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55お気に入り?


ガチャガチャ


玄関のドアが開く音がしてピクリと耳が動く。


帰ってきた!


オレはそこからジャンプして飛び下りて玄関へ続くドアの前までダッシュした♪


おかえり♪おかえり♪おかえ・・・ん?なんか変だな?


自分が今した行動に違和感を感じ、周りを見渡し、そして気づいた。


あっ!オレ、サークルに入ってなかったんだ!


背後で仰向けで眠ってる大地を見て、記憶を思い出す。


ごはんを食べてしばらくは買ってきたボールで遊んでたりしてたが(何度も複数のボールを同時に投げるから戸惑ったな)疲れてオレが伏せをして遊びたくないアピールをしたら、大地もそのあとはノートを取り出して何か書き始めて・・・気がついた時には大地が仰向けで寝てるから、大地の腹の上に移動してオレもまた寝たんだ。


家でお留守番の時は絶対サークルに入れられるから、ドアの前まで迎えに行くことに違和感が・・・


ガチャ 「ただい」 ドサッ


「・・・ッ!!もぐ!?」


一瞬浮いた!!


「もぐ!ごめんね!大丈夫!?ごめんね、もぐ〜〜〜!!!」


みのりが慌ててオレの様子を確認する。


みのり!大丈夫だよ!落ち着いて!お願いだから落ち着いて!!今!今、苦しいから!!ぎゅって抱きしめないでーーーーーーーーー!!!


「どないしたん?」


大地が目をこすりながら聞いてくる。


「ひっぐ、ドア開けたら足元にもぐがおったみたいで、蹴っ飛ばしちゃったぁぁぁ、ぅぅぅ、ごめんね、もぐぅ」


苦し、た、助けて、大地ーーーーーー!!!

キュ キュゥーーーン!!!



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「じゃあ来週の日曜日にシャンプーするんやね♪」


「うん」



大地によって助け出されてオレは今、安全地帯サークルにいる。


だいたいみのりも大げさなんだ。

ちょっと足の甲の上に乗り上げただけじゃないか。


ちなみに『ドサッ』って音は、オレが蹴っ飛ばされて落ちた時の音じゃなくて、みのりがビックリして荷物を落とした音だ。


大地になだめられて、オレが飛び跳ねながら走り回るのをみて、やっと、本当にやっと落ち着いたみのりは「今日どうだった!?」と大地に今日の出来事を話すように詰め寄った。


「それでボール6個も買ったの?無駄じゃない?」


当然の疑問だろう。


「お気に入りと洗い替え用と予備で家とみのりの実家分だから6個」


普通、洗い替え用を予備と言うんじゃないか?

みのりも同意見のようだ。


「4個でよかったんちゃう?」


「大きくなったら散歩でも使うやろうしな」


「・・・そう。でもお気に入りが決まるまで6個全部サークルに入れるの?さすがに邪魔やと思うんやけど・・・」


「大丈夫。もう調べたから」


「調べた?」

調べた?


どうやらさっきの複数同時にボールを投げる行為でオレが何のボールを何回追いかけるかでお気に入り、洗い替え用、予備を決めたらしい。


ちなみに

1位野球のボール・・・5回

2位テニスボール・・・3回

3位サッカーボール・・・2回

4位バスケットボール・・・1回

6位バレーボール・・・0回

6位ゴルフボール・・・0回

である


・・・やっぱり4個でいいと思うのはオレだけじゃないと思う。


「じゃあ1番のお気に入りは野球のボールやね♪ほら、もぐちゃ〜んボールだよ〜♪」


みのりがサークルに野球のボールを入れたついでにうさぴょんの位置を整えた。


「あっ!!うさぴょんの洗い替え用と予備とみのりの実家用買うの忘れた!!!」


いらんわッ!!!


お読み頂きありがとうございますヾ(@⌒ー⌒@)ノ

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