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30ことりん家の夜


「ただいま〜」

と遠くで声が聞こえる・・・大地・・・じゃ・・・ない?大地じゃない!?

誰だ!!


キャンキャン!キャンキャン!


暗闇の中を一筋の光に向かって走る!

誰だ!誰だ!余所者は出て行け!!


光の部屋へ入ったら

「もぐ、起きたん?お父さん帰ってきたよ〜♪」

とことりに声をかけられた


キャンキャ・・・・・えっ!?お父さん?


「なんやのもぐ、キャンキャン吠えて、怖い夢でも見たんか?」

とお母さんにもあきれたように声をかけられた


えっとぉ〜ごめんなさい(汗)


みのりと大地の生活リズムに慣れていたので気づかなかったがあの2人は朝が早い。寝るのも早い・・・


そしてこの家の生活リズムでは、今はまだ起きている時間のようだ・・・その証拠に振り返って暗い部屋を覗けば、みのりがグッスリと眠っていた



「もぐ!久しぶりやなぁ、おいでおいで〜」

お父さぁぁぁぁぁん!!

オレはお父さんに走り寄る

悪気はなかったんです!悪気はなかったんです!寝ぼけてたんです!どうか、お許しをーーー!!!(泣)


オレが元人間だからか、犬でも同じ感情を感じるのかは分からないが、罪悪感ハンパないですッ!!!(泣)



「お父さんそのへんで、ごはんですよ」

「あぁ、ありがとう」


お父さんは最後にひと撫ですると、こたつに入った


目の前には遅めの夕食とあってか、軽めの食事が用意されていた


お父さんの向かいの席に座ったことりが、おいでと呼ぶので駆け寄り抱っこしてもらう


お父さんの夕食にことりはお茶、お母さんはビールでお相伴にあずかる様だ(ちなみにお母さんはテレビの真正面というベストポジションにさりげなく座ってる(笑))



オレは普段なら寝てる時間に起きてる事が嬉しくなってきた♪

子供が大晦日に夜ふかししても怒られない時の嬉しさに似てるだろう


テレビを見て同じところで笑ったり、妙に鋭いお母さんとことりがドラマの犯人と結末を当てて、お父さんがガッカリしたり、3人にとってはいつもの夜だが、オレにとっては特別だった♪


お読み頂きありがとうございますヾ(@⌒ー⌒@)ノ

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