものを想像していた。
今ならよく芸人さんが、巨大扇風機の前で上手くおでんが食べれなくても、熱いお茶が飲めなくても笑ったりしない!!・・・うん?それもどうなんだろう?本来、芸人さんは笑いを取るのが仕事であって・・・おっと思考がずれた!(汗)
と、とにかく!
まさかドライヤーがこんなに大型なんて思いもしなかったんだよッ!!
ゴロゴロとキャスター付きのドライヤーがトリミング台の横に設置されて、オレは撃たれるのか!?と疑うほどに角度をつけて調整されたと思ったら、もう1台、形が掃除機みたいなドライヤーをもってこられた!
オレのサイズでもこんなに必要なのか!?
そして何事もお尻からするものなのか、でかいドライヤーに風を当てられている。幸い芸人さんが受けるような強風ではないので、少し圧は感じるものの心地よいものだった。
ただし掃除機みたいなドライヤーが出てくるまでは!
掃除機みたいなドライヤーは、圧縮した空気をはき出すもので、身体に残った水分を吹き飛ばす効果がある!
オレにとっては音も風圧もビックリするし、なんか怖いっていう印象しかないが、北川さん曰く
「いやー。これがあるとすぐ乾くのよ♪やっぱりいいよね♪時短って♪」
らしい。
お前、時短ばっかだなッ!!
と心の中で思ったオレは悪くないと思う。
時短ドライヤーを使っても、生乾きは良くないので脇の下やら乾きにくい所は念入りに乾かされた。基準は冷たい風を送っても毛が冷たく感じなかったらオッケーらしい。
言葉で言うのは簡単でも、やはり職人技というべきか、いくら北川さんが春野さんに「ほらっ!全然違うでしょ?」と乾いた所とそうじゃない所を触らせて比べさせても、頭にクエッションマークか浮ぶばかりで、最終的には春野さんに「そんな感じがします!」と言わせてた。
女子中学生に気を使わせてどうするよ。
ドライヤーの間に綺麗に毛並みを整えられて、爪切り、耳掃除、歯垢除去をされた。
あっ!歯垢除去っていっても、犬用の歯磨きシートで拭くだけで、歯医者で歯科衛生士さんにしてもらうような、本格的な歯垢除去とかじゃないよ?
「春野さんバンダナ決まった?」
なんか嫌な予感が・・・
「うーん。もぐちゃん男の子なんですよね?やっぱり赤とか選んだら怒られるでしょうか?」
やっぱり!!
「いいと思うよ♪」
適当だな!っていうか、なんでみんな赤を選ぶんだ!?
「分かりました!これ1番小さいやつなんですけど、もぐちゃんには少し大きいですよね?」
「こうゆう場合は、三角形の1番長い辺をくるくると直角の方へ向かって巻いていくと、三角形の面積が小さくなって、ちょうどいい大きさになるんだよ♪・・・よし、出来た♪もぐちゃんお疲れ様♪春野さんもぐちゃん空いてる犬舎に入れてくれる?鍵も忘れないでね♪」
「はい!分かりました!」
こうしてオレの初めてのシャンプーコースは終わったんだけど、オレはこの羞恥拷問コースを好きになれそうになかった。
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