67防犯意識
ピーンポーン♪
「はぁ〜い!」
チャイムの音に即座にことりが反応する。
大声で叫ぶという防犯をガン無視した手段で。
ことり?ここリビングだよ?モニターはないけどドアフォンはあるよ?
現代社会において大声って、最終手段にしか感じないよ!?
「はい、は〜い!」
大声で在宅を主張するだけして、ドアフォンで相手を確認することなく、玄関へ向かうことりとついて行くオレ。
あまりの防犯意識の低さに心配になってしまう。
もしも泥棒や変質者だったらどうするの!?
あっ!ここは番犬の出番ですね!
分かってますよ!
オレ、幼犬でチワワだけどキャンキャン吠えて頑張るよ♪
なんてことにはなんないからね!?
ガチャっと玄関の扉を開けることり・・・
せめてドアスコープは覗こうよ!!
「「ただいま〜!」」
両手に買い物袋を持ったみのりとお母さんがいた。
よかった〜。
「おかえり〜♪重いの持つよ〜♪」
ことりがお母さんから買い物袋を受け取り、リビングに戻る。
そんなことりに対してお母さんから叱責がとぶ。
「ことり、近所迷惑やからドアフォンで返事しなさい!」
うんうん・・・うん?・・・そっち!?
防犯意識を注意するところじゃないの!?
「そうやでことり。わたしとお母さんやからよかったけど、知らん人やったら相手がびっくりしはるやろ?」
みのりも!?知らない人の心配なの!?
「もうすぐ帰るよってメールくれたのお姉ちゃんやん」
「あ」
おい。
結局ことりは相手が分かった上での行動だったのか。
ことりは、
「もしも違う人やったらどうすんの?」
というみのりの真っ当な主張を、
「なんかインターフォンの押し方がお姉ちゃんって感じだった。」
という第三者からはよく分からない主張で切り抜けてた。
すごいな!?
お読み頂きありがとうございます♪




