64ボールで遊ぼう♪
ポーン
ことりが投げるボールを取りに行く。
「それでこんなにボールあるんや」
「そうやねん。ちなみに今投げたテニスボールはもぐの2番目のお気に入りらしいで♪」
「そんなあんの?」
「調べたんやって。」
「調べたって何したん?」
うん、あの日は大変だった。
いきなり6個のボールを放り投げて、オレが1個のボールの元に行くと(ちなみに取ってこいは出来ない)大地が他を回収して、オレがボールを放すと回収して、また放り投げることを繰り返した。
正直オレにはあまりボールの区別がつかない。
柄的にサッカーボールは分かりやすいんだが、大きさ全部同じだし、特にバレーボールとゴルフボール!本当に何が違うの!?えっ陰影で表現されてるの?分かんないよ!!!
だいたい犬はそんな高度な技術求めないよ!!
「その調べた結果で、この3個がうちの家用になったってこと?」
「そうやねん♪順位的にはテニスボール、バスケットボール、バレーボールの順やから♪」
「じゃあ、バスケットボールとバレーボールはとりあえずしまっとくわ」
みのりとことりで同時にボールを投げて、どっちが投げた方に行くのか?というオレとしては非常に気をつかう遊びは開催されなかった。よかった。
パシューン パシューン 右!左!
パシューン パシューン 右!左!
高速で動くテニスボールを追いかけることなく、オレは向かい合って対戦してるみのりとことりの間に審判のように陣取りおすわりして目だけでテニスボールを追っていた。
「ちょ、もぐ、危ないで!!」
「もぐ、離れとき!!」
本末転倒にもほどがあるわ!!
最初はこんなはずじゃなかった。
「じゃあ、このテニスボールで遊ぼっか?」
「そうやね〜♪2人おるし向かい合わせに座ってボール転がしたらええんちゃう?」
「持ってこい覚えさせへんの?」
「くわえている所を見たことないねん。」
ことりがテニスボールをオレの顔の横に持ってきて、あぁと納得したように頷く。
「もぐじゃまだ、くわえられなさそうやね」
そして1メートル50センチほど離れて向かい合わせに座り、ことりはみのりの方へゆっくりとテニスボールを転がした。
コロコロコローーー
オレは走って追いかけみのりにたどり着く前に捕獲する♪
パチパチパチパチパチパチパチパチ
「「もぐちゃんえらいねぇ〜♪」」
みのりとことりに褒められた♪
嬉しくて撫でてもらうために近くのみのりの元に行く♪
次はみのりが転がすようだ。
「もぐ〜行くよ〜♪」
コロコロコローーー
ダッシュして捕獲!ダッシュして捕獲!を繰り返すうちにどんどんスピードが上がっていく!!
さながらエアホッケーのようだ!ゴールはないけど!!
手のひらをスマッシャーの代わりにしてテニスボール(ゴムボール犬用)を円盤がわりに対戦してる!!
しかもゴールがないから相手のミス待ちでラリーが続く!
だんだんテニスボールがバウンドするようになった!
もうこの時点で追いかけられないよね!!
最初は地面すれすれだったけど、今は空中戦の戦いになってる。
手のひらはラケットになりテニスボールは本来の役目を取り戻したようだ。
ボレー&ボレーで戦う2人を見てたら
「ちょ、もぐ、危ないで!!」
「もぐ、離れとき!!」
と邪魔者扱いされました↓
オレと遊んでくれるんじゃなかったの!?(泣)
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