74トライやるウィーク・・・初めての肛門絞り
トリミング室に入ると先に受付された犬がシャンプーされたり、ブラッシングされたりしている。
春野さん以外にも女子中学生が2人いてトリマーさんの横で話を聞いてメモをしたり、犬の身体を押えたりしている。
犬は小さいとかの基準ではなさそうだ。大人しく、お利口さんが基準のようだ。その証拠にラブラドール レトリーバー 通称ラブラドール 又はラブ はものすごく大人しく、女子中学生は押えてるというよりも、触ってるだけだ。
「春野さんそこのトリミング台にもぐちゃん乗せて、動かないように支えてね♪」
「はい!分かりました!」
うん?あの首吊りみたいな紐使わないの?オレとしては嬉しいけれど・・・小さすぎるからかな?
オレは前回の爪切り&耳掃除の時より緊張が少ない。自分より緊張している人(春野さん)がいると、逆に冷静になるって本当なんだな。
すぐに北川さんが戻って来てラバーブラシで軽く身体を撫でていく。まだ幼犬だから毛も伸びてないし、もつれもないよね♪
「軽く撫でただけでも、結構抜け毛が出るんですねー。」
「そうだね♪だから自宅で普段から撫でてるだけでも違うんだよ♪そう考えると、もぐちゃんは抜け毛少ない方だね♪沢山撫でてもらえて、もぐちゃん嬉しいねぇ〜♪」
北川さんの話を聞いて春野さんも嬉しそうな顔をしてオレを撫でた。
「もぐちゃんは可愛がってもらってるんですねー♪」
ブラッシングが終わるとシンクの方へと移動する。
シンクに下されたオレを春野さんが押さえると北川さんがシャワーからお湯を出して、手でお湯の温度と勢いを確認したら、
「もぐちゃんお湯かけるね〜♪」
と声をかけてお尻の方からお湯をかけ始めた。
お尻から胴体全体、足先、頭と濡らしていく。
「もぐちゃん、細いですねー♪しかも手足長いし、可愛いし、羨ましいですー♪」
「小さい頃はみんなこんな感じだと思うけど、本当に手足長いね♪じゃあシャンプー始める前に肛門絞りします。」
「あっはい!えっと肛 門 絞 り、ですね!」
春野さんがメモを取り始めた。
肛門絞りってなんだ?
ぐいっとしっぽを持ち上げられる。
えっ?えっ?えっ?
「春野さん、肛門絞りっていうのはね。」
肛門見せながら説明しないで!北川さん!!
「肛門の周りに肛門腺と呼ばれるものがあって、その分泌液を絞り出すことだよ。その分泌液の匂いが、ワンちゃん同士が挨拶した時に、お尻を嗅ぐことで嗅いだ相手のことを教えてくれるんだよ。あっ春野さんあまり覗き込まないでね。めっちゃ臭いからかかったら大変やで!」
「はい!」
さっと離れる春野さん。
も、もう止めて、恥ずかしすぎる!
「北川さん、肛門絞りって絶対しなきゃいけないんですか?相手に自分のことを知ってもらう名刺代わりみたいな感じなんですよね?」
「絞っても全部なくなるわけじゃないし、分泌液を出さずに放っておくと肛門腺が炎症を起こして病気になるからね。」
「なるほど、だから仔犬の時からするものなんですね?どれぐらいのペースでするんですか?」
「いつからかは特に決まってないけど、生後2.3ヶ月でも溜まってるコは溜まってるし、回数としては月1くらいが理想かな。」
「そうなんですね!ありがとうございます!メモメモ」
メモを取り続ける春野さん。
「春野さん、じゃあ実際に絞ってみるからね。」
「はい!お願いします!」
もう止めてください。お願いします。(泣)
「肛門の少し下の方をつまんで、優しくゆっくりと下から肛門に向かって押し上げるように絞ります」
ピュゥーーーーーーーーチョロチョロ
お尻の穴から液体が勢いよく飛び出した!
「これが肛門絞りです。もぐちゃん溜まってましたね。」
「出ましたね・・・うっホンマに臭いですね!」
「だからシャンプーの前にするんですよ。」
「あーなるほど!ものすごく納得しました!!」
もう、やだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ(泣)
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